奥平大兼の思わず泣けてくるエピソード

奥平大兼が29日、都内で行われた主演映画『か「」く「」し「」ご「」と「』 (5月30日公開)の公開前夜祭イベントに登壇し、思わず泣けてくるエピソードを明かした。この日は、奥平と共に主演を務める出口夏希のほか、佐野晶哉(Aぇ! group)、菊池日菜子、早瀬憩、中川駿監督も来場した。
本作は、『君の膵臓をたべたい』『青くて痛くて脆い』などで知られる住野よるの同名小説を実写化した青春ラブストーリー。他人の気持ちが見えてしまう能力を持つがゆえに、気になる同級生・ミッキー(出口)に近づけない高校生・京(奥平)など、それぞれが“かくしごと”を持つ高校生たちが織り成す、もどかしくも切ない物語。
奥平は「この前に舞台あいさつを2回やって、あまりにも気が緩んでしまって、もしかしたらラフな部分が出てしまう可能性もありますが、そういう雰囲気を楽しんでいただければなと思います。もう一回(映画を)観たくなるようなお話ができればいいなと思います」と意気込み、全員で軽快なトークを展開。
「○○すぎて、純度100%の涙が溢れ出してしまうもの」という作品にちなんだ質問が飛ぶと、奥平は「こういう時に何も思いつかない自分」と自虐的な回答で笑いをさらい、「こうやって舞台あいさつをさせていただいてうれしいんですけど、この前までは『隠しごとはありませんか?』とか言われていたんですよ。ないんですよ…」と訴える。さらに、「質問を変えていただいてありがとうございます」とスタッフに感謝しながらも「(今回も)なかったですね…」と肩を落とした。
佐野から「メイク中、メイクさんとかマネージャーさんと1時間これの話してた」と暴露されると、奥平は話し合いの末に候補に挙がった回答を紹介。Instagramで長文の投稿をしているそうで、奥平は「スマホのメモで下書きをして、それをコピーして、マネージャーさんとかに確認してもらうんですよ。そのコピーの時に間違えて消しちゃう時があるんですよ。そういう時に涙が止まらないとかにしようとした」と説明する。しかし、イマイチと感じたようで「(発表は自分が)最後だし、みんな面白いエピソードを持ってくるんだろうなと思って、うわ~となって(ほかに)思いつかなくて…」と断念したことを明かす。
中川監督が「(最初の回答が)一番笑いとってたよ」とフォローするも、奥平は「トリはちょっと厳しい」と渋い顔で、「『僕から言っていいですか?』という流れを作ろうかとも考えたんですけど、進行の邪魔になっちゃうかな…と思って覚悟を決めて。これ(フリップ)を出すのドキドキしました」と素直な思いを打ち明けていた。(錦怜那)


