【ネタバレ】「相棒」ラストに震撼 右京の“宿敵”復活の匂わせ「遂に来たか」

連続ドラマ「相棒season24」(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時~)の第17話「惡の芽」が、25日に放送された。漫画原作者の死と、それに関連した亀山薫(寺脇康文)襲撃事件の捜査に乗り出した杉下右京(水谷豊)と薫の特命係は、怪しい容疑者たちが入り組んだ謎に挑む。そしてその裏には、驚くべき疑惑が隠されていた……。「犯人の自分勝手さに『はぁ?』となった。薫ちゃん殺そうとしたし」「言い訳ばっかり…。 最悪な人たちだよ…」とSNSには犯人への憤りが寄せられた中、ラストに明かされた驚きの真実に「久しぶりに震えた」「面白かった。じわじわ来るよね怖さが」「ゾックゾクしたな今日の話」など震撼の声が続出した。(以下、第17話の内容に触れています)
薫がファンだった漫画の原作者・倉石治郎が亡くなった。倉石宅に弔問に訪れた薫は、倉石を慕っていた担当の湯田圭一(オラキオ)から、打ち切りの話があったことと、第一発見者の編集長・小森壌(水野智則)は裏表のある人物だと聞く。薫は「明日一応、上司に相談してみるよ。すっごい切れ者だから」と湯田をなぐさめるが、帰り道、落ちてきたハンマーが頭部に当たり、意識を失ってしまった。
薫は、妻・美和子(鈴木砂羽)からの電話で倉石の死亡を知ったという。事実を確かめようと倉石宅に向かった中で事故にあったのだが、右京はハンマーの落ち方に不自然さを感じており、事故ではない可能性を指摘し、2人は捜査に乗り出した。
倉石は編集部の密室状態の作業室で、自分の水筒から毒を飲み、自筆の遺書を残して亡くなっていた。自殺とされていたが、右京はそれらすべてに違和感を覚えるという。小森は、自分のアリバイをはっきり語らないうえ、むしろ原作が遅れがちで負担がかかっていた作画担当の漫画家・明智増夫(福本伸一)のほうが、倉石を恨んでいたのではないかと証言した。
明智は、倉石のおかげで人気が出て、賞もとれたので感謝しかないと語る。だが、アシスタントは、明智が倉石を追い詰めていたと明かした。明智が倉石に資料として毒物を買わせ、自殺に見せかけて殺したのか? SNSでは「今時作画アナログでやってんのか、すごいな」「昔ながらの漫画家さんだ」とツッコミもあがった。
ここ1年ほど、藤作均(松本享恭)という新人原作者が倉石の原稿に手を入れていて、著作権の相続の権利を主張しているという。湯田は、藤作の原作でこのまま連載が続けられないかと画策していた。
藤作の仕事場の倉庫を訪れた特命係に向かって、大量のパレットが倒れてきた! 薫は右京に間一髪で助けられ、打撲で済んだ。藤作に話を聞くと、倉石をリスペクトしており、著作権の相続については倉石から申し出てきたものだという。
特命係の部屋で倉石と明智の漫画「九十九神」を読みふける右京と薫に、角田課長(山西惇)は「なんだ? ついに漫画喫茶特命になったのか?」。昔の「ブッ飛び勘太郎」が好きだったと語る課長は、「九十九神」に類似の台詞がいくつもあることを指摘する。倉石はオリジナリティーを大切にするからイメージに合わないと薫。藤作の参加でそうなったのではないか?
倉石の「九十九神」の構想ノートには、前に担当だった亡き親友の字で「約束 何があっても最終回まで一緒にやり抜く」と書かれていた。「九十九神」は、源頼光と土蜘蛛の逸話をヒントに、「今でいう特撮ヒーローみたいなもんですかね?」(薫)といった世界設定。頼光の物語には倉石の遺書の文章と同じものがあり、右京は自筆の遺書は漫画で書く予定の台詞だったのではないかと推理する。だが、藤作は「ブッ飛び勘太郎」を読んだことはなく、同じ台詞は「まったくの偶然です」と否定した。さらに、たとえ倉石の遺書を構想ノートから切り取ったのが自分だとしても、アリバイがあると主張した。
藤作は遺書を用意できた。明智は毒物を倉石に買わせることができた。そして2人とも、誰かからのメッセージを受け取ったことで様子が変わっていた。右京はもう1人、指示役の存在を示唆する。
特命係は、何週間も先の原稿が藤作と明智の名前になっている下書きを発見した。湯田と藤作、明智は結託して、連載を乗っ取る計画を進めていたのだ。葬儀の席で、倉石殺害容疑で藤作を連行すると特命係が伝えると、藤作は湯田と明智の指示だと言い出した。やりとりしたメールの履歴は消えていたが、明智も湯田の指示だと名指しする。
湯田は自らの実績をあげようと倉石に取り入るも、人気が出て増長、自らの思い通りにしようと藤作を入れ、明智を甘言で懐柔して倉石を孤立させ、その原稿に手を入れるようになっていた。だが、部数は大幅に減り、小森にどやされ、倉石に遠ざけられた湯田は、倉石を逆恨みし、藤作と明智の協力で倉石を自殺にみせかけて殺していた。
薫に工具を落とした藤作、パレットを倒した明智。「いずれも殺人未遂罪に当たります」と言い放った右京に、身勝手な言い訳を繰り返す3人。醜い言い争いをする彼らに、右京は雑誌の廃刊を伝える。湯田は、苦しい人生で優しくしてくれた倉石が見捨てたからいけない、一度親になったら一人前になるまで面倒を見て与え切るのが責任じゃないのかと叫ぶ。自分の都合ばかりしゃべる湯田に「あなたがしてしまったことは、そういうとりかえしのつかないことなんですよ。情状の余地などあるはずもなく、ただただ、おぞましい」と右京は言い放つ。
薫を殺そうとしたことに「なにか腑に落ちないんですよ」と右京。そして、美和子からの着信履歴は薫の携帯にあるのに、美和子の携帯には残っていなかった。もしかしたら、すべてが薫を狙うための策略で、倉石殺害でさえもそのためだった可能性もある。「この感じ、前にも」と不安がる薫に、右京は「南井十(みない・つなし/伊武雅刀)とつぶやいた。
どこかの家、鳴る雷。「父さん、杉下右京は気づいているでしょうか、僕たちに」という、エフェクトがかかった音声。右京のデスクの上には、南井の写真があった……。
南井はかつての右京の相棒で、人の心を操って犯罪を生み出す右京の宿敵ともいえる存在。「遂に来たか」「ここで南井が復活アツい!!!」「やっぱり南井絡みでしたな!」「そろそろ決着つけるんかなぁ」「ラスト3分びっくり。ぶっ込んできたー。この悪い胸騒ぎがめっちゃ相棒っぽい」と強敵登場の匂わせにSNSは騒然。「【惡の種】【惡の芽】と続いたら次は【惡の蕾】かな?」「南井編、劇場版で完結の可能性ありますか?!」とファンは口々に“この先”への期待を呟いていた。
また、薫がケガをした際に右京は「彼は頑丈なうえに、悪運が強いもので」、薫は「右京さんいなかったら大けがしてましたよ」と軽妙なやり取りが。「個人的には亀山くんの危機を助ける右京さんが見れてとてもうれしかった」とSNSでの反応も上々だ。
薫が漫画ファンなのは過去にも登場した設定で、演じる寺脇も漫画家を志していたことがあるという。倉石作品のタイトル「雷皇」「神代七代」「九十九神」をすらすらを口にして捜一トリオを驚かせていた。さらに、「薫ちゃん、美和子さんのことハニーって登録してるの可愛い」「着信履歴は、いまだにハニーなのか」「薫ちゃんが美和子さんを『ハニー』呼びなの解釈一致がすぎる」とファンは盛り上がりだ。
次週放送の第18話は、拡大スペシャル「ドミノ」。season24もいよいよ終わりに近づいてきた。一抹の寂しさを抱えつつ、来週を楽しみに待とう。(文・早川あゆみ)


