ADVERTISEMENT

中島健人、NHKドラマ初主演 魔性のフェロモン店長役「ついにその路線のオファーが来たのか」

NHKドラマ初出演&初主演の中島健人
NHKドラマ初出演&初主演の中島健人

 俳優・アーティストの中島健人が、2026年春スタート予定のNHKドラマ「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」(全10話)で主演を務めることが決定した。コンビニを舞台に繰り広げられるハートフルでミステリアスなヒューマンコメディーで、中島は魔性のフェロモンの持ち主であるコンビニ店長・志波三彦(しば・みつひこ)を演じる。中島のNHKドラマ出演および主演は、今作が初となる。

【画像】色気ダダ漏れ…中島健人、ハリウッド俳優と夢の共演

 舞台は、福岡県北九州市の門司港。かつて、海外の玄関口として栄えた港町で、今もその時代の風情を残すレトロな街並みが魅力的な風光明美な観光地だ。また、全国に5万5千店舗以上、年間に延べ16億人以上が利用しているコンビニエンスストア(コンビニ)は、今や地域を支えるライフラインの一つを担っている。

ADVERTISEMENT

 九州に展開するコンビニチェーン「テンダネス」門司港こがね村店に勤務する志波三彦(中島)は、勤勉なうえに老若男女をとりこにする魔性のフェロモンだだ漏れ店長。おかげで、テンダネス全店舗の中でも売り上げはいつもトップクラス。門司港こがね村店は高齢者マンションの1階部分にあり、マンションの婦人会は、今や三彦のファンクラブである後援会を組織している。

 パートの中尾光莉は、三彦のモテッぷりに興味津々。かつて漫画家を目指した腕前を振るい、WEB漫画「フェロ店長(※フェロモン店長の略)の不埒(ふらち)日記」を執筆すると、まさかの大バズリ。ヒットチャート上位の常連となり、光莉はテンダネスのパートとして真面目に働きつつ、漫画のネタは逃さない。

 そしてもう一人、店長の他に光莉の関心を引く人物がいた。いつも軽トラで乗りつけ、山盛りの弁当や食料を購入し、イートインコーナーで完食。背中には「なんでも野郎」のロゴ入りの緑のつなぎを着た謎の男だ。髪はボサボサ無精ひげ、野性味あふれるその風貌に、光莉はフェロ店長以上にネタの鉱脈を感じる。ある日、常連客が自宅で倒れる事件が起こると、光莉はフェロモン店長とワイルド野郎が兄弟であるという究極の秘密を知ってしまう。

ADVERTISEMENT

 町田そのこによる原作を読んだ中島は、「まず惹かれたのは、“フェロモン店長”という言葉。正直、最初は『アイドルとしてセクシーで売っていたら、ついにその路線のオファーが来たのか』と思いました(笑)。でもこの作品の“フェロモン”は、見た目の色気ではなく、人を包み込む優しさのことだと感じています」とアイドルらしく力説。「門司港の海風のように少し塩気のある人間味と、誰かの心を溶かすような温もり。その両方を持つ男を、全身で感じながら演じられるようにしっかりミツに向き合いたいと思います。小さなコンビニから生まれる大きなテンダネス(優しさ)を、ぜひ感じてください。そして初のNHKドラマなので、とても楽しみです。日本全国の皆様にこのドラマを楽しんでいただけるように頑張ります。撮影後はフェロモンマックスかもしれませんが、よろしくです」と呼びかけた。

 脚本はドラマ「正直不動産」や連続テレビ小説「おむすび」などで知られる根本ノンジが執筆する。中島、町田、根本、制作統括を務める山本敏彦のコメントは以下の通り。(編集部・倉本拓弥)

中島健人(主人公・志波三彦役)

 ドラマ「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」で、志波三彦を演じます。原作を読んでまず惹かれたのは、“フェロモン店長”という言葉。正直、最初は「アイドルとしてセクシーで売っていたら、ついにその路線のオファーが来たのか」と思いました(笑)。でもこの作品の“フェロモン”は、見た目の色気ではなく、人を包み込む優しさのことだと感じています。

 門司港の海風のように少し塩気のある人間味と、誰かの心を溶かすような温もり。その両方を持つ男を、全身で感じながら演じられるようにしっかりミツに向き合いたいと思います。小さなコンビニから生まれる大きなテンダネス(優しさ)を、ぜひ感じてください。

ADVERTISEMENT

 そして初のNHKドラマなので、とても楽しみです。日本全国の皆様にこのドラマを楽しんでいただけるように頑張ります。

 撮影後はフェロモンマックスかもしれませんが、よろしくです。

町田そのこ (原作)

 地元北九州市の名所である門司港の美しさと、人々の営みの愛おしさを、誰しもが身近であるコンビニエンスストアを通じて描きたいと思い、この「コンビニ兄弟」を書き始めました。担当氏と「どんなコンビニだったら毎日通う?」と楽しい想像を巡らせたものです。そんな本作は、いまでは私の作家人生の半分以上を彩っています。思い入れの深い作品が、今回これ以上ない素晴らしい方たちにドラマ化していただけることになり、「嬉しい!」以外の言葉が出てきません。

 フェロモン店長と呼ばれる志波三彦ーーミツを中島健人さんが演じてくださいます。実は私の中で、ミツは妖精的な存在でした。書いておきながら、現実に実在するはずがないファンタジーだと思っていたのです。ですが中島さんが演じてくださると知ったとたん、ミツがこの世に生きる生身の男性になりました。私がこれまで見ようとしていなかったミツのバックボーンが鮮やかに見え、ミツの物語が溢れるように生まれました。稀有な体験だったと思います。

ADVERTISEMENT

 中島さんだけではなく、今後たくさんの俳優さんたちが、スタッフさんたちが、同じような経験をさせてくれるに違いありません。根本ノンジさんの脚本は特に楽しみです。想像するだけで嬉しすぎます。そして、ドラマに恥じない「コンビニ兄弟」を今後も書かなければと、いまからやる気をいただいております。どうぞ、たくさんの方に愛されますように!

根本ノンジ (脚本)

 町田そのこさん原作の「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」は、人の優しさと希望を静かに描いた心温まる物語です。そんな素敵な原作の世界観を、映像作品としてより豊かに表現できるよう、映像化チーム一同心掛けて取り組みます。ドラマ化にあたり「あなたの居場所はここにある」をテーマとして描きたいと思いました。職場や家庭、学校など、自分が所属しているはずの場所からはみ出してしまった人たちが、そっと寄り添い合う場所。そんなぬくもりを持つコンビニが舞台。そこには誰かを否定することなく、黙って話を聞いてくれる人がいて、時にあたたかいごはんで人を元気づけてくれる人がいる。舞台となる港町・門司港は、古き良き街並みと潮風が調和する美しい場所です。私自身、実際に足を運び、人々の優しさや温かさに心惹かれました。このドラマを見た方々が、それぞれの居場所について、家族や大切な人と改めて語り合うきっかけになる作品になることを願い、心を込めて脚本を書きたいと思います。

山本敏彦 (制作統括・NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー)

 原作者の町田そのこさんと初めて会った日、福岡県北九州市門司港を舞台にした小説を書いていらっしゃることを知りました。既に4巻まで刊行され、日本だけでなくアジアでも人気のある作品、それが、「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」でした。

 原作を読んだとき、このイケメン店長って誰? と、悩みましたが、ある鉄道のCMを思い出しました。歌手としてソロ活動を開始! 演技もセクシー! 表現者として最高の時期を迎えた王子様! といえば、ケンティーこと中島健人さんしかありえませんでした。また、読めば読むほど人間味あふれる原作を託せる脚本家は、「正直不動産」で苦楽を共にした根本ノンジさん一択でした。ついに、ドリームチームが実現しました。

ADVERTISEMENT

 ドラマの舞台は、門司港にある架空のコンビニチェーン店「テンダネス」。その雇われ店長の志波三彦(中島健人・通称ミツ)は、老若男女からモテモテの超イケメン。なぜ、そんなイケメンが門司港に?! なぜ、コンビニの店長を?! どうしてそこまでコンビニの仕事が好きなのか?! それらが、この物語の大きなミステリーです。

 そして、このドラマにはもう一人、キーパーソンがいます。ワイルドで男気あふれる「なんでも野郎」のツギ(二彦)です! 彼はミツとは全く違う言動をしますが、神がかり的な感覚を武器にさまざまな難問を解決する手助けをしてくれる頼れる男です。

 今や、人間交差点ともいえるコンビニを舞台に、自分の居場所がないと悩む人たちや、将来に不安を持つ人たちの道しるべとなるような、そっと心に寄り添えるドラマシリーズになるよう最高の仲間たちと制作していきます。どうぞ、ご期待ください。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT