
ファンタジー・ノベルの原点「指輪物語」の映画化『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの最終章『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の日本公開が2月14日迫った去る1月19日、主要キャストのイライジャ・ウッド、ヴィゴ・モーテンセン、ビリー・ボイド、ドミニク・モナハン、アンディ・サーキスの他、監督のピータージャクソンが来日した。
■監督は一足早く到着!
この日、どこから聞きつけたのか成田空港に集まったファンは500人余り。当初20人ほどの警備員が予定されていたが、急遽、増員されることとなった。イライジャ・ウッドをはじめキャストらの搭乗する飛行機が到着するのは16時半頃と予定されていたのだが、早朝より待機していたファンも多く、一行の目はただ1点、到着ゲートに注がれる。一番に現れたのはピーター・ジャクソン監督。朝9時に単独で来日、ファンに気軽にサインをしてくれていた。この時点ではまだ静かな熱気がたち始めたばかりだった。
■ファンを遠ざけるテープが!
16時半が近づくにつれて待ち受けるファンの熱気もヒート・アップ。警備上、危険防止のためにキャストらが通る道にはファンとの距離を隔てるテープが張られた。朝らずっと待っていたファンにはこれはとてつもなく遠い距離に感じる。警備員に「テープを外してください! 私たちは危害は加えません。ずっと待っていたんです」と懇願するファンも。
■イライジャは日本で行きたい場所があるらしい
16時半を30分経過してから、まずイライジャがゲートに現れた。どこからともなく歓声があがる。なんとあの、ファンとキャストらを遠く隔てるテープもイライジャの「もっとファンの近くにいきたい」との声で、その距離がかなり狭まった。小柄で笑顔のイライジャは映画の中のフロドのイメージそのまま、ファンの前に現れてくれた。ファンに近づいてサインをしたり握手をかわしたりと大サービスだった。イライジャは日本が大好きで、来日を楽しみにしていた。行きたいところがあるがどこかは秘密らしい。
その他、小柄な他のキャストに比べ頭ひとつ背の高いヴィゴ・モーテンセンは花束をもらって笑顔を浮かべるものの、少し疲れぎみの様子。映画のアラゴルンのようにひげと長髪ではないが、精悍な顔つきは役のイメージそのままだった。
この後一行は、21日には記者会見、22日は増上寺で1000人のファンとのイベント、そして23日にイライジャが帰国し、24日には全員が帰国するらしい。
ファンタジー超大作の最終章が今、日本でゆっくりと幕をあけ始めた。彼らは日本でどんな顔を見せてくれるのだろうか。
(取材・文:FliXムービーサイト)
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』は2月14日丸の内ピカデリー1 他松竹系にて公開。
(この後、記者会見、寺イベント、ヴィゴの単独インタビューなのど記事をアップしていきます。お楽しみに)

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