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【ネタバレ】「相棒24」最終回らしくない?微笑しいラストで幕引き

今シーズンも色々あった特命係
今シーズンも色々あった特命係 - (C)テレビ朝日・東映

 ドラマ「相棒season24」(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時~)の最終回スペシャル「暗闇の鬼」が、11日に放送された。亀山薫(寺脇康文)が左遷されてくる前、杉下右京(水谷豊)の下で特命係に在籍したい男が登場するというシリーズ始まって以来の展開に、先週の予告の段階からSNSは騒然。「最終回らしくないかもだけどこれもまた相棒ということで」「まぁ何はともあれ、今シーズンもお疲れ様でした!!!」「歴代類をいないくらいずっと面白いシーズンだった」「また10月に」と早くも次のシーズンを期待する声が寄せられている。(以下、最終回の内容に触れています)

【画像】特命係にやってきた“元相棒”

 新しい警視総監が内定しているという噂を角田課長(山西惇)が特命係に持ち込んできた。副総監の衣笠藤治(杉本哲太)は脱落し、警察庁警備局長の叶恭次(堀部圭亮)が本命だという。だが叶は、岩橋虔矢(石黒賢)という男と密会を重ねており、社美彌子(仲間由紀恵)にも怪しまれている。岩橋は元特命係で、今は私立探偵を営んでいた。

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 そんな折、高級住宅街で4軒の窃盗事件が起きた。用意周到な犯行にも関わらず、「岩橋」という1軒だけが未遂だったことに興味を持った右京は、薫とともに捜査を開始。岩橋がかつての部下だと気づいた右京は驚きを隠せない。しかも岩橋は薫や伊丹憲一(川原和久)とも面識があり、「まさかの顔ぶれ」「杉下右京は相変わらず治外法権ですかね?」と皮肉を口にする。自宅に続いてオフィスまで襲われたが、その理由に心当たりはないという。SNSは「やだ~因縁ありまくり~」「そっか、人事経緯からすればイタミンとも元同僚なのは必然か」と岩橋に興味津々だった。

(C)テレビ朝日・東映

 右京はその日のうちに、岩橋から呼び出された。およそ26年ぶりの再会だという右京に、「僕は特命係で半年ほどしか持ちませんでしたからね」と岩橋。彼は「顔を見るのすら嫌でしたから。あんなところに追いやられて、平然としてる杉下さんを軽蔑してました」。「おやおや、今ごろになって衝撃の告白ですね」と右京。合流した薫を交え岩橋が打ち明けたのは、かつて叶からあしざまにののしられている音声録音の存在だった。叶に聞かせると、何か魂胆があると詰め寄られたといい、その後、録音機ごと盗まれていた。叶を守ろうとする総理秘書官・春日居太郎(川島潤哉)の画策だ。岩橋はコピーすらとっていなかった。

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 「特命係は警視庁の陸の孤島、汚れた警察とは一線を画しているはず。今も変わってなければ。でも変わりましたね、杉下さん。雰囲気がずっと穏やかだ」と小さくほほ笑む岩橋に、右京も「お互い様ですよ。君だってあのころと印象が違います。当時はひどくやさぐれてましたからねえ」と返す。

 岩橋のオフィスでの盗難の件で疑わしい会社「ムー情報サービス」は、再調査した伊丹と芹沢慶二(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)によると、目が不自由な早田大善が代表をつとめているペーパーカンパニー。その捜査に対する警察内部の不審な動きに腹を立てた伊丹が、「どうせ南麻布署の手に負える案件じゃねえけどな」と事件概要が書かれたファイルを特命係に置いていった。

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 美和子(鈴木砂羽)の情報では、岩橋はIT関連で大成功し、億万長者なのだという。豪邸に住んでいるのに短時間で盗難の被害にあったのは、家の様子を知っている元妻・桐畑さら(山崎真実)が情報を流したから。実行犯は闇バイトの未成年ばかりで仕掛け人に会ったことは無い。直接会ったさらの証言で作った仕掛け人の似顔絵は、大善によく似ている。

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 大善は、総理秘書官から指示を受けて岩橋を探っていた馬場立裕(渡辺大)だった。甲斐峯秋(石坂浩二)が衣笠と結託して叶をかばっていたのだが、それも美彌子の手配だったようだ。叶を守っている気持ちを聞く薫に「そうね、ぞくぞくするわ」と美彌子。

 週刊誌「フォトス」に叶のパワハラ音声の件が独占スクープされたが、持ち込んだのは岩橋ではなかった。内定が取り消された叶は激高し、岩橋を呼び出して、持ち出した銃をつきつけた。だが、特命係が駆けつけると、逆に岩橋が叶に銃を向けている。「それ以上は過剰防衛どころじゃなくなりますよ」という右京に、「こんなやつ、俺がこの場で息の根とめてやりますよ」と岩橋。「ああ殺せ、撃てよ。一緒に地獄へ行こうじゃないか」とうそぶく叶に「くだらない挑発をするな!」と右京は激高した。過去何度か特命係のことをスクープしていた因縁深い「フォトス」に反応する書き込みも多く、「風間楓子はまだいるのだろうか」と呟く声もあった。

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 岩橋は、叶からの謝罪を期待して音声を聞かせたのだろうと右京。自分が美彌子らに切られたのだと気づいた叶は崩れ落ちる。実は美彌子も、過去叶からのパワハラとセクハラにあっており、「ぞくぞくする」は「嫌悪感や生理的な不快さを感じた時にも使います」と右京はいう。甲斐は「なげかわしいことにね、上にいけばいくほど、正義は二の次、真実はゆがめられ、闇に葬られることも多い。ならばだよ、いっそのこと公にして、一般大衆の審判を仰ぐのもありじゃないかね。彼を許すかつぶすか。これは一般論だよね」とし、美彌子と一緒に動いていたことを認めた。

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 特命係を訪れた岩橋は、刑事になるのが夢だったから「せめて夢の続き。刑事と私立探偵じゃ天地ほどの差がありますけど」「一言謝ってくれたら、録音なんてその場で消したのに」と語る。「今は、死んでも謝りたくない病がそこかしこに蔓延してるようですからね」と右京も同意した。

 捜査一課と特命係の対比が楽しく、伊丹が「うるせえ、出歯亀!」と薫に投げかけても、芹沢は「単なる大規模窃盗事件ではないんですか?」、麗音は「杉下さんのことだから、ただ闇雲に動いているとは思いませんけど」と信頼を見せる。また、所轄署の管内から2人を連れ出す時も、伊丹は「おい、2人を特命係に連行するぞ」と独特の言い回し。伊丹がわざわざ特命係に資料を持って行ったことで「イタミン可愛い&可愛い」「情報渡しに来てくれるの優しい~!流石イタミン」「先輩本人は不本意だけど伊丹先輩のデレ頂きました~」とSNSは盛り上がっていた。

 さらにその返礼にと「亀山薫作・演出です。苦情はあちらに」という土師太(松嶋亮太)の言葉通り、捜一に資料を渡す薫。伊丹が「おまえ、土師っち使って妙なまねするんじゃねえよ」とつっかかると、薫は「恩は恩で返す主義でな」と答えている。「伊丹んまではじっち呼びwww」とファンは大喜びだ。なお、このとき確保したバイクの盗難犯に、麗音は「バイク乗りの風上におけない」。「出雲さん元白バイ乗りだもんな」とSNSも納得していた。

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(C)テレビ朝日・東映

 「相棒」の生みの親である輿水泰弘の脚本だけあって、特命係の設立に関わる展開も見えた最終話。薫は右京を「まともなら運上人の仲間ですものね」と評して右京に「はいぃ?」と返され、甲斐は自らを「頼まれれば何でもする、特命係のボスだからね」と称している。さらに右京は、人材の墓場という異名に対して「極めて失敬な引用」「そもそも僕を墓場に例えるのはおかしい。あれは場所ですからね。ぜひにというなら、特命係は人材の墓場とすべき」と憤慨。「僕は一度たりとも(課員を)追い出したりしていませんよ」とプリプリ怒っていた。

 岩橋が薫に「よく特命係で続きましたね」と問いかけ、薫の「粘り強いの、俺」に「鈍感なんじゃないですか?」と岩橋。特命係から去り際に岩橋は、一瞬だけ過去自らが外した木札を思い出していた。

 「どうして俺、特命係で続いたんだろ。右京さん、今よりもずっと意地悪だったのに」とこぼす薫に、右京は「はい?」。薫は、自覚がないのか問いたげに「え?」と返した。「この会話、すごくよかった!」とネット絶賛の特命係のやりとりで、season24は幕引きとなった。(文・早川あゆみ)

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