EXILE TAKAHIRO、令和版「赤影」で6年ぶり&2度目の織田信長役!高倉健さん寄贈のジムで魂注入

EXILE TAKAHIROが、伝説のヒーロー時代劇を新たにドラマ化した「仮面の忍者 赤影」(10月26日深夜0時10分スタート、テレビ朝日系※一部地域を除く)で、主人公たちが仕える天下人・織田信長役を務めることが明らかになった。都内で行われた囲み取材会に出席したTAKAHIROは「きっとまた6年後にも3回目の織田信長を……信長万博みたいな感じで、6年越しにやっていけたら」とジョークを交えて心境を語った。取材会には、主演の佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、共演の木村慧人(FANTASTICS)と加藤諒も来場した。
三池崇史を総監督に迎えた本作は、1967年から1年にわたって放送された伝説の時代劇「仮面の忍者 赤影」を令和で再び映像化した特撮アクション。忍術バトル、怪獣、UFOなどなんでもありのファンタジー時代劇は、「スーパー戦隊」シリーズをはじめとした現在の特撮ヒーローシリーズの元祖とも言われている。
TAKAHIROにとっては、2019年の映画『3人の信長』以来、6年ぶりの俳優業となるが、奇しくも6年前も織田信長を演じていた。「本当に縁があるというのも、おこがましいんですけど、6年前も信長役を務めさせていただいて、こうやって今回も織田信長として生きることができた。きっとまた6年後にも3回目の織田信長を……信長万博みたいな感じで、6年越しにやっていけたら」と笑いながら語る。
司会者からは、本作に挑む上で、TAKAHIROが東映撮影所にある高倉健さん寄贈のジムを使い倒していたという事実が明かされた。その言葉に笑顔でうなずいたTAKAHIROは「楽屋にいる時間より長かった。撮影が始まる前や終わった後など、空き時間ができたらすぐにジムに行って走ったり、トレーニングをしていました。多分、出演者の中では誰よりも使わせていただいたかなと思うんですけど、(ジムにある)たくさんの高倉さんのポスターに見守っていただきながら、魂を注入していただいて、トレーニングをしていました」と説明する。
そのトレーニングがもたらすものとして、「やはり織田信長は背中で語るような存在でもあるので、広背筋をしっかりと鍛えて、背中を大きく見せるようにしています。そこは視覚的にも、物理的にも広くしていきたいなと思ったので、話が進むごとにどんどん背中が大きくなっていく……」と冗談めかし、会場を沸かせた。
主人公・赤影を演じる佐藤にとって、先輩のTAKAHIROはどんな存在なのだろうか。「僕、TAKAHIROさんが本当に大好きなんです!」と目を輝かせながら語る佐藤は、「TAKAHIROさんがいるだけで笑いも絶えないですし、太陽みたいな存在の方なので。スタッフさんも『TAKAHIROさんだ!』という感じで。キラキラオーラみたいな感じになっていて。うらやましいなと思って見てました」と明かす。
さらに「僕が初めてゴールデンのドラマに出させていただいたのはTAKAHIROさんの主演作だったんです」と続けた佐藤。「その時は本当に毎日ついていくのに必死で、クランクアップのときに泣いてしまったんです。だからこうやって改めてTAKAHIROさんとご一緒させていただけるのが本当にうれしいんです。自分もここまで来たかと思って。共演しているシーンは少なかったんですけど、ワンシーンワンシーン、かみ締めながら楽しく撮影させていただきました」と感慨深げに語ると、TAKAHIROが「その割にはあまり話してくれないんですよ。カメラが回ってないところで、たくさんコミュニケーションが取れるかなと思って。すごくこの作品に入るのを楽しみにしてたんですけど、意外とあっさりしてて」と佐藤をいじりはじめ、ドッと沸いた会場内。その言葉に佐藤も思わずタジタジとなっていたが、そんな佐藤に対して「でも頼もしい座長でしたよ」と温かなまなざしを向けるTAKAHIROだった。
さらに、TAKAHIROは本作の信長像として「僕の勝手な印象なんですけど、オリジナル版の信長さんはあまり活躍をしないので。どこかで信長の説得力を足していけたらなと思いましたし、織田信長自身が強い存在でありたいなと。今回は意外とアクションシーンも多いんですけど、そこは本当に迫力を見せたいなと思って。しっかりとやらせていただいております」と力を込める。
「織田信長という役は、追求すればするほど深みがあるんです。どこか狂気じみた恐ろしさがあるのですが、その裏には揺るがない平和を願う優しさがあったり、いろんな表情を持ってる役どころだと思います。今回は物語を運ぶにあたっての中心人物なので、優しさも感じていただけるようなシーンもたくさんあります。ただ基本的には迫力を感じていただけたらと思い、いろいろと努力をしていますが、先ほども言いました通り、高倉健さんの魂を注入しながら筋トレをしているので、物理的にも大きくなってきて。僕なりの織田信長をつくりあげていきたいと思っています」と意気込んでいた。(取材・文:壬生智裕)


