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奈緒、原作者・京極夏彦の言葉に安堵 「ホッとして力が抜けました」

奈緒、原作者・京極夏彦
奈緒、原作者・京極夏彦

 女優の奈緒が11日、テアトル新宿で行われた主演映画『死ねばいいのに』(7月3日公開)完成披露上映会舞台あいさつに、原作者の京極夏彦金井純一監督と共に登壇。奈緒は作品の生みの親である京極との登壇に緊張しながらも、映画の評価を聞いて満面の笑みを浮かべていた。

【画像】奈緒、緊張…!黒の装いで京極夏彦と登壇

 本作は、『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』などで知られる京極夏彦の同名小説を映画化。何者かによって殺害された鹿島亜佐美(伊東蒼)を巡り、渡来映子という女性(奈緒)が、亜佐美と関係があった人物を訪ね歩く。『マイ・ダディ』などの金井純一が監督、『桐島、部活やめるってよ』などの喜安浩平が脚本を務めた。

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 奈緒は「この『死ねばいいのに』という作品を撮っている時から、観客の皆さんに受け入れてもらえるかどうか、想像ができなかったんです。そんななか、この作品を生み出した京極先生と一緒にこの日を迎えられたことがすごく幸せです」と笑顔を見せる。

 京極は「変なタイトルでごめんなさい」といきなり謝罪して会場を笑わせると「小説としては良かったのですが、こういうタイトルだと、拡散が難しいし宣伝が難しい。大きなハンディキャップを背負わせることになってしまい、それは全て私の責任です」と申しわけなさそうに語る。それでも京極は「映画は大変良い作品なので、皆さん楽しみにしてください」と客席に呼びかける。

 続けて京極は「これ16年ぐらい前に書いた作品なんですね。その段階では今ほど(コンプライアンス等が)厳しい感じじゃなかった。でもその後、いろいろあって世の中も変わりましたから」と述べると「たくさん映像化のお話をいただいたのですが、全部消えてしまいました。そんななか、改めて今回映画化の話がきたので、チャレンジャーだなと思いました」と映画化に至った経緯を振り返る。

 さらに京極は「僕は映像化してほしいと思って作品を書くわけではないので、映像化された作品は作った人のものだと思っています」と自身の見解を述べると「小説って書いてあることより書いてないところの方が大事。映像はその部分を描いてくれる。映画を観たとき、僕が書いた小説の風景が『こんな感じなんだな』と感動しました。ストーリーも原作と違うのですが、それでも『小説の通りだ』と深く感心しました」と賛辞を贈る。

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 その言葉に金井監督は「とても救われました」と安堵の表情を浮かべ、奈緒も「すごく緊張して今日の日を迎えたのですが、先生のお言葉にホッとして力が抜けました」と満面の笑みを浮かべていた。

 最後に京極は「原作の小説を読まれた方もいらっしゃると思います。全然違うんですけれども、全く同じです」と、改めて原作者ならではの表現で作品を称えると、奈緒は「『死ねばいいのに』というタイトルの映画と向き合った時に、私はこの“のに”という表現が言葉としてとても日本人らしくて、曖昧で、その先には何か違う言葉が続くように感じました。この映画を見て、ぜひ皆さんにこのタイトルの先に続く言葉を探していただきたいと思います」とメッセージを伝えていた。(磯部正和)

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