『ハリー・ポッター』シリーズを終えた後も、テレビ番組に出演すれば同作に関する自虐ネタをしばしば求められるダニエル。中でも有名なのは、卒業後10年たつのにもかかわらずホグワーツに居座り、過去の栄光を新入生にひけらかすだけの髪の毛の薄くなったハリーにふんしたコントを披露した2012年1月放送のコメディー番組「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」だろう。エンターテインメントサイトDen of Geekから自身やそのキャリアをあざ笑うような台本に傷つかないのかと聞かれたダニエルは「そんなことは全くないよ」と断言。「特にSNLのコントの台本を書いたのは熱烈な『ハリー・ポッター』ファンだった。愛があってのことなんだよ。からかわれているというふうには全然感じなかった」と説明した。
それ以降の作品でも、ダニエルが選び取るのはジョン・クロキダス監督の長編デビュー作『キル・ユア・ダーリンズ(原題) / Kill Your Darlings』、マイケル・ドース監督の『ザ・Fワード(原題) / The F Word』、アレクサンドル・アジャ監督の『ホーンズ(原題) / Horns』などいずれも30代の若い監督の作品。ダニエルはDen of Geekに「みんなは僕にマーティン・スコセッシ監督やスティーヴン・スピルバーグ監督とタッグを組んでほしいと思っているようだけど、僕にとって次世代のスコセッシとなりうるハングリーな監督たちと一緒に働くことはそれと同じぐらいエキサイティングなんだ」と若く才能あふれる監督たちと共に作品を作り上げることに面白さを感じていると明かしている。