新原泰佑「ちょっとだけエスパー」桜介(ディーン・フジオカ)の息子役で登場「愛していただければ」

大泉洋主演、野木亜紀子脚本のテレビ朝日系・連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」(毎週火曜よる9:00~9:54)に、俳優の新原泰佑が出演することが4日、発表された。今夜放送の第3話から、新キャラクター・紫苑(しおん)役で登場する。
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野木の完全オリジナル脚本で描く本作は、人生ドン底のサラリーマン・文太(大泉)が、“ちょっとだけエスパー”となり、世界を救う仕事を任される“ジャパニーズ・ヒーロードラマ”。触れている相手の心が読める能力に目覚めた文太は、自分を夫と思い込む女性・四季(宮崎あおい※崎は「たつさき」)と暮らしながら、仲間たちと共に、世界を救うためのさまざまなミッションに挑む。
新原は、TBS系・日曜劇場「御上先生」(2025)で松坂桃李演じる主人公の亡き兄を演じ、現在放送中のドラマ「25時、赤坂で Season2」も話題を呼ぶ若手俳優。「ちょっとだけエスパー」で演じる紫苑は、“花咲か系エスパー”・桜介(ディーン・フジオカ)の息子だ。
桜介は、ミッション中に何度となく「花咲かせとく?」と仲間たちに尋ねるものの、「今はいい」「今咲かせて何の意味が?」と罵倒され続けて役立たず扱いのチャラくて“おバカ”なムードメーカー。第3話では、そんな彼の衝撃的な過去が明かされる。
新原は、親子を演じるディーンの印象を「気さくで、ファンキーで、フリーダムで、色気爆発!」と絶賛し、すっかりその魅力にはまっている様子。初対面時について「『今日さ、筋トレしてさ、足が小鹿みたいにプルプルしているんだよね』という話から始まりました(笑)。そのときに僕は、ディーンさんの寛大さというか、草原のように広いところに立っているような懐の深い方なんだろうなと感じて、すごくお話しやすかったです」と振り返っている。
自身が演じる紫苑について、新原は「語りたいことがたくさんあるんですが、ネタバレになっちゃうので、ぜひ本編を見ていただいて」と詳細は伏せ「皆さんに紫苑を愛していただければなと思っております」と語っている。
第3話では、文太たちが「爆発で人が死ぬのを止める」という物騒なミッションに挑戦。しかもその場所は、縁日でにぎわう神社で、タイムリミットまであとわずか。浴衣姿で神社に駆けつける文太たちが、街の人々を救うために奮闘する。新原泰佑のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
新原泰佑(紫苑・役)
ーー本作に出演が決まった際のお気持ちは?
こんな豪華な座組に自分が入らせていただけるなんて本当なのかな……と信じられないような気持ちでした。そして社会問題にちょっと風刺のようなものを随所に散りばめていく、ある種“エンタメのあり方”を提示しているような野木さんの脚本がすごく好きなんです。この作品にもそういう解放や救いのようなものがあるなと感じたので、お話をいただいて本当にうれしかったです。
あと僕は「水曜どうでしょう」が大好きなので、大泉さんとご一緒できるのもうれしかったです!
ーー父親役のディーン・フジオカさんの印象は?
僕は「ユーリ!!! on ICE」(2016年)というアニメが大好きなんですが、そのオープニング曲「History Maker」をディーンさんが歌ってらっしゃるんですよ。“こんなに美しい曲を奏でる人がいるんだ!”と思いながら聴いていたので、声の印象がすごく強かったです。実際はどんな方なんだろうと思っていたら、本当に気さくで、ファンキーで、フリーダムで、色気爆発! 初手で撃ち抜かれた感じでした(笑)。
クランクインがディーンさんとのシーンだったんですが、「初めまして」とごあいさつをさせていただいた瞬間、「いやさ、今日さ、朝さ、筋トレしてさ。そしたらさ、ほんとさ、小鹿みたいにさ、足がプルプルしているんだよね、今」っておっしゃって(笑)。そのときに僕は、ディーンさんの寛大さというか、草原のように広いところに立っているような懐の深い方なんだろうなと感じて、すごくお話しやすかったです。
ーー第3話にはサッカーやお祭りのシーンが登場します。撮影時のエピソードをお聞かせください
僕はサッカーの経験がないので、撮影当日にサッカー部員役の皆さんに「僕にサッカーを教えてください!」という新入部員みたいな感じでごあいさつしました。みんなは18歳、19歳とかなんですが、和気あいあいと撮影することができました。待ち時間もサッカー部のみんなと友だちみたいにずっとしゃべっていて、すっかり仲良くなっちゃいました。
そして僕はお祭りが大好きなので、撮影も超楽しみました。そしたら撮影終わりに、おじさんがチョコバナナを1本くださったんですよ。たぶん僕が物欲しそうに見ていたんでしょうね(笑)。すごくうれしくて、思わず「大事にします!」と言ったら、「いや、いま食べなよ!」って(笑)。
ーーもしエスパーになれるとしたら、どんな力が欲しいですか?
僕は甘いものやお酒など、とにかく食べたり飲んだりするのがすごく好きなので、いくら食べても太らない、体型が変わらない能力があったらいいなと思います。しかも自分の体重を自由自在に増減できたら役作りにも使えそうですよね。そんな都合のいい能力があればいいのに…と、いつも思っています。
ーー視聴者の皆さんにメッセージをお願いします
今夜、紫苑が初登場します。彼はすごく純真無垢で無邪気。そんな彼の“無邪気と無知がゆえの恐ろしさ”というようなものをどう描くか、監督とディスカッションしながら作っています。それがこの作品のどういうアクセントになるのか…、そして紫苑という名前をつけてくれた桜介との関係性や、紫苑という存在に込められたメッセージ性みたいなものも、楽しみにしていただきたいです。
個人的に紫苑は大好きなキャラクターなので、この役をいただけてほんとに幸せです。精いっぱい演じております。語りたいことがたくさんあるんですが、ネタバレになっちゃうので、ぜひ本編を見ていただいて…。皆さんに紫苑を愛していただければなと思っております。どうぞ、この先もお楽しみに!
「ちょっとだけエスパー」第3話あらすじ
ちょっとだけ心の声が聞こえるエスパーになった文太(大泉洋)は、その能力を維持するEカプセルを兆(岡田将生)から受け取るため、桜介(ディーン・フジオカ)と「ノナマーレ」へ。そこで桜介に実は息子がいると知ることに。さらに円寂(高畑淳子)や半蔵(宇野祥平)それぞれが抱える秘密も徐々に知ることになり…。
一方、悲惨な事故で夫を亡くしたショックから、文太を“本当の夫”だと思い込んでいる四季(宮崎あおい)との生活にも、慣れ始める文太。「ヒーローの恋はアイドル以上にあってはならない」と警告されながらも、四季との距離が近づいていく。
そんな中、新たなミッションが届く。なんとそれは【爆発で人が死ぬのを止める】という、いつになく物騒なミッション。しかもその場所は、お祭りで人がにぎわう神社で…!?
はたして、エスパーたちはちょっとだけの力を発揮して、人々を救うことができるのか…!


