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北村匠海「生まれ変わったらヤドカリに」 朝ドラ後の主演映画で闇ビジネスに手を染める若者役

北村匠海
北村匠海

 俳優の北村匠海が24日、都内で行われた主演映画『愚か者の身分』(10月24日公開)完成披露試写会に出席し、生まれ変わったらなりたい自分を明かした。

【画像】北村匠海、小学生の頃から共演の綾野剛らと登壇!

 いよいよ9月26日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「あんぱん」で、主人公(今田美桜)の夫で、アンパンマンを生んだやなせたかしをモデルにしたキャラクターを演じる北村匠海。間もなく公開される『愚か者の身分』は、西尾潤の小説を原作に、貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れた3人の若者が過ごす3日間の出来事を、それぞれの視点から映し出すヒューマンドラマ。イベントには共演者の林裕太綾野剛永田琴監督も登壇した。

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 本作は第30回釜山国際映画祭コンペティション部門に選出。冒頭、本作が同映画祭で上映された際の映像が紹介されると、北村は「初のコンペに自分たちが立てるのは感慨深かったです。初の国際映画祭で、焼肉を食べに行ったりもできました」と嬉しそうに韓国での思い出を回顧する。

 映画のキャッチコピーである「生まれ変わるんだ」にちなんで「生まれ変わったらなりたいもの」がトークのお題に挙がると、北村は「ヤドカリ」と回答し、綾野から「可愛い」のリアクション。北村は「役者ってヤドカリじゃないですか。こないだヤドカリを見ていて思ったんです。センスのいいヤドカリもいれば、いい宿を探すのが下手な、不器用なヤドカリもいる。そういうのを見てて、すごくいいなって。昔はイルカになりたいって言っていたんですけど、生まれ変わったらヤドカリになりたい。おしゃれな家を探したい」と話した。

 また、北村は小学生の頃から共演してきたという綾野との演技を振り返り、「剛さんが相手でよかったなって思いました」としみじみ。「書かれているセリフの間を相槌だったりで、二人で埋めるような作業だったんですけど、綾野さんがサインを出してくれて、それに乗っかっていく感じで演技ができました」と綾野を信頼して演技ができたと話す。そして「振り返れば最初に共演したのが、小学生の頃。それからしばらくして『幽☆遊☆白書 』で再会して、その映画ではずっと戦い続けて顔も見たくないって思ったのを覚えています……」とかつての共演作を回顧。綾野も「今度は普通にお芝居できる役で再会したいねって話していたんです」と笑顔を見せる。

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 綾野は本作の北村について「匠海とのシーンは、人としてもシンパシーを感じていたので、声を聞くだけで通じるものがありました。(思い切り感情をぶつける)フルスイングの仕方が僕と近いと感じました。共演していて安心感や信頼感がありました」と話す。

 林も北村を「かっこいいんです」とため息まじりに憧れを口にし、「僕が寿司食べたいとか言ったら連れて行ってくれるんです。深夜まで一緒にいて、電車がなくなったらタクシーを呼んで、『裕太これで帰りな』って。先輩として本当にかっこいい」と絶賛。北村は「先輩面したかったんです」と照れくさそうだった。(取材・文:名鹿祥史)

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