ADVERTISEMENT

『トイ・ストーリー5』の主役がジェシーになった理由

映画『トイ・ストーリー5』で大活躍するジェシー
映画『トイ・ストーリー5』で大活躍するジェシー - (C) 2026 Disney / Pixar. All Rights Reserved.

 今夜の金曜ロードショーで放送される『トイ・ストーリー2』(1999)で初登場を果たし、人気キャラクターとなった元気なカウガール人形のジェシー。7月3日に日本公開されるシリーズ最新作『トイ・ストーリー5』では、彼女がストーリーの中心を担う。監督のアンドリュー・スタントンと共同監督のマッケンナ・ハリスがインタビューに応じ、新作でジェシーをメインに据えた理由を語った。

【画像】全然違う!ジェシーの初期デザイン

 スタントンは『トイ・ストーリー』シリーズ全作の脚本執筆に参加し、『ファインディング・ニモ』(2003)、『ウォーリー』(2008)、『ファインディング・ドリー』(2016)の監督でもあるピクサーを代表するストーリーテリングの名手。そんな彼が「『トイ・ストーリー5』をやらないか」と声を掛けられたのは2022年頃だといい、「『とりあえずサッと何か書いてみるよ。もちろん後で変更を加えるけど、僕が望む方向性と、ピクサーの望む方向性が一致しているか見てみよう』と言ったんだ。その結果、『よし、やろう!』となって、すぐにマッケンナ(・ハリス)に参加してもらった」と企画の始動を振り返る。

ADVERTISEMENT

 ハリスは『あの夏のルカ』(2021)でストーリー・リードを担当し、そこから派生した短編『アルベルトの手紙』(2021)を監督した若き才能だ。本作のために開かれた初期のブレインストーミングに参加し、「ジェシーにはもっと語られるべき物語がある」というアイデアでスタントンとすぐに意気投合した。「わたしたちは彼女を主人公にすることにすごく興奮しました。それで、アンドリューが最初の草案を書き終えた後、『共同監督として参加しないか』とわたしに声をかけてくれ、この映画をどんな作品にしたいかという巨大な“やりたいことリスト”を一緒に作ることができたんです」

アンドリュー・スタントンとマッケンナ・ハリス
アンドリュー・スタントンとマッケンナ・ハリス

 二人はそれからピクサーの伝統にのっとり、本作を「最高の映画」にするために約2年をかけて幾度となく書き直していったというが、ジェシーをストーリーの中心に据えるといったコアのアイデアは最初から変わっていない。

ADVERTISEMENT

 そもそも、なぜジェシーが主役に選ばれたのか? 「まず、ウッディはいろいろなことを経験しすぎたから、間違いなく休みが必要なように感じられたんだ」と笑ったスタントンは、「それに、ジェシーにはすごく悲しいバックストーリーがあるしね。昇進して“責任ある立場”に置かれるというのは、孤独なもの。どんどん孤独になり、そんな時に何かを間違えると、自分の弱さや不安が表に出てきてしまう」と『トイ・ストーリー2』で描かれたジェシーの悲しい過去と、彼女が『トイ・ストーリー4』でウッディから保安官バッジを託されたことで、ボニーの子供部屋を仕切る存在になっていることに言及。

 「そして、彼女はあらゆるプレッシャーを背負い込むことになる。今は次から次へとデバイス(※本作の敵役は子ども用タブレットのリリーパッド)が入ってくるから、そのプレッシャーは相当なものだ。デバイスの登場で、子どもはおもちゃと遊ばなくなってしまうからね。それで僕は、ジェシーはそれを自分のせいだと責めてしまうんじゃないかと思った。そして、彼女には最初の子供(エミリー)を失った経験があるから、また自分の子供(ボニー)を失うのを恐れるようになるんじゃないかと。そう考えると、ジェシーについて描くべきことがたくさんあるのは一目瞭然だったし、彼女をその恐怖から解放してあげたいと思ったんだ」と明かしていた。(編集部・市川遥)

映画『トイ・ストーリー5』は7月3日より全国公開

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT