変なゾンビがいっぱい!ジム・ジャームッシュ『デッド・ドント・ダイ』個性派ゾンビキャスト【まとめ】
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ジム・ジャームッシュ監督がキャリア初のゾンビ映画に挑んだ『デッド・ドント・ダイ』が待望の日本公開! インディペンデント映画界の雄ジャームッシュ監督の作品とあって、ホラー映画ながら、ビル・マーレイ、アダム・ドライヴァー、ティルダ・スウィントンなど、豪華スターがズラリ。そんな超豪華キャストもびっくりな驚きのゾンビの面々や、ホラー好きに向けたトリビアネタをまとめました!(構成:編集部・入倉功一)
(以下、映画のネタバレを一部含むため、映画鑑賞後にお読みいただくことをおすすめします)
主なゾンビキャスト
イギー・ポップ / コーヒー・ゾンビ
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ジャームッシュ監督によると、イギー・ポップは撮影前に、彼の演じるコーヒー・ゾンビにはどんな背景があるのかと尋ね、監督は、彼と彼のガールフレンドがブルー・オイスター・カルト(アメリカのロックバンド)のコンサートを終えた後、1973年にバイクで殺されたと説明した。実はイギー・ポップは、その年にブルー・オイスター・カルトとステージで共演している。
サラ・ドライバー/ コーヒー・ゾンビ
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イギー・ポップ演じるコーヒー・ゾンビとカップル。実際はジム・ジャームッシュ監督と公私ともに長年のパートナーであり、ジャームッシュ監督作への出演は『パーマネント・バケーション』(1980)、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984)、『ミステリー・トレイン』(1989)以来。
キャロル・ケイン/シャルドネ・ゾンビ
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当初、ジャームッシュ監督はこの役を『死霊のはらわた』(1981)で主演を務めたブルース・キャンベルに、と思い描いていたが、その後、女性に演じてもらうことが決定。すでに出演を引き受けていたスティーヴ・ブシェミと『イン・ザ・スープ』(1992)で共演したキャロル・ケインにオファーしたという経緯がある。
シャーロット・ケンプ・ミュール/ ファッション・ゾンビ
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D&G、メイヴェリン、スワロフスキーなど、世界中の錚々たるブランドの広告塔として活躍するスーパーモデルであり、バンド「The Ghost of a Saber Tooth Tiger」のベーシスト。ショーン・レノンとは2006年から交際中。劇中では、ティルダ・スウィントン演じるゼルダから、厳しいファッションチェックを受け、日本刀で切られてしまうが、ゾンビとなってもなお、世界最高峰のプロポーションは健在。
スタージル・シンプソン/ ギター・ゾンビ
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ジャームッシュ監督がデビューアルバムからの筋金入りのファンであり、直々のオファーを受けてテーマ曲「デッド・ドント・ダイ」を書き下ろしたグラミー賞アーティストのスタージル・シンプソン。流麗なメロディと歌声で観る者の耳を不思議と癒やすカントリーナンバーが、劇中で響き渡る。実はスタージル・シンプソン本人がギターを持ったゾンビとして劇中にもカメオ出演している。
映画『ゾンビランド』ゾンビ
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3人の警官が墓地に向かってパトカーを走らせている時、アダム・ドライヴァー演じるロニー巡査が、窓から身を乗り出してゾンビの頭を切り落とすが、このゾンビは、2009年に制作されたゾンビ映画『ゾンビランド』の劇中のビル・マーレイと同じ衣装と髪型をしている。
ホラー映画へのオマージュ
本作のゾンビたちは、生前に固執していたものに執着し、ゾンビとなっても当時の行動を繰り返す。このアイデアはジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』から着想を得ている。
クリフ(ビル・マーレイ)が、ロニー(アダム・ドライヴァー)に、夜なのにまだ明るい状態の中で「8時20分か」と時間を尋ねるシーンがあるが、これはジョージ・A・ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』で主人公のバーバラが日光と時間について質問するシーンのオマージュである。
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劇中、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズが演じる、雑貨店を営むホラーオタクの青年ボビーは、ヴァンパイアを扱ったホラー映画の元祖として知られる映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』のTシャツを着用している。
映画『デッド・ドント・ダイ』は全国公開中
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