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ヨーロッパ企画上田誠、長編映画監督デビュー!伊藤万理華・井之脇海W主演『君は映画』 2026年劇場公開【コメント全文あり】

『君は映画』ティザービジュアル
『君は映画』ティザービジュアル - (C) ヨーロッパ企画/トリウッド 2025

 『ドロステのはてで僕ら』や『リバー、流れないでよ』などの脚本を務めてきたヨーロッパ企画代表の上田誠が、満を持して長編映画監督デビューを果たす『君は映画』が、2026年に劇場公開されることが決定した。

【画像】ヨーロッパ企画上田誠、長編映画監督デビュー!『君は映画』フォトギャラリー

 本作は、ヨーロッパ企画と下北沢の映画館・トリウッドがタッグを組んだ「下北沢青春ギミック映画」。下北沢にある実在のビル「シェルボ下北沢」を舞台に、2階の映画館・トリウッドを中心に物語が展開する。劇作家のマドカ(伊藤万理華)とバンドマンのカズマ(井之脇海)がそれぞれ映画を観に行くと、互いの出来事がスクリーンに映し出されるというありえない“構造”が生まれる。二人はその構造を利用して周囲で発生する問題の解決に奔走するが、事態は次第に超展開へともつれ込んでいく。

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 ダブル主演を務める伊藤万理華は、上田監督と3度目のタッグ。監督の分身とも言うべきキャラクターを好演し、「こんなことがしたかった!を上田さんとこのチームでご一緒できたこと、とても幸せでした」と語る。同じく主演の井之脇海は、「おそらく映画史上でも前例のない撮影方法に挑みました。その複雑な構造に、全員で試行錯誤しながら向き合った時間は、映画愛に満ちていて、改めて『映画作りが好きだ』と強く感じました」と撮影を振り返った。

 共演には、石田剛太金丸慎太郎酒井善史角田貴志諏訪雅土佐和成永野宗典藤谷理子らヨーロッパ企画のメンバーが集結している。

 劇場公開決定に合わせて、写真家・濱田英明が撮影したティザービジュアルも公開された。トリウッドの館内で映画を観ている二人の姿に「なにこの構造。」というコピーが添えられている。あわせて解禁されたメイキング映像には、ヨーロッパ企画のメンバーが「初めての映画体験になる」と興奮気味に語る様子が収められている。

 上田監督は「魔法のように素敵なキャストとスタッフが集まってくれて、まったく魔法じゃないアナログなやり方で、あるギミック撮影にチャレンジしました」「僕らは映画だし君も映画です。映画を観て、映画に観られてください」と本作の斬新な構造を匂わせるコメントを寄せている。

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 映画『君は映画』は、2026年全国公開。上田監督、主演の伊藤・井之脇のコメント全文は以下の通り。

上田誠(監督・脚本)

はじめて映画を撮りました。ずいぶんひねりました。映画側もはじめてだったでしょう。
普段は劇団をやっていて劇作家ですが、いつか映画を撮るかも、という気持ちと、それをすると人生の間尺が足りなくなるなあ、という両方の思いを持っていました。でも自分しか撮らない種類の映画があるなあ、それを撮らずに終わるのはどうなんだ、とか。
つまり撮りたくてしょうがなかったので、エイヤで初監督しました。
ほんとにエイヤで、企画の立ち上げから撮影まで4か月足らずでした。
考えすぎるよりもこのくらいがちょうどいいや、と思って踏み切りましたが、実際慌ただしく、脚本から準備までひとときも止まらずやりました。無理かもと思いました。
魔法のように素敵なキャストとスタッフが集まってくれて、まったく魔法じゃないアナログなやり方で、あるギミック撮影にチャレンジしました。ロケ地であるミニシアター・下北沢トリウッドさんと、その両隣のお店・グッドヘブンズさんと三日月ロックさん、そして階下の古着屋・CHICAGOさんの全面協力が不可欠でした。下北沢の一角を舞台にした、またとないギミック映画ができました。劇団ならではの映画になったし、実際に今回は劇団のことを描いてもいます。かたやバンドの物語でもありますが。
ずいぶん野心的な構造であり撮影でして、全身で乗っかってくださった伊藤万理華さん・井之脇海さんはじめ、キャスト・スタッフの皆様には、感謝が大きすぎてどうしたらいいかわかりません。1カットごとに拍手が沸き起こる、全員映画初めてかな、くらいの熱狂でした。
つまりは青春映画であり映画青春です。僕らは映画だし君も映画です。映画を観て、映画に観られてください。

伊藤万理華(マドカ役)

上田さんが映画を撮られるというお話を聞いて楽しみにしていたら出演のお話をいただき驚きました!
舞台の現場を通して宇宙を巡り、絆が深まってきたところだったと思います。
『君は映画』は初体験といっても過言ではない挑戦的な技法をたくさん取り入れています。
頭をフル回転させ、この撮影現場に関われることの喜びを噛み締めながら励みました。
こんなことがしたかった!を上田さんとこのチームでご一緒できたこと、とても幸せでした。
ぜひ映画館で観ていただきたいです。

井之脇海(カズマ役)

見たことのない構造の映画ができました!
今回は、おそらく映画史上でも前例のない撮影方法に挑みました。
その複雑な構造に、全員で試行錯誤しながら向き合った時間は、映画愛に満ちていて、改めて「映画作りが好きだ」と強く感じました。上田誠さんをはじめとする最高の座組に、心から感謝しています。
この作品は SF & コメディであると同時に、“映画を愛するすべての人へのエール” になっていると思います。
ぜひ映画館で、受け取っていただけたら嬉しいです。

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