小川彩佳、記者殺害追う作品に戦慄「背筋が伸びる思い」TBSドキュメンタリー映画祭今年も開催

お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が12日、都内で行われた「TBSドキュメンタリー映画祭2026」開会宣言イベントに、フリーアナウンサーの小川彩佳と共に登壇。太田は「いま見る価値がある作品が揃っています」とラインナップに太鼓判を押していた。
「TBSドキュメンタリー映画祭」は、歴史的事件から、いま起きている社会の動き、市井の人々の日常、注目のカルチャーまで、TBSテレビおよびJNN系列局の記者・ディレクターたちが現場で掴み、魂を込めて世に送り出してきたドキュメンタリーの情熱が結実する場として開催。今年で6回目を迎える。
本映画祭のチェアマンを務める太田は、第6回と歴史を重ねてきたことに「年々『これを撮りたい』と立候補するTBSの中の人も増えているんだと思います。本当にいろんな視点がありますね。まして、このタイミングでこの映画祭が開催されるというのは、今の世界情勢も考えるとかなり複雑で『どこでこれが止まるんだろう』と私自身も毎日考えています。ここ(映画祭)を見ると、今観る価値がある作品が揃っているなと思います」と熱い作品が揃っていることを強調する。
この日は、昨年に引き続き映画祭のスペシャルサポーターを務める、フリーアナウンサーの小川も出席。小川は「この映画祭に参加している作品の監督の多くは、私が普段、報道の現場で一緒に仕事をさせていただいている皆さんでもあります。普段から皆さんが、お見せしたい映像があるけれど時間が足りなくて出せない、というところで悩みながら日々放送に向き合っていらっしゃるのを見ています。そのあたりをたっぷりと時間を使って、その熱量や思いを届ける映像として皆さんにお見せできることを、私もとても嬉しく思います」と感慨深い表情をのぞかせていた。
そんな二人の注目作として、小川は『強制沈黙~殺される記者たち~』をあげると「メキシコで踏み込んだ取材をする記者の皆さんが次々と殺害されていく。その背景には権力の腐敗と暴走があるというお話です。異国の物語ではありますが、実際にこうしたことが起きているということに戦慄しますし、それでもペンを持つ手を諦めないで立ち向かっていく記者の皆さんの姿には、同じ報道に携わる者として背筋が伸びる思いがしました」と推奨理由を述べる。
一方の太田は『矛盾に抱かれて 音楽 建築 哲学 悲哀 循環』という作品を推奨すると「フルート奏者で建築家の畠中秀幸さんが、突然の脳内出血になられて半身が麻痺してしまうんです。その中で、片手だけで吹けるように特別に作られたフルートで、素晴らしい演奏をされるんです。自分のハンディキャップを『芸術家としてはプラスなんだ』と捉えて活動されている。この姿には感動しました」と感想を語っていた。
この日は、太田と小川が「お互いのドキュメンタリーを撮るとしたら?」というお題でトークが展開すると、太田は「小川さんは報道の最前線ですから。テレビ朝日の『報道ステーション』からTBSの『news23』って、いわばライバル番組の……。結構批判にさらされることも多いなか、どういうことを考えながら向き合っているのか撮ってみたい」と発言。小川は「格好いい姿をお見せできればいいのですが、右往左往しています」と人間らしい一面ものぞかせていた。(磯部正和)
「TBSドキュメンタリー映画祭2026」は3月13日(金)より東京・大阪・京都・名古屋・福岡・札幌 全国6都市にて順次開催
開催概要
東 京:ヒューマントラストシネマ渋谷/日程:3月13日(金)~4月2日(木)
大 阪:テアトル梅田/日程:3月27日(金)~4月9日(木)
名古屋:センチュリーシネマ/日程:3月27日(金)~4月9日(木)
京 都:アップリンク京都/日程:3月27日(金)~4月9日(木)
福 岡:キノシネマ天神/日程:4月3日(金)~4月16日(木)
札 幌:シアターキノ/4月4日(土)~4月10日(金)


