2019年はディズニー映画が豊作!実写・アニメの強力ラインナップ一挙
今週のクローズアップ
2019年はディズニー映画が熱い! 今年2月に映画『メリー・ポピンズ リターンズ』が公開されたばかりですが、早くも3月には名作アニメーションを実写化した『ダンボ』が公開となります。さらに今後も、実写映画3本、アニメーション映画2本が控えており、“ディズニー・イヤー”といっても過言ではありません。ここでは、今年日本公開されるディズニー映画を一挙に紹介します。(編集部・倉本拓弥)
鬼才ティム・バートン監督によるオリジナルストーリー
『ダンボ』(3月29日公開)
1941年製作のディズニーアニメーションを、『アリス・イン・ワンダーランド』などの鬼才ティム・バートン監督がオリジナルストーリーで映画化。大きな耳を持つダンボが、金儲け主義の興行師に引き離された母親象を救うため、人間の家族と共に奮闘するさまを、バートン監督が独特な世界観で描きます。実写版でも、ダンボの大きな耳とつぶらな瞳がしっかり描かれており、様々な可愛らしい表情は見ているだけでも幸せな気持ちに! キャストも、コリン・ファレル、エヴァ・グリーン、マイケル・キートンといった実力派が集結。『アリス・イン・ワンダーランド』に続いて、再びディズニーの実写映画を手掛けるバートン監督の独創的な映像美にも注目です。
ウィル・スミスのジーニーが早くも話題!
『アラジン』(6月7日公開)
『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が、願いを叶えることができる魔人が宿ったランプを手にした、青年アラジンの物語を実写映画化。ランプの魔人ジーニーを演じるのは、『ハンコック』『スーサイド・スクワッド』などのウィル・スミス。昨年公開されたビジュアルでは、ウィルふんするジーニーが人間の姿をしていたことから、「青い姿にならないのでは?」とアニメ版『アラジン』のファンから不安の声も上がっていましたが、心配無用! 2月に公開された海外版予告には、しっかりと青い姿のウィルが登場しており、本人も「だから青くなるって言っただろ!」とInstagramでコメント。アラジン役のメナ・マスードや、ジャスミン役のナオミ・スコットら若手キャストとのアンサンブルにも期待が高まります。
CGで描かれるシンバが可愛い!
『ライオン・キング』(8月9日公開)
ディズニー実写版『ジャングル・ブック』で成功を収めたジョン・ファヴロー監督が、再びディズニー名作アニメーションの実写化に挑戦。舞台となるサバンナや野生の動物たちは、最先端のCG技術で表現されており、もふもふとした体毛の主人公シンバは超キュート! 声を担当するのは、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で若きランド・カルリジアンを演じ、“チャイルディッシュ・ガンビーノ”名義でラッパーとしても活動するドナルド・グローヴァー。さらに、シンバの幼なじみであるメスライオン・ナラの声に、歌手のビヨンセが抜てきされるなど、第一線で活躍するアーティストの歌声によるミュージカルナンバーも見どころとなりそうです。さらに、オリジナルアニメーションでシンバの父・ムファサの声を担当したジェームズ・アール・ジョーンズも当時と同じ役の声で続役しており、実写映画でのパフォーマンスにも注目です。
ダークヒーローが主役のディズニー映画!?
『アルテミスと妖精の身代金』(今秋公開)
アイルランドの小説家オーエン・コルファーによるベストセラー小説「アルテミス・ファウル」シリーズをディズニーが実写映画化。伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年アルテミス・ファウル2世と、魔法とハイテクノロジーを駆使する妖精たちとの戦いを描いたファンタジーで、ディズニー映画では珍しい“ダークヒーロー”が主人公となります。メガホンをとったのは、ディズニー実写版『シンデレラ』やマーベル映画『マイティ・ソー』を手掛けたケネス・ブラナー監督。ディズニー映画にゆかりのある監督が描くダークヒーローはどんなキャラクターなのか気になるところです。
世界中で愛されるおもちゃたちが帰ってくる!
『トイ・ストーリー4』(7月12日公開)
ディズニー/ピクサーの人気シリーズが再びスクリーンに帰ってきます! 2010年公開『トイ・ストーリー3』以来、実に9年ぶりとなる新作は、ウッディやバズなどお馴染みのキャラクターに加えて、“フォーキー”という新キャラクターが登場。予告では「僕はおもちゃじゃない!」と泣きわめくフォーキーですが、果たして何者なのか? さらに、19年ぶりに初代ヒロインのボー・ピープ(羊飼い人形のおもちゃ)もカムバック。日本語吹替版も戸田恵子が続役し、ウッディ役の唐沢寿明やバズ役の所ジョージと再共演を果たします。
待望の続編はまるでヒーロー映画!?
『アナと雪の女王2』(11月22日公開)
全世界累計興行収入12億7,648万335ドル(約1,400億円)を記録する大ヒットとなった『アナと雪の女王』。続編の予告では、前作よりダークな世界観に方向転換(?)したかのような、アナやエルサの勇ましい姿が映し出されます。周囲を凍らせる特殊能力を操るエルサに、大人っぽくなったアナ、頼れる男性クリストフと相棒のトナカイ・スヴェン、雪だるまのオラフが揃った姿は、まさに某ヒーローチームのような一体感を醸し出しています! また、前作は劇中歌「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」などの楽曲も話題となりましたが、監督のジェニファー・リーは「私たちは、“進化”とも言える新曲を用意しています」と少なくとも4曲の新曲が存在することを、昨年11月にVarietyに語っています。謎めいたストーリーだけでなく、「レット・イット・ゴー」を超える名曲が誕生するのかにも注目です。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
この他、日本公開は未定ですが、アンジェリーナ・ジョリーが人気ヴィランを演じた『マレフィセント』の続編『マレフィセント:ミストレス・オブ・イーヴル(原題) / Maleficent: Mistress of Evil』が10月18日に全米公開されることが決定。2020年5月29日から大幅な前倒し公開となったことも注目されており、1年を通してディズニー作品を堪能できることになりそうです!