ハリソン・フォード、大学になじめず病んだ過去…1人部屋に閉じこもり、ピサを頼んで食べて寝る毎日

映画『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』シリーズをはじめ数々の代表作を持つ俳優のハリソン・フォード(83)が、大学になじめず病んだ過去について The Hollywood Reporter のポッドキャスト番組「Awards Chatter」で赤裸々に語った。
スクリーン上では誰もが憧れるヒーローたちを演じてきたハリソンだけに、大学時代もさぞモテモテで人気者だったはずと想像する人は少なくないだろう。しかし本人は、自分はアスリートタイプでも社交的なタイプでもなく、いるかいないかもわからないような学生だったと打ち明ける。
「大学では一人部屋に住んでいて、出席しないといけない授業もあったが、外に出ることはほとんどなかった。ベッドから起き上がると、電話でピザを注文し、届くまでまた横になる。ピザを食べたら、ゴミは部屋の隅に放り投げて、また眠りにつく。そんな毎日だった」
「たまに重い腰を上げて教室へ向かっても、校舎のドアに手をかけた瞬間にいたたまれなくなって、そのまま引き返してしまうこともよくあった。“落ち込んでいる”いう言葉では足りないくらい、病んでいたのだと思う。社会性も、精神的なバランスも完全に崩れていた。大学に居場所なんてどこにもなかった」
そんな風に病んでいたハリソンを変えたのが、演技との出会いだった。「少しでも成績を上げようと思って、内容もよく読まずにたまたま演劇のクラスを履修したんだ。シラバスの最初の方には『戯曲の読解と分析』と書かれていたのだが、その後に『実際に舞台に立つこと』という一文があるのを見落としていてね(笑)。演じるなんて経験は一度もなかったから、本当に驚いたよ」
「でも、そこでさらに驚いたのは、それまで“オタク”や“はみ出し者”だと思っていた連中が、実はこれまでに出会った誰よりも興味深い人たちだったということだ。彼らは当時のわたしには理解できなかった方法で人生の物語を紡ぎ、中には人間の心理を驚くほど深く洞察している人たちもいた。そうしてわたしは、ストーリーテラーたちの中に、ようやく自分の居場所を見つけたのだと思う。それがわたしの世界を、そして人生を、根底から変えてくれた」
なお、大学はひょんなことからハリソンの人生を大きく変えたわけだが、彼は卒業4日前に盗作で退学処分になっている。ハリソンは「卒論を書く際、他人の言葉を扱うことに対しての詰めが甘かったんだ。剽窃だと指摘を受け、わたし自身もその通りだと認めたよ」と振り返っていた。(朝倉健人)


