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シーズン3始動!序盤から懐かしい顔ぶれ&小ネタがいっぱい!【今週のマンダロリアン】

 『スター・ウォーズ』実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」待望のシーズン3が、1日からついに配信スタート。シーズン最初のエピソードから、さっそく懐かしい顔ぶれが続々登場。そしてやっぱり小ネタもたっぷり詰まってる!(文・平沢薫)

この記事は「マンダロリアン」シーズン3のネタバレを含みます。「チャプター17:背教者」視聴後にお読みいただくことをおすすめします。

「マンダロリアン」の魅力が全部盛りの新シーズン!

 手に汗握るアクション、未知の惑星への冒険の旅、『スター・ウォーズ』世界の歴史と文化の深掘り、西部劇へのオマージュ、そして愛くるしすぎるグローグー。シーズン3の初回エピソードは、そんな「マンダロリアン」シリーズの魅力が盛りだくさん。

 まず、出だしからマンドーの登場シーンが、カッコイイ!  大勢のマンダロリアンたちがクリーチャー相手に苦戦しているところに、ナブー王室のN-1スターファイターの改造機で登場し、一撃で倒す。この新しい愛機は、スピンオフドラマ「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」の「チャプター5:マンダロリアンの帰還」で手に入れたもの。これまでの愛機レイザー・クレストとはまた違った活躍を見せてくれそうだ。

 と、その前に、ドラマのオープニングで流れるオープニング動画が「マンダロリアン」仕様に変更された。「ルーカスフィルム」と「スター・ウォーズ」のロゴの間に人気キャラクターのマスクが登場するOP動画では、これまでダース・ベイダーのマスクに続いてR2-D2などが登場していたが、今回はマンドーやボバ・フェット、ボ=カターン・クライズ、IG-11など、「マンダロリアン」シリーズのキャラクターになっている。

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グリーフ・カルガと再会するマンドー

 シリーズ序盤は、おなじみのキャラクターの近況が明かされる。惑星ネヴァロで監督官と賞金稼ぎギルドの元締めを兼業していたグリーフ・カルガ(カール・ウェザース)は、上級監督官に。彼の台詞で、キャラ・デューン(ジーナ・カラーノ)は新共和国の特殊部隊へ入り、帝国軍の残党を率いたモフ・ギデオン(ジャンカルロ・エスポジート)は戦犯法廷に送られたことも判明した。そして、海賊王ゴリアン・シャードノンソー・アノジー)が登場するが、これは他の作品には登場していないキャラクターだ。

 そして、このシーズンのストーリーが始動。マンダロリアンの掟を破ったマンドーは、償いのため、惑星マンダロアの地下にある泉に向かうことになる。そのため、ボ=カターン・クライズ(ケイティー・サッコフ)にも会いに行く。本シーズンは、惑星マンダロアと宇宙に散らばったマンダロリアンたちをめぐる、壮大な物語になるのではないだろうか。マンドーがネヴァロに立ち寄った目的は、かつてグローグーを助けるために自爆した元賞金稼ぎドロイド、IG-11を修理するため。IG-11にマンダロア探索を助けてもらおうと考えたマンドーは、まずは彼を修理するための記憶回路を探すことになるようだ。

ハイパースペース航行中にも小ネタが

 そんなストーリーを描きつつ、今回もいつものようにリンクの宝庫。ハイパースペース航行中に、グローグーが不思議そうに見上げる巨大な影は、宇宙を旅する巨大生物、パーギル。アニメ「スター・ウォーズ 反乱者たち」シーズン2の第5話「宇宙を旅するもの」に初登場して、主人公エズラと心を通わせたクリーチャーだ。パーギルは「反乱者たち」最終回にも登場し、エズラと共にハイパースペースに去っていった。エズラは、新たな実写ドラマ「スター・ウォーズ:アソーカ(原題)」に登場することが決定している。となると、このシーンは「アソーカ」にリンクする可能性も?

 もう一つの注目ポイントが、マンドーたちがボ=カターンに会いに行った惑星カレヴァラ。これは、クライズ氏族の故郷の惑星だが、これまではアニメ「クローン・ウォーズ」で言及されただけで、実写では初登場となる。彼女がマンドーに泉のある場所として教えた「サンダーリ」とは、ボ=カターンの姉サティーン・クライズ女公爵がマンダロアを統治していた頃の、新マンダロリアン政府の首都名。アニメ「クローン・ウォーズ」の舞台の一つになっている。

ボ=カターンとの確執も描かれる?

 また、シリーズファンがおっ! となりそうな小ネタも続々。上級監督官となったグリーフは、ネヴァロを「今やハイディアン・ウェイの主要地点だ」と言うが、このハイディアン・ウェイは、銀河系のアウター・リム宙域を通過するハイパースペース・ルートの名称。アニメシリーズ「クローン・ウォーズ」のセリフ(シーズン2、5)にも登場する。

 この土地の樹の枝に何匹もいるコワキアン・モンキー=リザードは、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 』でジャバ・ザ・ハットがペットにしていた生物。「マンダロリアン」シーズン1のころのネヴァロでこの生物の串焼きが道端で売られていたことを思うと、惑星が発展した証拠にも思える。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』とのリンクも!

 そして、グローグーがペットにしたがる小さなエンジニアの種族、アンゼラン(今回の字幕ではアンゼラ人)は、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に登場したバブ・フリックと同じ種族。ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)らが訪問し、C-3POをシスの言語が読めるようにプログラミングしてもらっていた“ドロイドスミス”(ドロイドの修理人)だ。

 また、海賊の手下には、おなじみの種族がずらり。顔に突起があるニクト、トカゲ顔のトランドーシャン、眉部分が盛り上がってるクラトゥニアン、ミイラっぽいウィークウェイ、触手のようなヒゲのクオレンたち。ネヴァロの町の通りには、アクバー提督と同じ種族のモン・カラマリもいる。今回のシーズンでも、小ネタが山盛りとなりそうだ。

マンドー

 このエピソードを監督したリック・ファムイーワは、本作がシリーズ4話目。これまで「チャプター2:ザ;チャイルド」「チャプター6:囚人」「チャプター15:信奉者」を監督してきた彼は、シーズン3から製作総指揮にも加わった。脚本はこれまでと同じく、シリーズクリエイターのジョン・ファヴローが担当している。マンドーとグローグーの前には、クリアするべき課題が山積みとなった。ドロイドIG-11の回路の入手や、ボ=カターンとの関係など、課題が山積みのマンドーとグローグーの旅は始まったばかりだ。

「マンダロリアン」シーズン3はディズニープラス独占配信中
(C)2023 Lucasfilm Ltd.

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