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老人の手足を切り落とす介護……染谷将太、衝撃作『廃用身』は“賛否両論”に期待

映像化不可能と言われた原作を実写化 - 難役に挑んだ染谷将太
映像化不可能と言われた原作を実写化 - 難役に挑んだ染谷将太

 俳優の染谷将太が16日、都内で行われた主演映画『廃用身』の公開記念舞台あいさつに出席。染谷の怪演も見どころである衝撃的な本作がついに公開され、染谷は「賛否両論」「カラフルな感想」を期待した。この日は、北村有起哉六平直政中井友望久坂部羊(原作者)、吉田光希監督も来場した。

【動画】老人の手足を切り落とす…衝撃作『廃用身』予告編

 本作は、老齢期医療をめぐる問題をテーマに、医師でもある久坂の同名小説を実写化したヒューマンサスペンス。回復の見込みがない手足「廃用身」に対する独自の治療を行う「異人坂クリニック」。患者の多くが手足に加えて精神状態も良くなったと聞いた編集者・矢倉(北村)は、漆原院長(染谷)に本の出版を持ちかける。そんな中、クリニックに関する内部告発が週刊誌に流出。患者宅で衝撃の事件も発生する…。

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 公開前のマスコミ・関係者に向けた試写で「衝撃的」と話題を呼んでた本作。染谷は、回復の見込みがない老人たちの麻痺した手足を“廃棄物”のように切断するなど、老齢医療の最前線で患者の幸福と医療の合理性を求めるあまり、危うい領域へと踏み込んでしまう医師・漆原を怪演した。

 漆原という難役に挑んだ染谷は「いつも作品が公開される時は、嬉しさと旅立っていく寂しさみたいなものがあるんですけど、『廃用身』は何とも言葉にできない、ある種の緊張感が漂うと言いますか。すごくいい意味なんですけれども……。ドキドキしています」と心境を吐露。さらに、「賛否両論と言いますか、たくさんカラフルな感想が飛び交っていただけたら、すごく嬉しいなと思っています」と期待した。

 脚本を読み、「覚悟がいる役。ある種の恐怖を感じた」と語っていた染谷は、「最近ではあまりないんですけど、監督から準備稿が製本された状態で届いて、ものすごく熱量を感じました。自分もすごく勇気のいる役でしたので、メールで『よろしくお願いします』とだけ送るのは自分の中で気持ち悪くて、監督とお会いさせていただき、2人で握手して『頑張りましょう』って」と振り返った。

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 “映像化不可能”と言われてきた原作の実写映画化を実現させた吉田監督は「最初に出会ったのが大学生の頃で、この作品をいつか映画にできたらなと思っていました。本当にただの夢物語……」とまで話すと、感極まり顔を伏せて号泣。隣に立つ北村が吉田監督の背中をさすると、染谷は「控え室で『僕、泣いちゃうと思います』って。有言実行でしたね」と声をかけた。気持ちを整えた吉田監督は「本当にこんなにたくさんの方に見守っていただけて、お披露目できるのは本当に嬉しく思っています」と感謝の言葉を口にした。

 久坂は「監督が感極まっていただいたんで、書き手としては最高の読者。こっちも感動しています」と喜びつつ、「私の小説は映画化のオファーがいくつかあって、監督が決まったり、脚本家が決まったりってこともあったんですけど、全部途中で潰れていくんですよね。『廃用身』も映画化の話をいただいた時、一番映像化しにくい作品と思っていたので、多分潰れるだろうと思っていたんですけど、監督とプロデューサーがしつこく契約を続けてくださって」と回顧。そして、「高齢者の声から書きました。現場に根差しているので、それを感じていただけたら。怖いくらいリアルです」とアピールした。(錦怜那)

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