水上恒司、狂気の演技に奮闘「初挑戦に近かった」 黒木華、小池栄子、佐々木蔵之介ら先輩俳優陣を翻弄

水上恒司
水上恒司

 俳優の水上恒司が9日、都内で行われた主演映画『本当にあった話(の話)』(10月2日公開)の完成披露上映会に出席し、撮影を振り返った。

【トークノーカット】水上恒司、黒木華、小池栄子、佐々木蔵之介が登壇

 鴻池留衣の小説を映画化した本作は、世間を震撼させた連続殺人事件から数十年後、事件を題材にした舞台が制作されることになり、その現場で主演俳優・夛田(水上)の執念が暴走していくさまを描くストーリー。舞台挨拶には共演者の黒木華小池栄子佐々木蔵之介武井佑吏監督も登壇した。

ADVERTISEMENT

 水上はミステリー、ヒューマンドラマ、コメディーなど、様々な要素を含んだ本作について、「ただの娯楽として笑っていただけると嬉しい。コメディーです。人間の滑稽さをみんなで作り上げました」と紹介。その上で、妄信的で時に狂ったように暴走する主演俳優・夛田役を振り返り、「狂った演技、狂いぶりを気合い入れてやればやるほど空回りしてしまうことがあって、そうならないよう注意をしながら演技しました」と話す。

 夛田の暴走をとにかく妄信的に滑稽さを出しながら演じる中、黒木、小池、佐々木ら先輩俳優陣や監督が自身の演技に翻弄される姿も印象的だったようで、「僕の芝居を見て悩んでいる武井(監督)さんを見て、武井さんも夛田にのみ込まれている感じがしました」と笑顔で振り返る。

 黒木は夛田の相手役・米良を演じたが、「面白かったです」といい、「どういうお芝居をされるかわからなかったので。それを受ける役として、(夛田の暴走を)素直に受け取ろうって。監督と水上さんがそれについて話し合っている姿も面白かった」と撮影時の様子を紹介。黒木は「(俳優が俳優を演じるのは)ややこしい」とも述べ、「自分のキャラを演じながら、劇中劇があったり、構造的にもややこしくて……。でも、そこを監督がしっかりと見てくれていたので、私は考えることもなく自由にお芝居をさせてもらいました」と回顧。

ADVERTISEMENT

 小池も「夛田にのみ込まれていく感じが快感だった」と水上の演じる狂気に翻弄される自身を楽しんだといい、佐々木からも同じ言葉をかけられると、水上は恐縮。「恐れ多いです。狂った演技をするのは自分として、初挑戦に近かった。それをやる時に、芝居感が出てしまうのをすごく恐れていたけど、黒木さんや、小池さん、佐々木さんの芝居の仕方が上手くて。呼吸、鼓動を感じるお芝居をそばでしてくれるからこそ、自分もバランス調整ができた気がします。一番下っ端の僕はとにかく助けられることが多かった現場でした」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
  • Googleで優先するソースとして追加
ADVERTISEMENT