土屋太鳳の弟・神葉、所属はせずフリーで声優活動「ほんとギリギリ」

声優・俳優で、女優の土屋太鳳の弟としても知られる土屋神葉が10日、都内で行われたアニメーション映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』の公開記念舞台あいさつに主演の石橋陽彩らと登壇した。土屋は壇上で「未来の自分に一通だけのメールを送るなら」という質問を受けると、「35歳の神葉へ、今もフリーですか?」と未来の自分へ問いを投げかけ、30歳の今は事務所に所属せず、フリーで活動していると明かした。
土屋は「4年くらいフリーでマネージャーさんはずっといないです。でも、声優業界のいいところは、声やお芝居がキャラクターに合っていれば『神葉でいこう』って言ってもらえるところ。ほんとギリギリ。でも生きているという感じはします」とフリーの心境も明かした。
阿部暁子の小説をアニメーション映画化した本作は、都会から自然にあふれた離島・采岐島にやってきた少年・月ヶ瀬和希(石橋)と、“神隠しの入り江”と呼ばれる場所で倒れているところを彼に助けられた少女・秋鹿七緒(永瀬アンナ)のひと夏の青春模様を描く。土屋は和希の同級生・尾崎幹也を演じた。この日は石橋、永瀬、土屋のほか、七瀬が倒れていた場所に居合わせた男・高津役の玉木宏、監督の和田純一も登壇した。
土屋は、石橋とはアニメ「シンカリオン チェンジ ザ ワールド」でも親友同士を演じており、親友役はこれで2度目だと明かすと、石橋の性格を「本当に優しい」と紹介する。
幹也と自身の共通点については「声が似ています」とジョークを飛ばしつつ、「似ていないところは幹也が強い男の子であるところ。自分の秘めているものを他人に話せないけど、実は彼は親友を守るために何も言わないだけ。黙って隣にいるという選択をして、強さという意味では、僕にそれはできないので、僕と違うなと思います」と明かす。
隣で土屋のコメントを聞いていた和田監督が「佇まいは幹也っぽい」「嘘っぽい感じも」と口を挟むと、土屋はため息交じりに「監督、なんでしょう? 僕がちょっと嘘っぽいとか」と聞き返すなど息の合った掛け合いを見せる。監督は「イケメンで嘘っぽい。愛される感じとか」と慌てて“嘘っぽい”の真意を説明していた。
主演の石橋は「何度も台本を読んで、一番僕がよく知っているはずなのに初号の時、涙が止まりませんでした。隣で監督も一緒に泣いていました。それくらい素敵な作品」とあらためて、本作の完成度をアピール。演じた和希については「僕はこの作品の和希のように王子と呼ばれたことはない。でも唯一似ているのは、自分の感情をあまり表に出さないとこ。あと、優しいところ」と共通点を挙げ、一方で「スマホがないと生きていけない性格で、スマホを捨てる勇気は僕にはない。そこが似ていないところです」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』は公開中



