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久石譲がハリウッド映画に初参加!大ファンの監督は「夢のようなこと」

コゴナダ監督、マーゴット・ロビー、コリン・ファレル
コゴナダ監督、マーゴット・ロビー、コリン・ファレル

 コリン・ファレルマーゴット・ロビーがW主演を務め、久石譲がハリウッド映画音楽デビューを飾った映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』が公開中だ。メガホンを取ったコゴナダ監督がインタビューに応じ、久石とのタッグは「夢のようなことだった」と笑顔で振り返った。

【画像】マーゴット・ロビーの透けてるドレスがすごい

 本作は友人の結婚式で出会った男女が不思議なレンタカーのカーナビに導かれ、<人生で一番やり直したい日>へと通じるドアを通り抜けていく姿を描いたファンタジックなヒューマンドラマ。“最悪な思い出”から“最高の愛”を見つけるためのふたりの時空旅行が、魔法のように美しくどこか懐かしい久石のメロディーとともにつづられていく。

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 宮崎駿監督がスタジオジブリの映画でやっていることが、本作をインスパイアしたとコゴナダ監督は語る。「『ハウルの動く城』にもドアが出てきますし、本当に興味深い感動的なロマンスがあります。宮崎監督が素晴らしくうまいのは、ファンタジーの世界と本物の人間の感情を融合させることです。それは、いつだってはっきり言葉にするのは難しいような深い人間の感情です。そんな深い人間の感情こそ、僕たちがこのファンタジックな映画で捉えたかったものなんです」

ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行
カルシファーTシャツを着たコゴナダ監督

 撮影準備段階でもそのことについてよく話していたものの、まさか数々の名曲で宮崎監督作を支えてきた久石が本作の作曲家になってくれるとは、想像すらしていなかったという。「ですが、彼の代理人から『彼は参加に前向きだ』と電話があり、僕としては『もちろん! 明日にでもお願いします!』という感じでした(笑)」

 「僕は彼のことを本当に信頼しています。彼のすべての音楽と、彼が映画の世界に与える深みの大ファンなんです。彼の音楽はほとんど“独自の世界”と言っていいほどなので、すぐに映画のとてもラフなカットを観てもらい、彼の解釈で音楽を作り上げてもらいました。彼の貢献は驚くべきもので、この映画に予想もしなかった深みを加えてくれました。本当にすてきで美しいです」

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 出来上がった音楽を最初に聴いた時のことを振り返り、「信じられなかったです。本当に」と笑みをこぼしたコゴナダ監督。「それは一人のアーティストに、僕の映画を彼の目を通して見てもらえるということなわけです。彼は僕が見なかったものを、そこに見るかもしれない。それはつまりコミュニケーションのようなもので、彼の音楽が、彼がこの映画をどう体験したかを伝えてくれているんです。それは深い洞察に満ちていて、だからこそ本当に、本当に(制作の)助けになりました」と久石の貢献に感謝していた。

 また、最近、自身の2人の子供たちと宮崎駿監督作を第1作から最新作まで見直したというコゴナダ監督。「僕には2人の息子がいるのですが、ちょうどいい年齢になった頃に『となりのトトロ』を見せたら大好きになったんです。それで『宮崎さんの映画を最初から最後まで全部観よう!』と決めて、3人でそうしました。映画ファンとして宮崎さんのことはずっと知っていたし、観てもいましたが、この最近の息子たちとの鑑賞体験でより深い意味を感じられました。息子たちの目を通して再鑑賞したことで、より深い経験ができたんです」と明かしていた。(編集部・市川遥)

映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』は公開中

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