まさかの“マンホール”持参!東京国際映画祭レカペで異例の光景

第39回東京国際映画祭

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マンホールを持参したミルチョ・マンチェフスキ監督(左)
マンホールを持参したミルチョ・マンチェフスキ監督(左)

 第39回東京国際映画祭が26日に開幕し、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場でレッドカーペットイベントが行われた。コンペティション部門に出品されている『妹兄とマンホールの蓋』(ミルチョ・マンチェフスキ/北マケドニア・ブルガリア・セルビア・アルバニア・イタリア・イギリス)では、監督・脚本のミルチョ・マンチェフスキが作品を象徴するマンホールカバーを持参し、大きく掲げる一幕があった。

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 初の長編映画『ビフォア・ザ・レイン』(1994)でヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したマンチェフスキ監督の新作は、貧しい環境の中、銅製の胸像やマンホールの蓋を盗んでスクラップとして売り、生計を立てている兄妹の物語。ある日、彼らが盗んだ国家的英雄の胸像が兄ヴィクトルの足に落下し、大けがを負う。その事故をきっかけに妹マリナとヴィクトルは、北マケドニアの首都・スコピエの社会の底辺をさまようことになる……。

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 社会からこぼれ落ちた人々の尊厳をユーモアと寓話性を交えて描く本作。キャストのサラ・クリモスカ、フィリップ・トライコヴィッチ、プロデューサーのヤネ・チョルトシェフらとレッドカーペットに登場したマンチェフスキ監督は、レプリカのマンホールカバーを抱えながらフォトセッションに応じるなど、映画祭としては異例の光景が見られた。

 マンホールを新作の象徴に選んだ理由について、マンチェフスキ監督は「マンホールは綺麗な世界と汚れた世界を隔てるもの。本作で描く兄妹も人間社会における綺麗な世界と汚れた世界の間にいるから」と語っていた。(藤田良太)

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