ついに明かされた『パイレーツ』シリーズ完結編!! ジャックはどうなったの？ ウィルとエリザベスの関係は？ 驚きの全ぼうをご紹介します!!
前作『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』で、驚きのラストを迎え、ぼう然としたのはエリザベス・スワンだけではありません！ 世界中のジャックファンが、「どうなったんだ!? ジャック！」と心配していたのです。本作『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』は、エリザベスたちが消えたジャックを探すところから始まります。そして、ジャックは……！ これが予想をはるかに上回る、ありえない場所で、ありえない状況になってしまっているのです。どんなにありえないかというと……、シュール。めちゃめちゃシュールなジャックワールドが展開します。“ワー！ ワー！ ドカーン！”というよりはシュール。あなたは、突然ドラえもんの4次元ポケットに迷い込んでしまったような不思議な感じを覚えるでしょう。夢？ 現実？ あまりのシュールな展開に、エリザベスもまたまたお口あんぐりです。
もともとは海賊だったウィルを、エリザベスが好きで……。許されない恋と知りつつも、惹（ひ）かれあって、恋に落ちていく2人だったのに、ジャックが現れて……。前作では、「何!? エリザベスはジャックが好きなの!?」と思ってしまった人も少なくないはず！ ウィルも、エリザベスのぎこちない態度から、鈍感ながらも、ジャックとエリザベスをちょっぴり疑い出した兆しがあります。見ていてかわいそうになるほど一途な愛を貫くウィルか、それともワイルドで危険な香りプンプンのジャック・スパロウか……、2人の男に揺さぶられるエリザベス。どっちもステキー！ と思わず叫びたくなるものの、こちらのラブ・トライアングルにも、感動の終結が訪れます！ 大砲が打ち鳴らされ、海賊たちが暴れまわっている、大混乱の船上で、あんなコトやこんなコトが繰り広げられちゃう……驚きの恋の結末に注目です！
前作では、ジャックを追いまわす、巨大タコをペットにしているタコ顔の海賊デイヴィ・ジョーンズが登場しましたが、今回も新しいキャラクターが続々登場します。『男たちの挽歌』で有名な、香港映画界の重鎮であるチョウ・ユンファがふんしている、アジアの海を制した伝説の海賊サオ・フェン！ 敵か、味方か、二転三転する……サオフェンの不思議なキャラクター像は要チェック！ そして、さらにスゴイ新キャラは、なんといっても元ローリング・ストーンズのキース・リチャーズ。ジョニーが、ジャック・スパロウの役作りをする上で、キースをモデルにしたことは超有名なお話。本作では、ついにそのキースが海賊役で登場します。そして海賊姿のキースを見ると……、モデルにされているだけあって、かなり“ジャック・スパロウ”っぽい！ 思わずクスクス笑っちゃう、キース・リチャーズ版 “ジャック”をお楽しみに！
過去2作とも手に汗握るアクションシーンが満載でしたが、今回のアクションシーンはこれまでの2倍、いや20倍!? と言っても過言ではないほどのド迫力アクションシーンが満載！ ジャック・スパロウの“ブラックパール号”、デイヴィ・ジョーンズの“フライング・ダッチマン号”、さらに東インド会社の船……と、数々の船が入り乱れてのカーチェイスならぬボート・チェイス、大砲はドッカンドッカン！
もちろん海賊同士のバトルロワイヤルと化す船上での戦いぶりも見逃せません。ウィルとエリザベスの剣術も、前作よりもかなりバージョンアップ！ でももっとすごいのは、ジャックの飛びっぷりでしょう！ マストからマストへ……、船から船へ……、ロープをつかんでビュンビュン風を切って飛びまくる！ ジャック・スパイダーマンと呼べそうなほどの見事なフライングを観れば、超爽快（そうかい）な気分になれること間違いありません！
思えば、本作で『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズはついにラスト。だけど、その割には多くの謎が残されたままですよね。ジャックはどこにいったか!? はもちろん、ウィルと父親の靴ひもビルの行方、デイヴィ・ジョーンズの心臓の謎、占い師とよみがえったキャプテン・バルボッサとの関係……。気になることはたくさんで、この謎、ぜんぶ解き明かされるわけ!? と心配になってしまう方もいるかもしれませんが、心配ご無用！ 無問題！ 観終わった後、本当にスッキーリするほど、すべての謎が解けてしまいます！ さらに魅力的なところは、ひとつひとつの謎が、はっきりとしたストーリー性を持って解決していくところ！ ドラマチックに明かされていく真実が、胸を打つほどの感動を呼ぶのは、パート1からの伏線がうまく絡み合っているから……。観終わったあとは、シリーズすべてをぶっ通しで観たくなる！ 最高の“最終章”なのであります。
