W杯開幕前に!サッカー映画特集!
今週のクローズアップ
ついにアレが開幕まで約1か月に迫っています。4年に1度開催されるアレ。今回のアレはロシアで開催されますね。アレと言ってもわからない? サッカーよりも映画? そんなあなたはこの特集、必見! この記事のゴールまで、スルーパスなしで読み切ってください!(編集部・海江田宗)
サッカー好き以外もついつい熱くなってしまうのがワールドカップ。ワールドなカップですから、このワールドに住んでいる人は全員がカップの行方に一喜一憂していいんです。「普段はサッカー観ないくせに……」と心のせまいサッカーファンが冷ややかな目を向けてきたら、「アイスマン」のニックネームで知られた元オランダ代表のサッカー選手デニス・ベルカンプばりの冷静さで「このサッカー映画知ってる?」と言ってやりましょう。
■死んでも負けられない『ゴール・オブ・ザ・デッド』
いきなりですが、サッカーとゾンビがまさかの融合を果たした作品です。謎の薬によって誕生したゾンビストライカーがスタジアムに乱入し、観客たちをゾンビ化させながらサッカーの試合を展開するという壮絶なストーリーです。サッカーを「観戦」していたら「感染」してゾンビになるというダジャレっぽい要素はありつつ、ゾンビの描写はリアルで迫力満点です。
■少林拳法×サッカー『少林サッカー』
香港喜劇界の帝王と称されるチャウ・シンチー監督がメガホンを取った本作。少林拳法で鍛えた主人公がとんでもない足技でサッカー選手として大成していきます。チームメイトや対戦相手も超個性的です。ワイヤーアクションとCG技術を駆使した映像は、今なお他のサッカー映画の追随を許しません。正直サッカー映画というよりはコメディー映画ですが、その分、サッカーに興味がない人でも楽しめます。
■名探偵コナンとJリーグがコラボ『名探偵コナン 11人目のストライカー』
最新作『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』が今年も大ヒットを記録しているシリーズの劇場版第16弾は、コナンとJリーグのコラボが実現した作品でした。サッカー観戦中の江戸川コナンが、何者かが仕掛けた爆破装置を止めるために暗号解読に挑みます。日本が誇るサッカー選手の三浦知良、遠藤保仁、今野泰幸、中村憲剛、楢崎正剛が声優に挑戦しています。阿笠博士がサッカーに絡めたダジャレクイズを出したりもします。
■サッカーの王様『ペレ 伝説の誕生』
奇跡的なプレーで戦争を停戦させたという伝説的なサッカー選手ペレ。この映画は“サッカーの王様”とまで言われた彼の伝記ドラマです。スラム育ちの少年が世界で最も偉大なサッカー選手へと成長していく過程を映し出し、サッカーシーンは臨場感抜群でサッカー経験者もうならせます。ペレ自身も製作として参加しています。
■実はサッカーが重要な役割『パッチギ!』
井筒和幸監督が朝鮮学校の女学生と日本人学生の恋を描いた『パッチギ!』。激しいケンカのシーンや名曲「イムジン河」の歌唱シーンなどが印象的ですが、実はサッカーが重要な役割を果たしています。主人公の高校生・康介(塩谷瞬)が朝鮮高校のキョンジャ(沢尻エリカ)に一目惚れすることになったのは、康介が朝鮮高校に親善サッカーの試合を申し込みに行ったからでした。
■人種差別に負けない女の子『ベッカムに恋して』
陽気なラブコメのように思えるタイトルですが、人種差別にくじけることなく夢に向かって突き進む女の子の姿を描いています。日韓ワールドカップが開催されて日本中の男子がベッカムヘアを真似ていた2002年に公開されました。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで世界を魅了した美女キーラ・ナイトレイの出世作でもあります。
■原始人がサッカー『アーリーマン ~ダグと仲間のキックオフ!~』
7月に日本でも公開される新作映画『アーリーマン ~ダグと仲間のキックオフ!~』は新たな名サッカー映画の誕生を予感させます。太古の地球が舞台となっているのですが、悪い奴らから故郷を取り戻すために原始人たちはサッカーで勝負を挑みます。エディ・レッドメイン、トム・ヒドルストンら英国の名だたるスターが声優として集結。イギリスの人たちって本当にサッカーが好きなんですね~!
■サッカーチームの裏側『We are REDS!THE MOVIE 開幕までの7日間』『We are REDS! THE MOVIE~minna minna minna(みんな みんな みんな)~』
最後にJリーグのクラブ「浦和レッドダイヤモンズ」に迫った2部作のドキュメンタリー映画『We are REDS!』シリーズを紹介します。浦和レッズに関わる人々を様々な角度からカメラがとらえています。ロッカールームの選手たちはカメラがあることをまったく意識していないかのように自分たちのことをさらけ出していました。『踊る大捜査線』シリーズや『永遠の0』などの映像制作プロダクションROBOTが企画・制作・配給を担当しています。
以上、オフサイドラインぎりぎりの駆け足でサッカー映画を紹介してきました。ぜひサッカー映画をたくさん観て、ワールドカップに備えてください。何はともあれ、頑張れ! ニッポン!