「火星の女王」スペシャルエディション放送 49分×6話に再編集

スリ・リン、菅田将暉ら国際色豊かなキャストが集結したNHKドラマ「火星の女王」を再編集したスペシャルエディションが、2026年度にNHKBSとBS4Kで放送されることが明らかになった。
放送100年を機に展開する「宇宙・未来プロジェクト」の一環として制作された本作は、「地図と拳」で直木賞を受賞した小川哲の小説を原作とするSFドラマ。火星に10万人が移住した100年後の世界を舞台に、未知の力を持った謎の物体が現れたことで新たな時代が動き出すさまを描く。脚本を、アニメ「けいおん!」や「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズの吉田玲子が、演出を「きれいのくに」(2021)、「17才の帝国」(2022)などの西村武五郎らが務める。音楽は坂東祐大、yuma yamaguch。
生まれつき視覚障害がある主人公・リリ-E1102を、オーディションで抜擢された台湾出身のスリ・リンが演じるほか、同じく台湾からサンディ・チャン、韓国からシム・ウンギョン、ナイジェリアからデイェミ・オカンラウォンが出演。日本から菅田将暉、岸井ゆきの、菅原小春、宮沢氷魚、UA、鈴木亮平、松岡茉優、宮沢りえ、吉岡秀隆らが名を連ね、多国籍の俳優が集結した。
総合では1話89分×3本だったが、再編集版では1話49分×6本の構成となる。(石川友里恵)


