実写版『アラジン』のナオミ・スコットのキュートな表情に引かれる『ハロー・アゲイン / Hello, Again』

10分の極上無料短編映画体験

ブリリア ショートショートシアター オンライン × シネマトゥデイコラボ企画

 台風が通り過ぎるたびに、秋の色が深くなっていくこの季節。あいにくのお天気でも、家族や気の置けない友人の存在と、そして映画があれば、自分のお家もとびきりの楽しい空間に変わるだろう。ショートフィルム専門のオンラインシアター Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE(BSSTO) では、この10月も海外の秀作ショートフィルムを毎週配信。平日夜の休息タイムや、週末のまったりタイムに、ぜひお楽しみいただきたい。

実写版『アラジン』でジャスミン役を務めたナオミ・スコット出演『ハロー・アゲイン / Hello, Again』

ハロー・アゲイン
『ハロー・アゲイン / Hello, Again』より

『ハロー・アゲイン / Hello, Again』
監督 トム・ラドック
製作年 2014年
製作国 イギリス
上映時間 約12分
配信期間 10月7日より

 母親の葬儀の翌日、一睡もできずに朝を迎えたオーエン(ジャック・ブレット・アンダーソン)は、父親を避け一人で母親の墓参りをすることにした。ちょっとした勘違いから、亡くなった父親の墓を訪れていたマウラ(ナオミ・スコット)と知り合う。二人は墓地に眠る愛する人とつながる方法を探そうとしていた。

 身近な人の死に直面して、心がぽっかりと空いた経験はあるだろうか? 長く生きていると、誰もが経験する別れ。本作はそんな普遍的な経験をテーマにしたヒューマンドラマだ。

 「死」という重いテーマを描きながらも、淡い光の中で淡々と描かれる序盤の風景は、主人公オーエンの抱える「虚無感」を印象的に描いている。その虚無感から一転、後半は亡き人からエールをもらって、視線をあげて一歩を歩き始める。ストーリーとしてはシンプルでオチやどんでん返しはないものの、とても清々しく、新しい気持ちをもらえる作品だ。

 そして、スヌーピーのキーホルダーなど小物の演出、墓地のシーンの画角や配色、墓地から帰ったラストシーンでのオーエンの一言、そこに重なる感傷的な音楽。細かい点も丁寧に作られている。1度目は余韻に浸り、そのあとは1度だけでなく繰り返しご覧いただきたい。

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旧型マスタングで駆け抜ける!ロックなおばあちゃんと孫たちの目的地とは?『祖父とのお別れ / Between Mournings』

祖父とのお別れ
『祖父とのお別れ / Between Mournings』より

『祖父とのお別れ / Between Mournings』
監督 フレデリック・デ・ブラバン
製作年 2015年
製作国 フランス
上映時間 約17分
配信期間 10月14日より

 美しい田舎の風景の中を1960年代風の車が走り抜ける。運転席の女性と弟、そして祖母が祖父の遺灰をまくために始めた旅は、何やら滑稽な展開に。大切なのは悼むこと? それとも彼女たちと祖父との関係?

 洋画に出てくる老人たちは、「年寄り」感を感じさせないことが多い。歳を取って身体は老いているが、「老い」が「衰退」ではなく「円熟」としてポジティブに働いているようだ。

 本作に登場するのは小柄なおばあさんと孫二人。孫は二人ともいい大人だ。となるとおばあさんも80代くらいだろうか。年齢から言えばお年寄りだが、颯爽としていて心は若々しい。革ジャンを着て古いアメ車に乗る姿が板についている。

 物語は3年前に亡くなったおじいさんの遺灰を巻くためのプチロードムービー。計画通り進まず孫たちは右往左往するが、おばあちゃんがビシッと道を指し示す。こんなおばあさんがいたらいいなと思うと同時に、自分もそんないい歳の重ね方をしたいものだと感じた。

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実は人間の生活を描く映画『犬の生活 / A Dog’s Life』

犬の生活

『犬の生活 / A Dog’s Life』
監督 ピーター・ヴァンデナベール
製作年 2014年
製作国 ベルギー
上映時間 約8分
配信期間 10月28日より

 一人暮らしの女性が犬を飼っている。朝女性が家を出ると、犬は飼い主が戻ってくるまでの間、時間を持て余して過ごしているのだ。

 Brillia SHORTSHORTS THEATER としては、久しぶりのアニメーション作品。ピリッと風刺が効いた1本だ。いわゆる「ネタバレ厳禁」の作品なので多くは語れないが、観終わった後に、軽く笑えるか、それとも身につまされてグサッとくるか。あなたはどちらだろうか。

 映画館の席数制限も解除され、徐々に日常風景が戻ってきた。その一方でオンラインでの余暇活動は大きな比率を占めたままだ。この時代だからこそ、小規模で、短く、リスクなく。それでいて面白い。そんなショートフィルムの魅力にぜひ触れていただきたい。

 来月11月は、9月に行われた国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2020」(SSFF&ASIA)の受賞作品を配信予定。どうぞお楽しみに。(大竹悠介)

今回紹介した各作品は「Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE」で配信予定。

Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE公式サイト

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