斎藤工、はるな愛の涙に「作品が生まれた理由」実感 Netflix映画『This is I』実在の医師役で出演

俳優の斎藤工が27日、東京ミッドタウンで行われた「Next on Netflix 2026」内のNetflix映画『This is I』パネルトークに、松本優作監督、佐藤善宏プロデューサーと共に出席し、作品に込められた思いを語った。
はるな愛の半生が“エア”ミュージカルに!Netflix映画『This is I』キャラクタービジュアル
『This is I』は、“エアあやや”に代表されるキュートなパフォーマンスと底抜けに明るいキャラクターで愛されるタレント・はるな愛の半生をつづった物語。アイドルを夢見る少年と一人の医師の運命的な出会い、そして愛に満ちた人々の絆の物語を1980~1990年代ヒットソングとダンスと共に描く“エア”ミュージカルだ。
本作で、主人公・アイ(望月春希)が運命の出会いを果たす医師・和田耕治を演じる斎藤。オファーを受けたとき「僕自身、和田先生のことは不勉強で存じ上げていなかったのですが、はるな愛さんと和田先生の掛け算による化学反応、この年代を題材にしていること、松本監督のファンでもあり、本当に新たな映画が生み出されるじゃないかという期待が大きかったんです」と振り返る。
また斎藤は「和田先生の著書『ペニスカッター』という、当初はそのタイトルで企画が動いていたように記憶しています。Netflixさんという母体があって、強く鋭利な、そしてその奥にしっかりと社会的な意味を持った、今生まれるべき作品のプロジェクトなんだなと。自分が今までNetflixさんで関わらせていただいた作品の中でも、その世相と未来に向けた作品というものに出会わせていただいたので、とても楽しみでした」と期待を胸に作品に臨んだという。
メガホンを取ったのは1980~90年代を知らない松本監督。斎藤は「当時をどの年齢ですごしているか、肌感覚で知っているかということ以上に、ディレクターの目線でどうこの作品を形にするかという時に、時として“同時代性”というものが邪魔をするものも大いにあるなと思っています」と松本監督の若さに期待が大きかったというと「松本さんのジャーナリズムだったり、ディレクターの根底にあるものというのは、多分この作品に限らず、どの時代のどんなテーマ性なものも“松本印”に素晴らしく昇華してくださるんじゃないかなということを、今回ご一緒して改めて確信しました」と笑顔で語っていた。
オーディションで選出されたアイ役の望月について、斎藤は「Netflixの様々な作品でもそうですし、それ以外の映画やドラマでもそうなのですが、そこで生まれる“ライジングスター”という、その人自身が作品を包み込み、宿る光になるという奇跡みたいなものが、もしかしたらこの作品にしかない輝きとしてあるなと感じるぐらいすごく眩しかった」と感想を述べると「僕にとっても望月さんと対峙してお芝居をする上で“この人との出会いが自分の人生のターニングポイントだった”と思えるような瞬間がありました」と出会いに感謝していた。
劇中には、松田聖子、山下久美子、中森明菜、プリンセス プリンセス、チェッカーズ、TRF、杏里、松浦亜弥、渡辺美里など往年の名曲が作品を彩る。斎藤は「映画とかドラマの半分以上の要素、印象は、音楽で決まるなと思っているんです」と語ると「平成のものもありますが、この昭和のラインナップと松本作品がどのような掛け算になるのか楽しみでしたし、素晴らしかった」と満足そうな表情を浮かべていた。
斎藤は「完成したものを、はるな愛さんと、愛さんのお母様、そして和田先生のご家族と一緒に観させていただいて。観終わった後にお二人とも涙をされて、抱き合っていたんですね。もうそれが、僕は一つこの作品の生まれた理由であり、ゴールでもあるなと思ったんです」としみじみ語ると「全世界に届ける前に、一番届くべき人たちに届いたんじゃないかなと思っております。この作品は、はるな愛さんの物語であると同時に、はるな愛さんを救う、夢を救う、夢を支えることが夢になった和田耕治という男性の物語でもありますので、皆さんの心の奥に届くこと、願っております」とメッセージを送っていた。(磯部正和)


