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愛すべきおバカ映画傑作選!

今週のクローズアップ

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今週のクローズアップ 愛すべきおバカ映画傑作選!

 ここまで極めれば、もはや傑作!? 『ハングオーバー』シリーズをはじめとする、ぶっ飛んだシチュエーションが魅力のおバカ映画を勝手にセレクト。普段からストレスの下で仕事をし、暴言も下ネタも叫べない大人にとっては、おバカ映画こそ最高のエンターテインメント。独特の笑いのツボにハマってもらいたい!

もしも親友がテディベアだったら『テッド』

 いじめられっ子の少年ジョンは、クリスマスプレゼントとして贈られたテディベアと友人になれるように祈る。彼の願いが通じたのか、テディベアに魂が宿り、ジョンにとって唯一無二の親友テッドとなる。それから27年が過ぎ、ジョン(マーク・ウォールバーグ)とテッドは共に30代のおじさんになっていた。そんなある日、ジョンは4年間付き合っている恋人ロリー(ミラ・クニス)から、自分とテッドのどちらが大事なのかと選択を迫られ……。

【ここがツボ!】かわいいテディベアがソファでマリファナを吸いながら映画を観たり、チョコ棒を口の中で上下させてみたり、女の子と職場の裏で×××などなど、そのルックスとのギャップと下ネタの連発に、爆笑と同時にドン引きした人も多かった『テッド』。しかしただのお下品なコメディームービーではなく、『フラッシュ・ゴードン』をはじめ、映画ファンが喜ぶマニアックな小ネタが満載なのも、本作が幅広い層から人気を獲得した理由の一つ。ジョンとテッドが『スター・ウォーズ』のコスプレをするシーンや、『エイリアン2』に登場するビショップのマネ、よく見るとジョンの部屋のポスターが少年期と青年期で異なる点など、随所に原案・監督などを務めたセス・マクファーレンの映画愛が感じられる。

 日本では公開から4週1位を獲得し、関連グッズも入手困難になるというまさかの人気ぶり! 7月24日にブルーレイ&DVDが発売されるが、限定版に「テッド人形」が付いてくるとか。これだけの人気に即完売は必至だ。

 

テッド 俺のモコモコ スペシャルBOX〈限定生産商品〉
税込¥6,699(税抜¥6,380)
2013年7月24日発売
ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
(C)2012 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED
©Universal Pictures/Photofest

もしもゾンビが大量発生したら『ショーン・オブ・ザ・デッド』

 ロンドンに住むさえない青年ショーン(サイモン・ペッグ)は、親友のエド(ニック・フロスト)とつるんで自堕落な毎日を送っていた。そんな彼に長年の恋人も愛想を尽かしてしまう。ショーンはようやく更正を決意するが、その矢先、街に大量のゾンビが発生。愛する恋人を助けるため、エドと共に行動を開始するショーンだったが……。

【ここがツボ!】SFコメディー映画『宇宙人ポール』の名(迷?)コンビにハマったならぜひともオススメしたいのがコレ。ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』を基に、「ゾンビ映画あるある」を丁寧に織り込みつつ、独特のユーモアが光るゾンビ・パロディーだ。ニック&サイモンという、すぐにゾンビにやられてしまいそうなおとぼけコンビが、最初はゾンビを酔っぱらいと勘違いしながらも映画『バイオハザード』シリーズのアリス並み(?)にゾンビを倒しまくるのが、笑いのツボ。パニックホラーが苦手な人も「入門編」として一度お試しあれ。(ただし残酷描写は容赦ないのでご注意を)

 
ちなみにサイモン(左)は、本作を観たロメロ監督に招かれ『ランド・オブ・ザ・デッド』にゾンビ役でカメオ出演しているとか!
©Rogue Pictures Photo: Oliver Upton
もしもサシャ・バロン・コーエンが独裁者だったら『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』

 北アフリカにあるワディヤ共和国の独裁者アラジーン将軍(サシャ・バロン・コーエン)は、やりたい放題の毎日を送っていた。ある日、核ミサイルの件で国連から釈明を求められ、意気揚々とニューヨークに旅立つ将軍。しかし、陰謀により捕らえられてしまい……。

【ここがツボ!】気に入らないヤツがいればすぐ首を切り、アーノルド・シュワルツェネッガーミーガン・フォックス(本人役で出演!)といった名だたるハリウッドスターと代わる代わる夜を共にし、今ハマっているのは核兵器! というめちゃくちゃなアラジーン将軍。彼の行動を見ているだけでも十分に楽しめる本作だが、これだけ振り切れるのはサシャが演じているからにほかならない。アメリカの民族や政治問題など痛烈な社会批判も込めている点もナイス。


劇中では、あのミーガン・フォックスとあんなことやこんなことも……
©Paramount Pictures/Photofest
もしもNBAのほかにバスケットリーグがあったら『俺たちダンクシューター』

 1970年代のプロバスケットボールリーグは、競技性重視のNBAと娯楽性重視のABAが人気を二分していた。弱小過ぎて存続できるかどうかの瀬戸際に追い込まれた「フリント・トロピックス」。チームオーナー兼監督兼選手のジャッキー・ムーン(ウィル・フェレル)は、何とか試合を盛り上げようと奔走するが、ABAはNBAに吸収されることになり、チーム存続のピンチに陥る……。

【ここがツボ!】『俺たちフィギュアスケーター』などで人気の『俺たち~』シリーズ。NBAと別のバスケットリーグという設定も笑えるが、なんといってもウィル・フェレルふんする主人公のキャラが立ち過ぎてヤバイ! チームのオーナー兼監督兼キャプテンで、ついでにソウルシンガーの彼は、超ナルシストでエゴイスト。試合前には自分の歌謡ショーを開き、勝敗そっちのけで客寄せパフォーマンスに明け暮れるなどやりたい放題。しかし超ポジティブだから憎めない。そんなピントの合わない主人公が、チーム存続のために奮闘する姿は、あまりにひたむきで笑える。


ちなみにアウトキャストのアンドレも出演しちゃっています!
©New Line Cinema Photographer: Frank Masi
もしも飲み過ぎてハメを外しまくっていたら『ハングオーバー』シリーズ

 映画開始15分で、突き付けられた謎の数々に一気に作品の世界に引き込まれる。バチェラーパーティーでハメを外してしまった男性たちが強烈な二日酔い(ハングオーバー)のまま、記憶を失ったひと晩に何があったかを探る過程をギャグ満載で描いた『ハングオーバー』シリーズ。その完結編となる『ハングオーバー!!! 最後の反省会』がいよいよ公開。完結編を見送る前に、まずは1作2作を軽~くおさらい!

1のおさらい
『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

 結婚式を控えたダグ(ジャスティン・バーサ)の、独身最後の夜をラスベガスで共に過ごすことになった悪友3人フィル(ブラッドリー・クーパー)、ステュ(エド・ヘルムズ)、アラン(ザック・ガリフィナーキス)。しかし夜が明けると、花婿は失踪。部屋にトラがいるわ、なぜか赤ちゃんが泣いているわ……解けない謎が大洪水のように押し寄せてくる! 手掛かりを追っていくと、美人ストリッパーと電撃結婚していたり、車のトランクから全裸の中国人マフィアのミスター・チャウ(ケン・チョン)が飛び出してきたり、さらには元WBA世界ヘビー級王者マイク・タイソン(本人!)が目の前に現れたりと、トンデモないことが起きていた!


©Photofest

2のおさらい
『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』

 あれから2年後。ステュの結婚式に出席するため、一行はタイへ。ラスベガスでの騒動の二の舞を避けようと、ステュはつつましい式を計画していた。そして婚前パーティーを無事に終えたフィルたちは、花嫁の弟のテディ(メイソン・リー)と一緒にビーチでキャンプファイアを囲み、前回の反省を踏まえてビール1本だけの乾杯をした。……しかし、翌朝なぜかホテルの一室で目覚めたフィル。辺りを見回すと、部屋はメチャクチャ、床に突っ伏しているアランはなぜか丸刈り、バスダブで寝ていた新郎ステュの顔には入れ墨が! さらにテディは行方不明で代わりになぜか1匹のサルが……。ついでに中国人マフィアのミスター・チャウが全裸で再登場。一体何が!? 結婚式まであと数時間。言葉の通じないタイで、三人の花嫁の弟捜しの旅が始まる。


©Warner Bros. Pictures Photographer: Melinda Sue Gordon/Photofest

3部作最後のフィナーレ
『ハングオーバー!!! 最後の反省会』

 何かとトラブルを引き起こしてばかりのアラン。そんな彼の父親が心労を募らせて急死したのを機に、フィル、ステュ、ダグはアランの施設収容を決行することに。だが、施設へと向かう途中でギャングに誘拐されてしまう。ギャングのボスはダグを人質に取り、困惑するフィルたちに、ミスター・チャウが盗んだ金塊を取り戻すよう命じる。そして一行は全てが始まった場所に舞い戻った。そう、ラスベガスに……。

【ここがツボ!】待望の三作目は「反省会」という名の通り、1と2の集大成的作品。ミスター・チャウとの因縁の(?)対決や、ギャングのボス、美人ストリッパー、そして『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』で登場した赤ちゃんとの再会など、ファンにはたまらない内容となっている。冒頭の「キリン事件」などぶっ飛んだブラックジョークは健在だが、ラスベガスのホテルの屋上から最上階の部屋に乗り込んだり、富豪の家に忍び込んで金塊を手に入れるなど、シリーズ最高(!?)のアクションも満載。舞台となるラスベガスがストーリーに華を添え、3部作のフィナーレにふさわしい壮大な結末が用意されている。そしてアランにも春が!? ラストシーンまでお見逃しなく!

映画『ハングオーバー!!! 最後の反省会』は6月28日(金)新宿ピカデリー・丸の内ピカデリー他 字幕/吹替同時公開
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©2013 Warner Bros. Entertainment Inc. and Legendary Pictures
文・構成:シネマトゥデイ編集部 山本優実

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