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BE:FIRST・JUNONキャスティングの理由は?劇映画デビュー作『WIND BREAKER』で“狂犬”役

『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』よりJUNON演じる杉下京太郎
『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』よりJUNON演じる杉下京太郎 - (C)にいさとる/講談社 (C)2025「WIND BREAKER」製作委員会

 ダンス&ボーカルグループ・BE:FIRSTJUNONが、にいさとるの人気漫画を実写化する映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(12月5日公開)で本格演技初挑戦、初の劇映画出演を果たす。類まれな美しいハイトーンボイスを持ち、先ごろBE:FIRSTのデビュー4周年を記念した初のベストアルバム「BE:ST」がリリースされたことも話題だが、そんなJUNONがこれまで全く異なる顔を見せているのが本作だ。演じるのは“狂犬”と恐れられる高校生。キャスティングの理由について、加茂義隆プロデューサーが語った。

【画像】BE:FIRST・JUNONが激変!

 本作は、2021年にマガジンポケットで連載が開始され、4年で世界累計発行部数1000万部を突破した同名漫画を原作とした青春映画。「全国書店員が選んだおすすめコミック 2022」を受賞し、2024年にテレビアニメ化された人気タイトルだ。不良の巣窟と恐れられる風鈴高校のてっぺんを目指す孤独な高校生・桜遥(水上恒司)が、そこで街を守る正義の不良集団として活躍する「防風鈴」の存在に戸惑ううちに、敵対する「獅子頭連」との戦いに巻き込まれていく。JUNONが演じるのは、風鈴高校の1年生で防風鈴のメンバーである杉下京太郎。寡黙で防風鈴総代の梅宮(上杉柊平)を崇拝しており、梅宮が彼の生きる理由と言っても過言ではない。梅宮が危機に陥ったり侮辱されると手に付けられないほど感情を高ぶらせ、怒らせたらヤバい奴として周囲から狂犬と恐れられている。

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 そんな杉下役にJUNONを起用した理由について加茂Pは、「まず、萩原健太郎監督をはじめプロデューサー陣が、音楽アーティストとしてBE:FIRSTに注目しており、JUNONさんの持つ優しく柔らかなイメージとは対照的な“狂犬”杉下を演じていただくことで、既視感のない新鮮な印象を与え、大きな話題になると考え、オファーさせていただきました」と語る。また、杉下役は「高身長であること」が必須条件だったため、メンバーの中でも特に背の高いJUNON(※183.7cm)はまさに適任だったといい、従来のイメージとは真逆のキャラクターを演じるギャップも狙いの一つだったと明かす。

 対して、JUNONはどんな反応だったのか。所属事務所(BMSG)を通じて出演オファーした際には「私たちは当初、マネージャーさんとやり取りをさせていただいておりましたが、その際に“こういう役を待っていました!”と、とても喜んでくださったのが印象的でした。後日、マネージャーさんを通じて、JUNONさんご本人も“ぜひチャレンジしたい”とおっしゃっていると伺い、私たちもご一緒できることを心から嬉しく思いました」と加茂Pは当時を振り返る。

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 杉下は、長髪でゆらりゆらりとした歩き方が特徴。ビジュアルを含めたアプローチについて「原作の杉下の髪型や衣裳については、私たちも多くの研究と試行錯誤を重ねた」とスタッフの努力をふまえながら、JUNONの役との向き合い方に感銘を受けたという。「しかし、実写映画として作品を作り上げていくうえでは、髪型や衣裳といった外見的な要素にとどまらず、人間としての佇まいや息遣い、そして“狂犬”のような獰猛さに至るまで、JUNONさんが真摯に役と向き合ってくださったことが非常に大きな意味を持っていたと感じています。萩原監督とも何度も議論を重ねながら、原作の杉下へのリスペクトを大切にしつつ、実写作品としての杉下像を常に模索し、丁寧に創り上げてくださいました」

 初演技にして、アクロバティックなアクションシーンにも挑んだJUNON。サッカーで培った身体能力、BE:FIRSTのメンバーとしてハイレベルのダンスをこなしてきたとあって、加茂Pを「しびれた」と言わしめるほどの出来栄え。加茂Pは「とにかく「かっこいい!」と思いました。口数の少ないキャラクターでありながら、本編終盤で感情が爆発し、暴れまわる姿には思わずしびれました。静と動のギャップが非常に印象的で、強烈な存在感を放っていました」と絶賛する。

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 10月20日に行われたキックオフイベントでは主演の水上をはじめ、木戸大聖綱啓永ら共演者と仲睦まじいトークを繰り広げていたが、撮影現場ではどんな様子だったのか。BE:FIRSTを生んだオーディション番組「THE FIRST」でもJUNONの前向きな姿勢をプロデューサーのSKY-HIが高く評価していたが、本作でも同様だったようで加茂Pは「ご本人は“緊張しています”とおっしゃっていましたが、私たちからはそのようには見えず、むしろ集中とリラックスをうまくコントロールされている印象を受けました。また、共演者やスタッフとも垣根なくコミュニケーションを取られていて、お芝居だけでなく“現場全体”から多くのことを吸収しようという、前向きで真摯な姿勢が強く感じられました」とJUNONの意欲を高く評価している。

 JUNONのファン、あるいはこれから映画を観る人に向けてJUNONの注目ポイントを尋ねると、加茂Pは「終盤のアクションシーン」を挙げ、「特に観ていただきたいです! “怒らせてはいけない男を怒らせると、こうなるんだ”と……。今年一番スカッとするアクションシーンをJUNONさんが全力で演じてくださいました。杉下の熱い師弟愛にご注目ください!」と呼び掛けた。(編集部・石井百合子)

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