『クレイフェイス』DCU版ゴッサムに大量の小ネタあり 監督が求めた邪悪で魅惑的なデザイン

画像は映画『クレイフェイス』より
画像は映画『クレイフェイス』より - (C) DC Studios. All Rights Reserved.

 DCスタジオが本格心理スリラーに挑む新作映画『クレイフェイス』のジェームズ・ワトキンス監督がリモートインタビューに応じ、新生DCユニバースの実写作品で初めて描かれるゴッサム・シティについて語った。

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 ある事件によって“顔”に致命傷を追った主人公マット・ヘーゲン(トム・リス・ハリス)が、禁断の治療に手を伸ばしたことで、“泥”のように姿を自在に変える怪物=クレイフェイスへと変貌していくさまを描く本作。マットは、『バットマン』シリーズでおなじみのゴッサム・シティで活躍する俳優で、次世代のハリウッドを担う若手スターとして将来が期待されている男だ。

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 ワトキンス監督曰く、ゴッサムの街並みはプロダクションデザイナーのジェームズ・プライスと共にこだわり抜いて作ったという。「ジェームズとは、どこか汚濁の混じった艶やかさを持つゴッサムを作ろうと話しました。そこで、私たちはリヴァプールへ赴き、実際の路上で多くの撮影を行いました。私は画面のほとんどがVFXで作られているような映画があまり好きではないんです。画面全体が実在する物質で満たされている手触り感のある映像を追求しました」

 新たに映像化されるゴッサムは「フィルム・ノワールの雰囲気を持たせつつ、1930年代のドイツ表現主義映画のように、巨大なビル群が覆いかぶさり、街そのものが邪悪な存在感を示すような世界観」とワトキンス監督は説明する。「太陽の光すらろくに届かない腐敗した街です。撮影監督のロブ・ハーディは、タングステン光やナトリウム灯のようなオレンジ色の光を多用し、汚れていながらもどこか魅惑的な質感にこだわっています」

トム・リス・ハリス&ジェームズ・ワトキンス監督 - (C) DC Studios. All Rights Reserved.

 新たなゴッサムの構想は、DCスタジオの共同CEOであるジェームズ・ガン&ピーター・サフランはもちろん、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』シリーズの監督で、本作の製作総指揮にも名を連ねるマット・リーヴス監督にも共有しており、「大いに賛同してもらいました」とワトキンス監督。同じゴッサムでも、DCエルスワールズ版(※『THE BATMAN-ザ・バットマン-』や『ジョーカー』が属する作品群)とルックスが同じにならないように意識していたという。

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 「マットとも話をしましたが、無意識にでもお互いの世界観が混ざり合ってしまうのは避けたかったんです。『ザ・バットマン』の撮影監督であるグレイグ・フレイザーが作り上げた映像美は非常に独特ですから、同じようなルックスにはしたくありませんでした。また、両者の世界観の比較や差別化以外で、マットからゴッサムについて特別なアドバイスを受けたというわけでもありません」

 またワトキンス監督は、ゴッサムにはDCに関するさまざまなイースターエッグ(小ネタ)と仕掛けたと予告している。「イースターエッグは山ほどあります! レストランの店名、施設の名前、看板……美術部門のスタッフがノリノリで仕込んでいました。画面の端々に隠されています。もしかしたら、みなさんがよく知るキャラクターの名前も、どこかに潜んでいるかもしれません。具体的な内容は秘密ですが、かなりコアなレファレンスもたくさんあります。DCファンであればニヤリとするはずなので、見つけ出せるか挑戦してみてください」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

映画『クレイフェイス』は10月30日(金)全国公開

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