坂口健太郎が「血と汗と涙の作品」と語る『盤上の向日葵』特別インタビュー映像公開

「孤狼の血」の柚月裕子による同名小説を坂口健太郎主演で実写化した映画『盤上の向日葵』(公開中)から、坂口や渡辺謙をはじめとする豪華俳優陣のインタビュー特別映像が公開された。
本作は、身元不明の白骨死体が発見され、容疑者となった天才棋士・上条桂介(坂口)を捜査するうちに、賭け将棋で裏社会に生きた男・東明重慶(渡辺)の存在が浮かび上がり、やがて桂介の過酷な生い立ちが明らかになるヒューマンミステリー。監督・脚本は『隣人X -疑惑の彼女-』『ユリゴコロ』などの熊澤尚人が務める。
公開された特別映像には、坂口、渡辺のほか、佐々木蔵之介、土屋太鳳、高杉真宙、音尾琢真、柄本明、渡辺いっけい、木村多江、小日向文世らが一挙登場し、それぞれの役柄や作品への想いを語っている。坂口は、この作品を「まさに、血と汗と涙の作品」と熱く表現している。自身が演じる桂介については、「痛みを伴う男の子」と説明し、渡辺演じる真剣師・東明との関係を「逃れられない。ある種の愛情」と述べている。渡辺は原作者の柚月からかけられた「生き切ってほしい」という言葉を受け、「とにかく出てくる人間すべてが善とか悪ではなくて、生き切ってほしい。痛みも苦しみも喜びも、全部ひっくるめて生き切ってほしい」と力強いメッセージを残している。また坂口は、登場人物たちが「みんなそれぞれ傷や色んな事を抱えているだろうし、そうじゃないと生きていけないんだろうなって」と話し、観客にも共感できる普遍的な感情が詰まっていることを伝えている。(加賀美光希)


