芳根京子×高橋海人『君の顔では泣けない』入れ替わったまま15年…本心ぶつけあう二人の結末は ファイナル予告公開
芳根京子と高橋海人(King & Prince)の初共演で、作家・君嶋彼方のデビュー作を実写映画化する『君の顔では泣けない』の“ファイナル予告”とビジュアルが公開された。(※高橋海人の「高」は「はしごだか」が正式表記)。
本作は、2021年9月に発売された君嶋の同名デビュー小説の映画化作品。高校1年生の時、プールに一緒に落ちたことがきっかけで心と体が入れ替わってしまった坂平陸と水村まなみ。入れ替わったことを秘密にして、いつか戻れると信じた二人は、そのまま高校卒業と進学、就職、結婚、親との別れなどを経験し、やがて15年の月日が流れる。
ファイナル予告は、夜のプールを前にした陸(芳根)とまなみ(高橋)のバックショットから始まる。風が吹く音や虫の鳴き声にふたりの深呼吸が入り混じる意味深なカットの後、「15年前、俺たちの体は入れ替わった」「そして、今に至るまで一度も体は元に戻っていない」という陸の台詞。入れ替わりを秘密にしたまま歩んできた時間を振り返るように、15歳から30歳までの出来事が紡がれていく。

30歳になり、元に戻る方法がわかったかもしれないという状況で、大きく揺らいでいくふたりの感情。「今の俺たちが戻りたいって思うのって、身勝手なんじゃないかな」と漏らす陸に、「自分の本当の姿を取り戻すことのなにが悪いの?」と訴えるまなみ。お互いに本心をぶつけあう二人は、どんな未来を選ぶのか。“入れ替わりもの”のコミカルなイメージを覆す、切なく、そしてリアルな思いを映し出す。
新たなビジュアルには、「でも“僕”が生きるこの人生は」「本当は“君”のものだからー」と、陸(芳根)とまなみ(高橋)、それぞれ二つのビジュアルがひとつになって完成するコピーが添えられている。さらに、運命が変わる場所となるプールで笑顔を見せる二人の姿も。「入れ替わったのが水村で良かったと思った」「私も今、同じこと言おうと思ってた」というやり取りが、ふたりの15年に及ぶ、唯一無二の関係性を表現している。
高校生時代の陸とまなみを演じるのは、西川愛莉と武市尚士。また、中沢元紀、前原滉、林裕太がそれぞれ入れ替わるふたりに密接に関わるキーパーソンを演じ、大塚寧々、赤堀雅秋、片岡礼子、山中崇が陸とまなみの両親役として物語を支える。監督は『決戦は日曜日』(2022)、『金髪』(2025)の坂下雄一郎。
映画『君の顔では泣けない』は11月14日より全国公開


