『踊る大捜査線』歴代シリーズあらすじ・キャスト【まとめ】
「踊るプロジェクト」12年ぶりの新作映画『室井慎次 敗れざる者』(10月11日)の公開を記念して、歴代の映画シリーズとテレビドラマシリーズのあらすじとキャストをまとめて紹介する。(今井優)
【映画シリーズ】
『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998)
(興行収入101億円/動員700万人)
監督:本広克行 プロデューサー:亀山千広 脚本:君塚良一
キャスト:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀、いかりや長介、ユースケ・サンタマリア、筧利夫、小泉今日子
湾岸署管轄の川で、水死体が発見される。解剖の結果、胃袋の中からテディ・ベアのぬいぐるみが発見され、猟奇事件へと発展する。また、湾岸署内では窃盗事件が多発するほか、無差別テロが発生し、湾岸署に捜査本部が置かれることになる。湾岸署史上、最悪の3日間がはじまる。
『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003)
(興行収入173.5億円/動員1.260万人)
監督:本広克行、脚本:君塚良一、プロデューサー:亀山千広
キャスト:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀、ユースケ・サンタマリア、いかりや長介
観光客であふれるお台場で、交通整理などの業務が日常になっていた湾岸署に連続凶悪事件が発生した。青島(織田裕二)や、すみれ(深津絵里)らは捜査にのりだす。しかし、そんな中さらに殺人が起き、第一発見者から重要な証言が語られる。
『交渉人 真下正義』(2005)
(興行収入42億円/動員310万人)
監督:本広克行 製作:亀山千広 原案:君塚良一
キャスト:ユースケ・サンタマリア、寺島進、小泉孝太郎、高杉亘、松重豊、柳葉敏郎、水野美紀、西村雅彦
クリスマス・イブを雪乃(水野美紀)とデートするはずだった警視庁交渉課準備室課長の真下(ユースケ・サンタマリア)は、室井管理官(柳葉敏郎)に呼び出され、何者かにのっとられた東京の地下鉄の最新鋭実験車両事件に挑むが……。
『容疑者 室井慎次』(2005)
(興行収入38.3億円/動員287万人)
監督:本広克行 製作:亀山千広 脚本:君塚良一
キャスト:柳葉敏郎、田中麗奈、哀川翔、八嶋智人、吹越満、柄本明、佐野史郎
2005年2月某日、警視庁・室井管理官が、自らが指揮をとった殺人事件の捜査の責任をとらされ、逮捕されてしまう。警察庁と警視庁の確執が絡み、新城(筧利夫)や沖田(真矢みき)の尽力も虚しく、事態は最悪の状況になり……。
『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』(2010)
(興行収入73.1億円/動員570万人)
監督:本広克行、脚本:君塚良一、プロデューサー:亀山千広
キャスト:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、小栗旬、小泉今日子
湾岸署を襲った連続殺人事件から7年。海外からの要人が降り立つ空港が近くにあり、高速道路や変電所などが立ち並ぶお台場は、テロリストの標的となっていた。そのため湾岸署は、よりセキュリティー設備が充実した新湾岸署への引っ越しをすることになる。引っ越しの作業を一任された青島は、部下と一緒に取り掛かるものの、湾岸署管内で次から次へと事件が発生し……。
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012)
(興行収入59.7億円/動員471万人)
監督:本広克行、脚本:君塚良一、製作:亀山千広
キャスト:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、小栗旬、香取慎吾
国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が起こり、その後被害者が殺された状態で発見される。殺害に使われたのは、警察が押収した拳銃だった。捜査を担当することになった湾岸署だったが、青島ら捜査員には情報がまったく開示されない方針が決定。そんな中、第2の殺人が起き、続く第3の事件では真下の息子が誘拐されてしまう。
『室井慎次 敗れざる者』
(2024年10月11日公開)
監督:本広克行 プロデュース:亀山千広 脚本:君塚良一
キャスト:柳葉敏郎、福本莉子、齋藤潤、前山くうが、前山こうが、松下洸平、矢本悠馬、生駒里奈
室井慎次は青島俊作とのかつての約束を果たせなかったことを悔やみ、警察を辞めて故郷の秋田に戻る。事件の被害者家族や加害者家族を支援したいという思いで、彼は少年たちと共に穏やかな日々を過ごしていた。そんな彼の前に突然謎の少女が現れ、さらには他殺と思われる死体が発見される。そして謎の少女は猟奇殺人犯・日向真奈美の娘の杏(福本莉子)であることが判明する。
『室井慎次 生き続ける者』
(2024年11月15日公開)
(準備中)
【テレビシリーズ&スペシャルドラマ】
連続ドラマ「踊る大捜査線」(全11話)
(1997年1~3月放送/世帯視聴率18.2%)
脚本:君塚良一 プロデューサー:亀山千広、東海林秀文 演出:本広克行、澤田鎌作
キャスト:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀、ユースケ・サンタマリア、いかりや長介
元サラリーマンの熱血刑事・青島俊作が、湾岸警察署刑事課を舞台にさまざまな事件に挑む。
「踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル」
(1997年12月放送/世帯視聴率 25.4%)
脚本:君塚良一 プロデューサー:亀山千広、東海林秀文 演出:本広克行
キャスト:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀、ユースケ・サンタマリア、筧利夫、稲垣吾郎、広末涼子
湾岸署の刑事たちが年末の特別警戒体制に入る中、署内で重要人物の捜索や窃盗事件などが続出する。そんな中、不祥事の責任を取ってほかの署へ異動していた青島が、湾岸警察署へ復帰する。しかし、どの課も問題児を引き取ることを嫌がり、青島はたらいまわしにされる。
「踊る大捜査線 番外編 湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル」
(1998年6月放送/世帯視聴率 24.9%)
原案:君塚良一 企画:亀山千広 プロデューサー:高井一郎、東海林秀文 演出:本広克行 脚本:尾崎将也
キャスト:内田有紀、渡辺えり子、織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀、いかりや長介、ユースケ・サンタマリア、小野武彦、北村総一朗、斉藤暁、筧利夫
警察学校を卒業し、湾岸署の交通課に配属された篠原夏美(内田有紀)は、お局巡査部長・桑野冴子(渡辺えり子)の厳しい指導のもと交通安全キャンペーンの準備に追われていた。ある日、凶悪犯と接触したことで、事件に巻き込まれてしまう。
「踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル」
(1998年10月放送/世帯視聴率 25.9%)
脚本:君塚良一 プロデューサー:亀山千広、東海林秀文 演出:澤田鎌作
キャスト:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀、いかりや長介、大塚寧々、ユースケ・サンタマリア
放火殺人未遂事件が発生し、真犯人として相良純子(大塚寧々)が逮捕される。護送任務を任された青島とすみれ(深津絵里)だったが、途中のコンビニで犯人に逃亡されてしまう。
踊るレジェンドドラマスペシャル「逃亡者 木島丈一郎」
(2005年12月放送/世帯視聴率 15.6%)
演出:波多野貴文 プロデュース:本広克行 エグゼクティブプロデューサー:亀山千広
キャスト:寺島進、段田安則、東根作寿英、篠田拓馬、ムロツヨシ、石井正則(アリtoキリギリス)、松重豊、ユースケ・サンタマリア、森口瑤子、梅宮辰夫
特殊犯捜査一課(SIT)の係長である木島丈一郎(寺島進)は、型破りな行動や過激な言動で知られる人物。そんな木島は、立てこもり事件の人質となっていた少年・吉村遼(篠田拓馬)と逃亡劇を繰り広げることになる。
踊るレジェンドドラマスペシャル「弁護士 灰島秀樹」
(2006年10月放送/世帯視聴率 16.8%)
演出:小林大策 プロデュース:古郡真也 企画:金井卓也 脚本:君塚良一
キャスト:八嶋智人、吹越満、野村宏伸、長井秀和、石田ゆり子、中村咲哉、真矢みき、伊東四朗
かつて逮捕された室井管理官を追いつめた灰島秀樹(八嶋智人)は、目的のためには手段を選ばない“訴訟パラノイア”の異名を持つやり手弁護士。ある日、海洋博覧会がらみの二つの弁護を依頼される。
「踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件」
(2012年9月放送/世帯視聴率21.3%)
演出:本広克行 プロデュース:亀山千広 脚本:君塚良一
キャスト:織田裕二、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、北村総一朗、滝藤賢一
中国人刑事・王(滝藤賢一)が日本人女性と結婚することになり、結婚式には警察庁上層部や中国の高官らが出席するため、青島は結婚式を取り仕切る幹事を務めることになる。そんな中、ある事件の容疑者として王の婚約者の名前が浮上する。