「あんたが」おにハラがトレンド入り 試練に見舞われる勝男に同情続々

谷口菜津子の漫画を夏帆と竹内涼真のダブル主演で実写化するTBS火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(毎週火曜よる10時~)の2日放送・第9話では勝男(竹内涼真)が職場で試練に見舞われることとなり、“おにハラ”がXのトレンド上位にランクインする反響を呼んだ(※ネタばれあり。9話の詳細に触れています)。
第9話では、鮎美(夏帆)が太平(楽駆)のバーでメキシカン風春巻きを来場者に振る舞い、有名フードプロデューサーから店を出さないかと誘われる一方、勝男は職場で新プロジェクトのリーダーに抜擢……! されたはいいものの、勝男がプロジェクトでタッグを組むことになった事業戦略部の柳沢は仕事よりプライベート優先で、仕事熱心な勝男とはまったくそりが合わない。見かねた上司・高田(平原テツ)が“コミュニケーション不足”“飲みに誘ってみては?”と助言するも、それがあだとなり、勝男は出勤停止を命じられるハメに。
トレンド入りした“おにハラ”とは、勝男が柳沢に手作りのおにぎりを勧めたこと。柳沢と歩み寄ろうと努力する勝男だったが、事態は好転するどころか柳沢からパワハラを訴えられる始末。「嫌がっているにもかかわらず無理やり飲みに誘われた」うえに「無理やりおにぎりを勧められた」とのこと。勝男は「そんなことしていない」と潔白を訴え、高田は理解しながらも「価値観っていつの間にか変わってるだろう。それについていくだけで必死。もしその価値観についていけなくなったら俺達みたいな人間は切り捨てられるのかなって」とため息。
この一部始終を観ていた視聴者は「おにハラ?は?」「ちゃんと事情聞きなよ」「会社どうなってるの」「嫌な世の中になったな…」「あまりに理不尽すぎる」「これがモンスター後輩ってやつか」「勝男頑張れ」と勝男に同情。一方で「まじに後輩の指導ってムズいよな」と我が事のように感じ入る声も多く見られた。
一方、鮎美は有名フードプロデューサーが言うままに会社を辞めて店を開く準備を着々と進めていたが、視聴者の嫌な予感は的中。詐欺に遭い、すべてを失った。しかし、ひょんなことからバッタリ顔を合わせた鮎美と勝男は互いに最悪な状況を共有することで距離が縮まり、SNSでは「一緒に店を開く未来」もあるのではとの予想が浮上。さらに、勝男が意を決してある行動に出たことから「よく言った!」「えええ!」「絶対復縁しろよ」とエールが続々寄せられた。
なお、“サスペンダー”とあだ名をつけられた憎まれ役・柳沢を演じたのは、「仮面ライダーリバイス」(ジョージ・狩崎役)や朝ドラ「あんぱん」で非業の死を遂げる岩男役で注目を浴びた濱尾ノリタカ。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では歌舞伎役者・市川門之助を好演。にいさとるの人気漫画を実写化する映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』が今週末に公開される。
ドラマは次週9日で最終回を迎え、拡大スペシャルとして放送される。(石川友里恵)


