快挙!映画『CHERRY AND VIRGIN』ファンタジア国際映画祭で観客賞&金賞に輝く

川尻将由監督による初の長編ラブストーリー映画『CHERRY AND VIRGIN』が、カナダ・モントリオールで開催されている北米最大級のジャンル映画祭「第30回ファンタジア国際映画祭」で長編アニメ部門の観客賞・金賞を受賞した。
川尻監督は、短編デビューアニメーション映画『ある日本の絵描き少年』(2018)で、第40回ぴあフィルムフェスティバル準グランプリ、第23回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、第74回毎日映画コンクール大藤信郎賞など数々の映画賞を受賞した経歴の持ち主。先日発表された同映画祭のAnimation Plus部門の今敏コンペティションにおける審査員特別賞受賞と併せてダブル受賞の快挙となった。
本作は、創作に悩みくすぶりつづけるエロ漫画家の本田遼と、プロ作家になる夢に挫折した腐女子で現実の男性に苦手意識を持つ榎本亜美という、30歳前後の互いにリアルな恋愛をしたことがない二人が、あるきっかけを通して偶然出会い、とまどいながらも他者と交わって生きることの“苦しさ”と“愛おしさ”を知っていくさまが、現代のサブカルチャーを通して描かれる“普遍的なラブストーリー“ 。川尻監督の前作『ある日本の絵描き少年』と同様に実写映像素材をベースにしてアニメーションを制作する“ロトスコープ”と呼ばれる手法によって制作されている。アニメーションをベースにしながらも、実写、漫画の要素を取り入れ、制作に参加するクリエーターのさまざまなデザインと世界観が1つのシーン内に描き出されるという、川尻の独創的な従来のアニメーションの枠を超えた映像表現が見どころとなっている。



