戸田恵梨香「似ても似つかない」細木数子役に不安も 監督「最後の15分、震えて観た」

俳優の戸田恵梨香が27日、東京ミッドタウンで行われたNetflixラインナップ発表会「Next on Netflix 2026」内のNetflixシリーズ「地獄に堕ちるわよ」パネルトークに瀧本智行監督、岡野真紀子エグゼクティブプロデューサーと共に出席。戸田は、自身へのオファーに「どうしちゃったんだろう」と驚きがあったことを明かしていた。
【トークノーカット】戸田恵梨香「地獄に堕ちるわよ」トークの模様
「地獄に堕ちるわよ」は、メディアを自在に操り国民を熱狂させた、日本一有名な占い師・細木数子の半生を描いた物語。戸田は、欲望のためには手段を選ばず、それでも人を強く惹きつけずにはいられない細木の波乱万丈な人生を演じている。
実在の細木とは似ても似つかない戸田。自身もオファーがあった際「どうしちゃったんだろう」と驚きを隠せなかったそうで「体格ももちろんそうですし、年齢やキャラクターなど、すべてにおいて私には似ても似つかない女性だと思ったんです。まさかそんな人を演じるなんて思いもしませんでしたし、どの時代を描くんだろうという疑問もあった。とにかく不安になった」と率直に述べる。
そのなかで、岡野プロデューサーの「細木数子さんの喋り方や体格などを真似しなくていい。戸田さんが思うそのままで演じてくれればいい」という言葉に背中を押されたという戸田は「第1話の脚本を読んだら『これほど面白い本はない』というぐらい魅了されました。真似をしなくてもいいんだったら、無責任にこの話に乗ってみようかなという思いでやらせてもらいました」とオファーを受けた理由を述べていた。
瀧本監督も、作品解禁の際「細木数子が大嫌いだった」とコメントしていが「亡くなった方の悪口をあまり言いたくはないのですが、控えめに言って“嫌いな方”だったので、実は2回お断りしたんです」と裏話を明かすと、こちらも岡野プロデューサーから「そういう人が撮った方が、絶対に面白いものになる」という言葉をもらい「豚も煽てりゃ木に登るじゃありませんが、そんなものかなと思って挑戦してみようかと思った」と述べていた。
初めは乗り気ではなかった二人が作り上げた本作。瀧本監督は「先日完成したばかりの最終回を観たのですが、最後の15分、我ながら震えて観た」と、戸田でなければ成り立たないほどの出来だったというと、まだ決定稿ではない最終回の脚本を読んだ戸田が「監督、プロデューサー、このシナリオでいいんですか? 最終回がこれでいいんですか? これで終わっていいんですか? あなた方はこのドラマを通じて何を訴えたいんですか?」と熱弁したことを明かす。
戸田は「そんな言い方しましたっけ?」と苦笑しつつ「1人の人生をお芝居で追えるというのは、朝ドラや大河ドラマのような世界観しかないと思っていたのですが、このような機会をいただいて、もう一度1人の人生を生きさせてもらって“本当に生きたな”という実感がすごくありました」と晴れやかな表情をみせ「台本上では本当は泣いてはいけないところで涙が出てきたり、すごく嬉しくなったり……。自分が今、細木数子を演じているのか、戸田恵梨香自身として泣いているのか、どこにいるのか分からなくなるような感覚があって。楽しい人生を生きられたなという贅沢な時間でした」と撮影を振り返っていた。(磯部正和)


