要潤、信長の折檻シーン「キングダムかと思った」 小栗旬に本気で殴って欲しいとお願い

大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合・毎週日曜午後8:00ほかで放送中)で明智光秀を演じる要潤が26日、都内で行われたトークイベント「~天下人の夢から 450 年~プレミアム豊臣トーク in 東京・日本橋」に出席。「本能寺の変」に至るまでの撮影や、織田信長役の小栗旬との関係について語った。
大河ドラマ第65作となる本作は、豊臣秀吉を支えた弟・秀長(小一郎/仲野)の目線で戦国時代を描くストーリー。イベントは、「豊臣兄弟!」の放送や安土城築城 450 周年という節目をきっかけに、豊臣ゆかりの地である滋賀県の魅力発信や観光誘客、県北部地域の振興を目的として開催された。イベントには光秀の重臣・斎藤利三役の内藤剛志、滋賀県副知事の岸本織江も登壇した。
要は登壇すると、7月12日に第27回「本能寺の変」が放送されたことを念頭に「『本能寺の変』も終わり、我々が語ることはもうあとわずか」と笑顔を見せる。その「本能寺の変」に対し、ネットなどで光秀のフラストレーションがたまる様子が“本能寺ゲージ”と話題になっていたことに触れ、「ネットでゲージが溜まっているって書かれているのを僕も見ていました。赤くなって、線を越えたら本能寺だって。そこに向かって僕も芝居をしていたんです」と述べ、「だからこそ(本能寺の変が描かれた)27話の台本を見た時に、本当に本能寺の変が始まるんだって」と不思議な気持ちになったと振り返る。
要は信長との主従関係を演じるのは難しくもあり、面白かったと回顧。「光秀と信長の関係を演じるのは実はすごく難しかったんです。自分としてはちゃんと家臣として支えたいという部分はあったけど、無理難題を言われ、不審を感じ、気持ちが毎回毎回揺らいでしまう。その度に立て直すけど、それでも耐えられないくらい苦しい罰がまたやってくる。そのなかで光秀を表現するのはとても難しかった」と話す。
一方で「芝居としては(光秀役は)面白かった」といい、「相撲のシーンなんかみんなゲラゲラ笑いながら演じていたんです。コントやっているみたいな感覚です」と共演者と和気藹々としながら過ごした撮影の裏側も紹介。一方で、その後の「本能寺の変」の撮影を意識し、小栗旬とはあえて距離を置いたとも。
「二人のシーンの時とかはあえて一歩踏み出さなかった。本能寺のことをずっと頭に置いていたので、そこの緊張感は保たないといけないと思っていたんです。二人の時は近寄らなかった」と振り返り、それを横で見ていた内藤から「小栗くんは嫌いだった?」と振られると「(本心は)大好きだった!」と笑って会場を和ませる。
信長にはやられたい放題、蹴り飛ばされるシーンまであったが、要は「信長に蹴られるシーンは『キングダム』かと思った」とユーモアを交えてその過酷な撮影を紹介。「ワイヤーをつけて演技をしながら、いや、これ信長だよなって。ワイヤーって僕も『キングダム』以来ですよ。急遽血もつけてるんです」と述べ、小栗との折檻シーンについても、実際に殴られながら演技をしたと紹介。要は「殴られるシーンは本気で殴って欲しいと僕から言いました。本気で殴ってもらってますから、もちろん.痛かったですよ。しかも(小栗は体を)無茶苦茶鍛えていますから……」と述べ、「あの男。すごい体していますでしょ」と客席に笑いかける。
その小栗と、先日一緒に飲んだとも明かし、「こないだ小栗くんとお酒飲んだ時に、なんであのシーンはワイヤーだったんだろうって。監督がいきなり言い出したって聞きました。大河ドラマでなかなかワイヤーはない。オンエアを見て、めっちゃ笑いました」と笑顔を見せる。
また光秀を演じることについて「(他の人の光秀を)全部見たわけではないけど、今回のは中間管理職的、上との間で悩む光秀がいた。視聴者も自分を投影して見られるよう、そこを意識して僕も演じました」と回顧。また、信長の死を聞いて泣く豊臣兄弟(仲野太賀、池松壮亮)のシーンをオンエアで、不思議な気持ちで見ていたことも振り返り、「あんなハラスメント男が死んで、なんで泣いてるんだって。殿が死んだって泣いてるけど、秀吉も結構やられていましたよね。泣くほど信頼していたのかって、驚きました。二人ともわらじ見つめて、ピュアボーイだなって。あんだけボコボコにやられていたのに」とユーモアたっぷりに話して会場を和ませていた。(取材・文:名鹿祥史)



