『サタンタンゴ』『ニーチェの馬』ハンガリーの名匠タル・ベーラ監督が70歳で死去

映画『サタンタンゴ』(1994)、『倫敦(ロンドン)から来た男』(2007)などを手掛けたハンガリーの映画監督タル・ベーラさんが、1月6日に長い闘病の末に亡くなったと、ヨーロッパ映画アカデミーが公式サイトを通じて発表した。70歳だった。
1955年にハンガリーのペーチに生まれたタル・ベーラ監督は、16歳からアマチュア映画の製作をスタートし、ハンガリーのスタジオで長編デビュー作となる『ファミリー・ネスト』(1977)を制作。造船所の作業員などを経てブダペストの映画芸術アカデミーに入学し、1982年に卒業。『アウトサイダー』(1981)、『ダムネーション/天罰』(1988)などを発表し、1994年に7時間18分に及ぶ長編『サタンタンゴ』を発表。同作は2019年に日本でも劇場公開された。
その後も『ヴェルクマイスター・ハーモニー』(2000)、『倫敦(ロンドン)から来た男』などを手掛け、2011年に発表した『ニーチェの馬』で第61回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員大賞)と国際批評家連盟賞を受賞した。同作を最後に映画監督から引退した後は、映画学校film.factoryの設立など後進の育成に務め、『鉱 ARAGANE』『セノーテ』などの小田香監督や『LAMB/ラム』(2021)のヴァルディマル・ヨハンソン監督などを輩出した。


