ジャレッド・レトー、少女たちへの性加害で告発される

映画『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞助演男優賞を受賞した俳優のジャレッド・レトー(54)が、BBCのドキュメンタリー「ジャレッド・レトー:ハリウッズ・ダーク・シークレット(原題) / Jared Leto: Hollywood’s Dark Secret」の中で10人の女性たちから性加害で告発されている。女性たちはその多くがまだ10代だった頃、レトーが30代から40代だった2002年から2016年にかけて被害を受けたという。
4人は性犯罪に遭ったと主張し、その全員が当時10代だった。当時17歳の女性はラスベガスでの仕事でレトーらを案内した後、呼び出されたモーテルで性的暴行を受けた。当時19歳のモデルの女性はレトーのバンドのコンサートに招待され、その後、彼のアシスタントからアフターパーティーに誘われたため向かうと、そこはホテルの部屋でレトーしかおらず、性的暴行をすると脅されたという。レトーの指示で、ツアー時に地元のモデル事務所に連絡して女性たちを集めるという行為がしばしば行われていたとされている。
当時17歳で34歳のレトーと性的関係を持ったという女性は「パパと呼んで」と言われたといい、「当時は世間知らずでそれが普通のことだと思ってしまったが、時間がたつにつれ、どれほど恐ろしいことだったのか実感するようになった」と語っている。女性は父親が法執行機関で働いていたことから「カリフォルニア州における性的同意年齢」についてレトーと話すもまったく気にする様子がなかったとのこと。カリフォルニア州では法定強姦罪(性的同意年齢未満の未成年者との性行為)で実刑判決を受ける可能性がある。
このほか5人の女性はレトーから性的な内容の電話を受けたと主張し、そのうち4人は当時10代だった。当時16歳だったモデル志望の女性はコネクションを餌に性的な電話を繰り返し受け、「君のキャリアに有益になる他の友人を紹介したい」と言われたため同意すると、今度はその男から電話でポルノ撮影を持ち掛けられたそう。そして、女性たちはその“第2の男”もレトーが演じていたのではと考えているという。
BBCはレトー側に繰り返し問い合わせをしたものの、疑惑に対する回答は得られなかったと伝えている。しかしこの告発が報じられて大事になると、レトーは代理人を通じて「わたしはこれまでの人生で、誰に対しても性的暴行を行ったことは一度もありません。これらの主張は完全な事実無根であり、断じて否定します」と各メディアに声明を出した。(朝倉健人)



