『クレイフェイス』主演もゾッとするほど不気味シーンが多数存在 顔が溶ける描写も「可能な限り実写で」

DCスタジオ最新作『クレイフェイス』で主人公マット・ヘーゲンを演じるトム・リス・ハリスがリモートインタビューに応じ、顔が泥のように溶けていく怪物“クレイフェイス”へと変貌するさまを極力実写で撮影したという裏側を語った。
『スーパーマン』『スーパーガール』などのDCスタジオが、本格心理スリラーに初挑戦する本作。とある事件によって“顔”に致命傷を追った若手スター俳優のマットが、禁断の治療に手を伸ばしたことで、「バットマン」シリーズを代表するヴィランの一人・クレイフェイスへと変貌していくさまを描く。
新生DCユニバース初のR指定映画(※日本ではR15+)となる本作は、手加減なしの過激な描写が含まれているそうで、脚本を読んで内容を知っているトムですらも「かなり不気味だと感じたシークエンスがいくつもありました」と語るほどだ。
「私が演じるクレイフェイスの途中形態もその一つです。私の特殊メイクを担当したディクシー・ジョージとアドリアン・リグビーの技術が信じられないほどすばらしくて、鏡に映った自分の姿を見て、本当に自分自身を見ているのか分からず、思わずギョッとすることがありました。でも、そのおかげでマットとして存在することができたので、ナチュラルに演じることができました」
治療の副作用でマットの顔が溶けていく描写は「可能な限り実写で撮影しています」と語るトム。特殊メイクは最長で4時間かかったそうだが、アドリアンとディクシーのチームが改良を重ね、最終的には半分の2時間まで短縮することができたとのこと。
また、特殊メイクにも細かな仕掛けが施されていた。「特殊メイクの一つに、私の顔が垂れ下がっているマスクのようなものがありました。そのメイクを施す前に、目元にレースの生地をつけ、そのレースから髪を通して糸を後ろに伸ばすという仕掛けもありました。メイクアップアーティストが本番直前に頭の後ろでその糸を引くと、私の目がカッと見開くようになっているんです。片方の目は虚ろな状態のままで、これ以上ないくらい実物表現にこだわっています」
予告編に登場するマットが自分の瞼(まぶた)をハサミで切ろうとするシーンは、特殊メイクで作った顔に実際にハサミを入れたという。「あれは私が本物のハサミを使って、特殊メイク(の顔)を切り開いています。周りも非常にナーバスになりますよね(笑)。目の周りの描写に関しては、スタッフのみなさんがすごくセンシティブになるんです。安全対策は万全だったので、撮影の時は(スタントマンではなく)自分で演じきれると確信しました」
そんなトムは、早くもDCユニバースにおいてバットマンとの直接対決に意欲を見せている。「クレイフェイスは、バットマンを完膚なきまでに叩きのめすでしょう。バットマンに勝ち目があると思いますか? 残念ですが、クレイフェイスは圧倒的強さを誇ります。ゴッサムは私のものです」と自信たっぷりに語っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
映画『クレイフェイス』は10月30日(金)全国公開



