綾野剛の“男の色気”が滲む!R18+映画『星と月は天の穴』アザービジュアル&新場面写真公開

綾野剛が主演する映画『星と月は天の穴』(12月19日公開、R18+)より、写真家・野村佐紀子が撮影したアザービジュアルと新場面写真5点が解禁された。
【画像】綾野剛の色気がヤバい…!『星と月は天の穴』アザービジュアル&新場面写真
本作は、離婚経験から女性を愛することを恐れる一方、愛されたい願望をこじらせる40代小説家・矢添克二の日常を、エロティシズムとペーソスを織り交ぜて綴る物語。主人公の小説家・矢添克二を演じるのは綾野。妻に逃げられた傷を引きずり、誰にも知られたくない自身の“秘密”にコンプレックスを抱え、恋愛に尻込みしている矢添は、娼婦の千枝子(田中麗奈)と身体を重ねる日々を送る。しかし、画廊で運命的に出会った大学生・瀬川紀子(咲耶)との奇妙な情事へと至り、彼の日常と心が揺らぎ始める。
共演には、矢添のなじみの娼婦・千枝子役の田中、新星の咲耶に加え、柄本佑、宮下順子ら実力派俳優陣が脇を固める。監督・脚本は、『Wの悲劇』などでキネマ旬報脚本賞を最多受賞した脚本家・荒井晴彦。長年の念願だった吉行淳之介の同名小説を映画化し、舞台となる1969年という日本の激動期を背景に、一人の男の私的な物語を映し出す。時代の空気や質感をスクリーンに転写したいという荒井監督の意図から、本編は全編モノクロで撮影されている。
今回解禁されたのは、荒井監督の過去作品でもタッグを組んできた写真家・野村が撮影したアザービジュアルと新場面写真。アザービジュアルは、自宅マンションから公園のブランコを漕ぐ紀子を見下ろす矢添の姿を、濃密な空気感とともに写し出す。場面写真には、憂いの表情でタバコをくゆらせる矢添の姿を捉えたカットが含まれ、これは原作者の吉行を彷彿とさせ、綾野がこれまで見せたことのない“男の色気”を醸し出す。また、布団の上で女性の影に照らされる矢添のカットは、女性を愛することを恐れながらも求めてしまう主人公の繊細な心情を表現。解禁されたモノクロームの濃密な写真は、エロスと死の陰影に満ちた世界観で、本作の魅力を際立たせている。(加賀美光希)


