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「風、薫る」直美の断髪シーン、上坂樹里の地毛だった CPが明かす覚悟の演技の裏側

上坂樹里、地毛をバッサリ!「風、薫る」直美の断髪シーン
上坂樹里、地毛をバッサリ!「風、薫る」直美の断髪シーン - (C)NHK

 連続テレビ小説「風、薫る」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)が第5週に突入し、看護婦養成所に入所した主人公・一ノ瀬りん(見上愛)&大家直美(上坂樹里)の新たな生活が始まった。同週の冒頭では、髪を切りボブになった直美のヘアスタイルが話題を呼んだが、第23回(29日放送)では、彼女がさまざまな葛藤を胸に、自らの髪にハサミをいれる断髪シーンが描かれた。制作統括を務める松園武大チーフプロデューサー(CP)が、上坂が自身の髪を切って撮影したという同シーンの裏話、本作における女性のビジュアル、髪型のコンセプトについて語った。

【明日の「風、薫る」場面写真】りん(見上愛)がシマケン(佐野晶哉)に会う

 連続テレビ小説第114作となる「風、薫る」は、まだ女性の職業が確立されていなかった明治期に、考え方もやり方も違う二人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフに描いたバディドラマ。看護婦養成所を卒業したりん(見上)と直美(上坂)が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり、成長していく姿を描く。

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 第5週から開幕した看護婦養成所編について、松園は「個性の強い7人の同級生が学校に集います。まだ看護を専門的にやるのが当たり前ではなかった時代に、りんと直美が未知の世界に飛び込んで一つ一つ難しいことに取り組み、時にぶつかったり、向き合ったりしながらバディに育っていく過程を描いていきます」と見どころを紹介する。

 この時代の女性の扮装は「明治19年で大半の女性は和装。いわゆる日本髪が当たり前の時代でした」とも述べ、「『風、薫る』の女性たちは、西洋の考え方に則った時代の最先端を生きており、とても珍しい扮装をしていると思います。一般的な当時の日本髪の女性は髪を洗う機会も限られていた中、そこに清潔という概念を持ち込み、これまで見たこともない新たな装いが生まれました」とアピールした。

(C)NHK

 直美の髪型の変化については、「ある段階で断髪するというのは当初からわかっていて、上坂さんは、それを承知の上で役を引き受けてくださった」と本人とのエピソードを紹介し、上坂自身が「人生であそこまで短くなったのは初めてだった」と話していたことも回顧。その言葉を聞いた松園は、彼女の役にかける思いの強さに感銘を受けたという。

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 松園は「だからこそ、直美の髪を切るところをしっかりカメラで映し出すべきだと考えました」と断髪シーンの舞台裏を振り返り、「あのシーンは一発本番でした。あれはご本人の髪を実際に切っています」と上坂の地毛を使って撮影が行われたことを強調。撮影後の上坂の反応については「非常に似合っていて、本人的には髪がスースーすると言っていました。手入れが楽だということで、癖になるとも話していました」と笑顔で振り返った。

 松園曰く、登場人物のヘアスタイルをどのようにするかについても、こだわりがあるという。「衣装合わせのようなことをやり、スタッフ含め、これがいいねとなったものを採用します」と過程を紹介。上坂についても「断髪になることはわかっていたので、どれくらい短くするかを話したりしました」と回顧した。

 また、怒濤の展開だった第4週までとは異なり、看護婦養成所編(第5週~)は時間をかけて描いていくという。松園は「看護婦養成所に入ってから、二人が人間関係を作っていくわけですが、当時、あまり知られていない看護の道をどういうふうに切り拓いていくのか、二人がどう先に進んでいくかを描くこの第5週以後はたっぷりと時間を使って放送していきます」と述べ、当初想定した尺が、2週間分ほど長くなったことも告白。そして「脚本を作っていく中で、それくらいの時間を使わないと、対象者、患者さんだったり、家族などとの交流、心の通いみたいなものが描ききれないと思ったのです。そこを大事にしたい気持ちがありました」と第5週以降にかける思いを話していた。(取材・文:名鹿祥史)

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