『君の名は。』カフェバスツアー!男1人で楽しめるのか?
今週のクローズアップ
あ~今年の夏も何もなく終わってしまいそうだ……。去年の夏も……去年の夏といえば『君の名は。』が空前の大ヒットスタートを切っていたなぁ~というような“ロースタート状態”で『君の名は。』の東京の聖地をめぐるカフェバスツアーなるものがあることを知り、「えーい、ままよ!」と参加してきました。そんな“ロースタート状態”の男が、一人で参加して楽しめるのか!? ガチ検証スタートです。(編集部・海江田宗)
このバスツアー、KADOKAWAグループの新設旅行企画会社である株式会社クールジャパントラベルと、高速バスでおなじみのWILLER株式会社が企画したもの。約90分かけ、バス車内でスイーツを食べながら東京都内にある「『君の名は。』聖地」を案内してもらえます。「カフェバス」「スイーツ」「『君の名は。』聖地」の3要素がデートやスイーツ女子向きすぎて、男一人には目の前に立ちはだかる巨大な敵としか思えません……。
ツアーのスタート地点となるのは東京駅の近くにある鍛冶橋駐車場。この日は高温注意情報という最近流行りのワードが飛び交う中、涼しい待合室で球児たちの熱闘を見ていると……。
きました!
「君の名は。カフェバス」登場! これは目立つ。オープントップの2階建てバスに『君の名は。』のラッピングが施されています。
■早速乗り込む
なんと1階はキッチンになっていて
階段をのぼると
そこは完全に『君の名は。』ワールド。
瀧くんと三葉がお出迎えしてくれます。
席は対面式でカフェのテーブル席のようになっていて
テーブルはこんな感じ。
細かいところにもデコレーションがされているのですが、
なんと言っても特徴はこの透明な天井。すごい開放感! こんなの初めて! 瀧くんもドヤ顔です。「直射日光で死ぬ!」と思ったあなた、安心してください。紫外線をカットするロールカーテンがついて、車内はクーラーも効いていて涼しいです。心なしか瀧くんのドヤ顔度が増したような気がします。
■出発
ということで出発しました。添乗員の方がいらっしゃって、車内アナウンスで盛り上げてくれます。
テーブルにはカフェ料理が置かれています。この料理、昨年末から今年の5月下旬まで全国各地で展開された「君の名は。カフェ」で特に人気だったメニューを「君の名は。カフェバス」仕様にアレンジしたそうです。左から「瀧と入れ替わった三葉も思わず写真を撮りたくなったパンケーキ」「司と高木からもらったタマゴサンドとコロッケで作るコロッケパン」「『お前は誰だ?』アイスラテ」です(「司と高木って?」となった人、『君の名は。』のレンタル始まってますよ)。
パンケーキの左にご注目。添乗員さんがツアーの参加者に瀧くんと三葉のミニパネルを貸し出してくれました(数量限定)。これがあれば……。
こんなことや、
こんなことができて、まるで瀧くんと三葉が都内デートを楽しんでいるようです。
■カフェ飯いただきます
パンケーキを食べることにしました。思わず写真を撮ったあと食べようとしたのですが、フォークとナイフが気になりますね。(コロッケパンはうますぎて即完食してしまいました。写真があまりないのは気にしないでください)
三葉も気になっているようです。
食べ方が汚くてごめんなさい。
三葉もあきれ顔です。
完食しました。甘かった! これがパンケーキか!
■いよいよ聖地へ
出発地点から最初の「『君の名は。』聖地」まで少し時間があったので、すっかり旅の友となった三葉にピントをあわせたり、
瀧くんにピントをあわせたりしていると……
前方に第1のポイント「聖徳記念絵画館」です! 瀧くんの通学路のシーンで登場します。
そしてこのタイミングで天井オープン! なんだこの今までに味わったことのない開放感は! そして映画でおなじみのRADWIMPSの曲が車内に響きます。瀧くん、またもやドヤ顔です。
せっかくなので三葉がここを通って学校に行っているという、映画にはないシチュエーションの写真を撮りました。
2番目の聖地は「信濃町駅前陸橋」。瀧くんが三葉に電話をしようとしたり、東京に来た三葉が瀧くんに電話するなど、かなり大事な場面に登場します。
巨大化した三葉が大事な陸橋を見下ろすというちょっと『シン・ゴジラ』っぽい写真が撮れました。
バスはどんどん進み、瀧くんが三葉に電話をしようとしていた場所から見える景色として登場する「信濃町駅交差点」や、
物語終盤に登場する「四谷四丁目交差点」を通過。(この辺りから雨が降り始めました。雨男の自分を呪いたい)
バスは圧倒的な人通りを誇る新宿に入りました。
新宿、最初のスポットは三葉が住む飛騨と東京が対比的に表現されるシーンに出てきた「新宿ユニカビジョン」。
そしてオープニング映像で東京に住む瀧くんが登場した時の背景として使われていた「新都心歩道橋下交差点」。
その次は東京の朝を表現していた「新宿警察署裏交差点」です。(雨にピントが合っているだけで、実際は雨でもばっちり景色を楽しむことができます。瀧くんの顔が切ない)
新宿、最後の「『君の名は。』聖地」は、
(三葉も期待しているようです)
「新宿駅南口」です。瀧くんと入れ替わった三葉が憧れの東京を目にして喜ぶシーンで描かれていました。
新宿を抜けてバスがやってきたのはこのツアー最後の聖地「四ツ谷駅」。瀧くんと奥寺先輩のデートの待ち合わせ場所でした。
あえて三葉をそこに立たせると、瀧くんが少しだけ気まずそうです。
■そして結論
これから参加する方のためにも割愛しつつお送りした『君の名は。』バスツアー体験記。結論を言うと、(実は『君の名は。』よりも『もののけ姫』派の私でも)かなり楽しめました! 車内にはRADWIMPSの曲が流れ、添乗員さんがそれぞれのスポットでしっかりと解説をしてくださり、写真を撮るのに夢中になり、しかも料理まで食べることができてあっと言う間でした。そしてバスを発見した道行く人が嬉しそうにこちらを見てきて……なんだか特別な気分を味わえました。男一人の参加でも楽しめるのだから友達や恋人を誘ったら楽しくないわけがありません。東京観光としてもオススメです。実際、外国人の方も参加されていました。
この充実感、ツアー中ずっと目の前の席に取材の見張り役としてWILLER株式会社広報担当のキレイな女性の方が座っていたからでは断じてありません! 否、それを差し引いたとしても楽しかったです、本当に。
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