「九条の大罪」柳楽優弥&松村北斗に「メロメロになる」原作者が絶賛 監督は三つ巴のブロマンスと言及

柳楽優弥主演、松村北斗が共演するNetflixシリーズ「九条の大罪」が、15日に発表された「日本におけるNetflix週間TOP10(シリーズ)」で初週に続いて2週連続の第1位を記録。また「週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)」は先週の7位から第4位へとランクアップを果たした。これを記念して、本作を手掛けた土井裕泰監督、脚本の根本ノンジ、那須田淳プロデューサー、そして原作者の真鍋昌平が制作の裏側を語る「クリエイター座談会」がメイキングカットと共に公開された。
【画像】「九条の大罪」柳楽優弥&松村北斗、バディカットギャラリー
本作は、「闇金ウシジマくん」の作者でもある真鍋の最新漫画を実写化したクライムエンターテインメント。厄介でグレーな案件ばかり引き受ける弁護士・九条間人(柳楽)と、彼の事務所で働くエリート弁護士・烏丸真司(松村)を通して法とモラルの境界線を問い、タブー視される社会の闇を浮き彫りにする。池田エライザ、町田啓太、音尾琢真、ムロツヨシが主要キャストを務め、個性豊かな依頼人たちをめぐる人間ドラマが繰り広げられる。
そんな本作について、すでに3周したという原作者の真鍋は「全10話の中に盛り込まれた情報量はものすごく多いのに、まったく説明的なところがなくスッと頭に入ってくる」と絶賛。「間合いも(よかった)。実際の人間が演じると、その息遣いだったり、目線で感情を語らせることができるんですよね」と実写ならではの魅力に言及する。
さらに「『九条』が落ち込んでいるときに、『烏丸』がそっとお酒を2つ頼むシーンがあって。そこで、『僕も付き合いますよ』と台詞で言うのではなく、ちょっとした行動で、その思いを示す。そういうシーンがいっぱい詰まっていました。それによって、2人の距離が、どんどん近づいてくのがわかる。このドラマを観た人は、この2人のやり取りに、多分メロメロになるんじゃないですか(笑)」と柳楽と松村のバディの魅力にも触れた。
土井監督も、撮影を通して、九条を放っておけない烏丸の感情が「画面からすごくにじみ出ているように思った」と証言。また、半グレの壬生憲剛(町田啓太)に引っ張られる九条を中心にした「壬生と烏丸のせめぎ合いというか、三つ巴のブロマンスだったのかもしれない」という土井監督に、脚本を手掛けた根本も「そうですよね(笑)。ある種、ラブストーリーですよね」と同意する。
また、那須田プロデューサーは、原作からの大きな変更点として、烏丸が九条の弁護士事務所にやってくるところから物語を始めたことに言及。土井監督は、その理由は烏丸の目線で物語を描こうとした結果だと明かし、烏丸から見た九条が最も視聴者の目線に近いこと、そして、その烏丸をナビゲーターにすることで、壬生のようなアウトロー側の人間のこともより視聴者が理解しやすくなると考えたという。
「『烏丸』って、ある意味とてもニュートラル。『法律』という揺るぎないものをベースにして、ものを考えているから。そういう意味で、『烏丸』をナビゲーターにして、この物語を見ていこうというのは、いちばん最初のアイデアというか、『発明』だったと思います」
そんな「九条の大罪」について、真鍋は「その人が犯した『罪』と、その人の『感情』って、やっぱり別物。『被害者』が思うことと『加害者』が思うことは、絶対に違うわけで。でも、事件としては、一緒なんですよね。その両側を描くことを次はやってみたい」という思いがあったと告白。
脚本の根本は、「正義」が曖昧になった現代において、本作は「正義とは何だろう?」と問いかける物語だといい「そういう意味で、今の時代にすごく合っている作品だなって思っていて。だからこそ、ドラマでやる意味があると思います。是非たくさんの人たちに観てもらいたいなと思います」とコメント。土井監督も「今、もはや『善』と『悪』という二元論では、語ることができない時代になっている。僕らだって、いつ被害者になるかわからないわけで。そのことを、改めて思い起こさせてくれるような作品だと思います」と語る。
そのうえで、真鍋は「たとえば、SNSの中で何か事件があって。それこそ最近だったら、いじめの動画が拡散され、個人情報がさらされたりしている。あの叩き方って、やはり異常だと思うんです。実はそこに違うストーリーがあるのかもしれないのに、あの動画だけで一方的に判断してしまっていいのかと。最初に言ったように、『九条の大罪』という作品はそうやって起こってしまった出来事の両面を描きたいと思って始めた作品なんです。それぞれの事情があって、それぞれの思いがあって、事件に繋がっているという」と、現代の風潮に警鐘を鳴らす。
そのうえで、あらためてドラマを絶賛し「そのことを心のどこかで感じてもらいつつ、それはそれとして、役者さんたちの魅力も相まって、本当に面白いドラマになったと思っています。一度観始めたら、きっと最後まで一気に観てしまうドラマだから、寝不足にはくれぐれも気を付けて(笑)。たくさんの人に、楽しんでいただけたらと思います」と呼び掛けている。(編集部・入倉功一)
Netflixシリーズ「九条の大罪」独占配信中


