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佐藤健、“脱独身”宣言 『るろ剣』キャストの前で「また集まる時は僕も仲間に…」

グランドフィナーレにサプライズ登場した佐藤健
グランドフィナーレにサプライズ登場した佐藤健

 実写映画『るろうに剣心』シリーズで主演を務めた佐藤健が23日、丸の内ピカデリーで行われた「ワーナー・ブラザース映画ファンフェスティバル」のグランドフィナーレに出席。2012年の1作目公開から13年という歳月で変ったこと、変わらないことをしみじみ語った。この日は、『るろうに剣心』で共演した武井咲青木崇高土屋太鳳、監督の大友啓史、アクション監督の谷垣健治も登壇した。

【動画】 佐藤健、結婚宣言!?舞台あいさつの様子

 2025年12月31日をもって、100年に渡る日本での劇場配給業務を終了する事となったワーナー ブラザース ジャパン合同会社が、これまでワーナー映画を愛してくれたファンに向け行っているメモリアルイベント「ワーナー・ブラザース映画ファンフェスティバル」。そのグランドフィナーレには、これまで5シリーズが製作され、多くのファンを魅了した実写版『るろうに剣心』のキャスト、監督が登壇することに。

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 主人公・緋村剣心を演じた佐藤は、満員に埋め尽くされた会場に登場すると「こうやってまたみんなで集まれることが嬉しい。一気に当時の記憶が蘇ってきます。先ほど裏で話していましたが、みんな変わっていないので安心してください」とあいさつし、「劇場にもこうしてたくさんの方が集まってくれて嬉しいです。作品が長く愛されているんだと感じます」としみじみ。

 第1弾公開時は「シリーズが5作も続くなんて、まったく想像できなかった。その日を生き延びるのが精いっぱいだった。未来を考える余裕なんてなかった」という佐藤。「アクションが格好悪かったら役者を辞める」と言っていたことについて「いまも俳優を続けられていて良かった」と発言し、会場を笑わせた。

 当時の発言に対して佐藤は「原作が大好きで、これを実写化するなんてどういうことなんだというファン目線だった。その時、谷垣さんのアクションチームが説明に来て、動画を見せられたんです。見たことがないクオリティーだった。これだったら実現可能かもと思ったんです」と説明する。

 1作目当時を「漫画やアニメの実写化は試行錯誤していた時代だった。誰も正解を持っていなかった」と振り返った佐藤。その中で、大友監督が「リアルに落とし込む」と言い続け、活路を見出した。佐藤は「結果的に、こういうアクションもの、ヒーローものの唯一の正解なのかもと実感できたんです」と本作の意義を述べていた。

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 佐藤は続けて、「アクションを作ってから台本を作れば、僕らはもっとすごいことができます」とさらなる進化の可能性を強調。そして「またこのメンバーで何かをやりましょう」と提案すると、大友監督も「やるか。身体は動く」と追随。佐藤は「動く、動く、全然大丈夫です」と発言すると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。

 以前と変わらないメンバーたちの姿がある一方で、司会者から「この10年以上のなかで、佐藤さん以外はみなさん結婚されました」と変化を告げられると、佐藤は「本当、そうなんですよ」としみじみ同意する。続けて佐藤は「僕はどうしたらいいですかね?」と発言して会場を笑いに包み込むと、武井は「どうしたいんですか?」と問う。佐藤は「またみんなで集まるときに、僕も仲間に入れるようにしたいですね」と意気込むと、会場からは「嫌だー」という声が。

 その声に、佐藤は苦笑いを浮かべると「こうして集まったとき、どこを見渡しても『夜泣きが……』って盛り上がっている。すごく疎外感があり、孤独だなと思うんです」とこぼすと「どうせなら僕も入れる話題で盛り上がってほしいです」と注文を出していた。

 実写版『るろうに剣心』シリーズは、[和月伸宏による漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」を、大河ドラマ「龍馬伝」などの大友監督が実写映画化。シリーズ5作に渡り、圧倒的なスケールで描かれたアクションは、日本のみならず世界中で多くのファンを生み、世界100か国以上で配給、世界50以上の国際映画祭に出品され絶賛。国内累計興行収入は194億円を突破し、ワーナー・ブラザース映画を象徴する邦画となった。(磯部正和)

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