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語られなかったもう一つの『バクマン。』特集(2/2)

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■大根仁監督が明かすもう一つの『バクマン。』

バクマン

・もう一つのラスト
 友情・努力・勝利が詰まっている映画『バクマン。』ですが、同作では別のラストも想定されていたのだそう。そのラストとは、倒れた真城最高(佐藤)が、亜豆美保(小松菜奈)に振られて、病院で漫画を一人で描き続けるというエンド。その最高のもとに、新妻エイジ(染谷将太)が現れて……という内容を考えていたそう。しかし、撮影2か月前に助監督や美術スタッフから、「監督、最高は病院にい続けるべきではないですよ」と言われて、今の映画のエンドになったそうです。

・現代でありながらも「幻想」の世界観
 みんなが街のあちこちで週刊少年ジャンプを読んでいるシーンは、監督いわく「幻想の風景」。本屋などの店に買いに行き、全員が雑誌のジャンプを読んでおり、インターネット上でジャンプを読んでいる人物は登場しません。これは監督の「雑誌は印刷されたもののページをめくる感覚で読むもの」というこだわりによる、意図的な演出とのこと。古きを知る雑誌世代の願いであり、一種の郷愁が詰まっているシーンが出来上がりました。(取材・文:編集部・井本早紀)

大根仁監督『バクマン。』インタビュー

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■原作漫画・作画担当小畑健先生が明かすもう一つの『バクマン。』

バクマン
(C) 2015 映画「バクマン。」製作委員会

 今回の映画化に際し、原作者として「ウソのない本物のペン入れシーン」を希望したとのこと。「ペンは一方向にしか引けない」「ペンの角度は変えず紙の方を回す」など、描き手側から気をつけている点を映画スタッフに伝えたそうです。映像ではしっかり紙の方が回っており、大満足の実写化になった様子。

 キャラクターを演じているキャスト陣にも納得したといい、特に宮藤官九郎演じる川口たろうについては、「原作でもこう描けばよかったのかと思うくらい、今にも死にそうな雰囲気で……」と感嘆したことを明かしていました。(取材・文:編集部・井本早紀)

映画『バクマン。』は公開中
作品情報
オフィシャルサイト

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