『モアナと伝説の海』<超>実写版の想像を超えてきた3つのポイント

モアナと伝説の海

 この夏、ディズニー・アニメーションの傑作『モアナと伝説の海』が満を持して<超>実写映画として登場! 勇気を胸に果てしない大海原へと漕ぎ出すヒロイン、モアナの冒険譚が、<超>実写ならではの息遣いと迫力をもって目の前に現れる。モアナのまっすぐな眼差し、相棒となるマウイのチャーミングな存在感、エメラルドブルーのきらめきから荒々しいうねりまで、神秘的な表情を見せる海……。そのすべてが、想像を超えるワクワク感! 猛暑を吹き飛ばす癒やしに満ちあふれている。そんな、アニメーション版の世界観や名曲、愛されるキャラクターたちの魅力を忠実に受け継ぎながら、アニメーション版から進化を遂げた<超>実写版の魅力を紹介します。

19歳の新星が等身大のモアナを熱演!くじけないヒロインに心を揺さぶられる!

モアナと伝説の海

 周囲を海で囲まれた島で暮らす16歳の少女モアナは、「サンゴ礁を越えてはならない」という掟のある島で平穏な日々を過ごしていた。しかしある日、島に異変が発生。この謎を解く鍵がサンゴ礁の先にあると考えたモアナは、愛する家族や島の人々を守るため冒険へと旅立つ。

 モアナは、王子様を待つプリンセスではなく、未来を目指して自らオールを手に突き進んでいくヒロインだ。ピンチの連続にくじけそうになりながらも、何度も立ち上がっていくモアナの不屈の精神が、世代を超えて愛され続けてきた。<超>実写版でモアナ役に抜擢された19歳のキャサリン・ランガイアは、“不屈の精神”を感じさせるオーラを放つ新星。澄んだ瞳にキラリと希望の光を宿し、モアナの力強い前進力を体現。好奇心がのぞくはつらつとした笑顔、躍動感あふれる身のこなしも魅力的で、「私はモアナ」という説得力がハンパない! そんなひたむきな姿は応援したくなると同時に、未知の世界に飛び込む勇気を与えてくれる。

 そして<超>実写版では、モアナのピュアさだけではなく、彼女の悩みや葛藤も一層、切実さを伴って描かれ、終始ハラハラ。大好きなタラおばあちゃんと離れて旅立つ場面では、おばあちゃんの海のように広く深い感情に呼応するように、そっと涙をにじませるモアナ。役者同士の化学反応の賜物とも言うべき感涙シーンとなり、互いの想いが交わされるその瞬間から家族の深い絆が伝わってくる。また旅の途中でくじけそうになるモアナの姿からは、使命を背負いながらも迷いを抱える、一人の少女としての等身大の一面が浮かび上がる。次から次へと降りかかる試練に、くるくると表情を変えるキャサリンの繊細な演技がモアナにさらなる生命感を与え、観る者は彼女の心情に共鳴しながら物語の世界へ深く引き込まれ、その成長から目が離せなくなることだろう。

 歌声も圧巻だ。名曲「どこまでも ~How Far I'll Go~」をアニメーション版で世界中の心をつかんだあの感動そのままに、伸びやかに歌い上げるその歌声は、観客の心まで解き放ち、一歩踏み出そうという高揚感を与えてくれる。日本版は、アメリカ本社の厳選なるオーディションを経て見事役を射止めたME:ITSUZUMI。キャラクターのパワフルさだけでなく、その奥にある純真さまで歌声に乗せ、役への深い理解と愛情を感じさせる。

19歳の新星が「どこまでも ~How Far I'll Go~」を歌唱!US版本予告

TSUZUMIの圧巻の美声!日本版予告

映画館で大海原へ飛び込め!五感で感じる海の神秘

モアナと伝説の海

 <超>実写版の最大のギフトとも言えるのは、美しい島や海へと飛び込んだかのような、圧倒的な絶景体験へと連れて行ってくれること。

 モアナの住むモトゥヌイ島は、カラフルな花々と生命力あふれる緑に彩られた楽園。映画の冒頭では島の人々の暮らしがみずみずしく描かれ、一気にその世界へと引き込まれる。撮影では広大なセットを建設し、架空の島を作り上げたという。アニメーション版で描かれた美しい世界を忠実に再現しながら、その場の空気や雰囲気まで捉える<超>実写版では、木々のざわめきからも風の流れが伝わり、草花の香りまで届いてくるかのような臨場感を体験できるはず。モアナが命懸けで守り抜こうとする理由が、ありありと息づいている。

モアナと伝説の海

 とりわけ目を見張るのが、海の描写だ。島を取り囲むエメラルドブルーの海は、抜群の透明度。モアナが小さな船で漕ぎ出してからは、海の多彩な表情にくぎづけになる。太陽にきらめく水の輝き、帆を張ってぐんぐんと進むほどに深みを増す海の青さ、勢いよく吹き抜けていく潮風……。眼前に広がる光景は、息をのむほどにダイナミック! モアナが海に落ちれば、カメラも一緒に海中に潜り、泡の弾ける音や水中のくぐもった音までがリアルに耳に届く。そして、夜は満天の星空の下、静寂に包まれたまったく異なる景色が広がる……。五感を刺激する映像美によって、自分も海の中にいるような、得も言われぬ没入感を味わえる。

モアナと伝説の海

 また“海に選ばれた少女”であるモアナは、何度もその波に救われる。意志を持って、守護者のように彼女のために動く海の姿も大きな見どころ。<超>実写版では、モアナ目線でその形を間近に感じられ、しぶきが飛んでくるような錯覚や、海が頭上からやさしく包み込んでくれるような体感も味わえる。

 IMAXでの上映も行われる本作だが、壁いっぱいに大きく広がるIMAXの大スクリーンならば、没入感もさらに倍増。深みのある黒色と鮮やかな色彩のコントラスト特性が、夜空にまたたく星々まで吸い込まれるような美しさで映し出す。映画館の客席に座りながら、大迫力の大海原へとダイブできることこそ本作の醍醐味。全身で清涼感や自然の豊かさをたっぷりと浴び、癒しのひとときに浸ってほしい。

ドウェインの実写マウイに歓喜!スクリーンから飛び出してきそうな魅惑のキャラクターたちとの大冒険

モアナと伝説の海

 モアナを取り巻く、愛すべきキャラクター勢の癒やし効果もハンパない。本作とモアナの魅力を最大限に引き出しているのが、モアナとぶつかり合いながらも最高の相棒となっていく、半神半人の伝説の英雄マウイだ。『ワイルド・スピード』シリーズなどで大人気のドウェイン・ジョンソンが、アニメーション版に続いてこれ以上ないほどのハマり役としてマウイを演じている。

 強靭な肉体を持ち、神から与えられた釣り針を使って、どんな生き物にも自由自在に姿を変えることができるマウイ。自信家でモアナに憎まれ口を叩きながらも、どこか抜けているところがある愛すべきキャラクターだ。<超>実写版では、アニメーションファンが愛したマウイの姿を残したまま、生身の熱量が加わることで、そのチャーミングさは一段とパワーアップ!

 ドウェインは徹底的に準備を重ねてカメラの前に現れ、監督を「これこそが本物だ」と喜ばせたという。ロン毛&筋肉もりもりの力こぶでマッスルポーズを繰り出しながら、マウイの愛される個性をたっぷりと表現。ノリノリで歌い、踊り、モアナと丁々発止の掛け合いを見せる姿には、思わず口元が緩んでしまうほどの楽しさがあふれている。ドウェイン自身の個性が色濃く注がれることで、マウイというキャラクターの温かみがさらに引き立っていることもファン必見のポイント。日本版では、アニメーション版に引き続き尾上松也が続投。愛すべきマウイのキャラクター性を鮮やかに反映した楽曲「俺のおかげさ(You're Welcome)」を生き生きと歌い上げ、大いにワクワクさせてくれる。<超>実写版マウイの登場は、この夏の映画界における最大のトピックとなるだろう。

モアナと伝説の海

 モアナとマウイは弱さもさらけ出しながら、お互いを通して自分自身を見つけ、その可能性を押し広げていく。キャサリンとドウェインは交わす視線からも2人の関係性の変化を映し出すなど、役者としての相性もバッチリ。豊かな感情表現と抜群のコンビネーションで、ユーモアと感動に満ちた極上のバディを生み出した。観客は胸を躍らせながら、モアナとマウイと一緒に冒険へと出掛けている気分を堪能できるはず。

 また、モアナが可愛がるニワトリのヘイヘイや豚のプアも、<超>実写版ならではのコミカルな動きと愛らしさで物語を盛り上げる。まるで本物のような毛並みと温もりあふれる質感にワクワク、癒やされまくり! 見た目はキュートながら凶暴な海賊集団カカモラ、輝くものを集める巨大なカニのタマトア、溶岩に覆われた魔物テ・カァなど、モアナとマウイが立ち向かうキャラクターたちがスクリーン狭しと躍動。まるでスクリーンから飛び出してくるかのような圧倒的なスケール感が迫り、映像の隅々まで驚きが詰め込まれ、胸が高鳴ること必至だ。

モアナと伝説の海

 映画の余韻として残るのは、モアナの相手に寄り添う優しさと、未知の世界への恐怖や自分自身に向き合う芯の強さ。海をはじめとする心洗われる至高の映像美は、まさに夏にぴったり! アニメーション版への深いリスペクトと忠実な再現があるからこそ<超>実写版ならではの進化が鮮やかに際立つ。映像美とキャラクターの織りなすドラマに魅了され、観終わった後には明日への活力が湧いてくるような1本だ。(文:成田おり枝)

映画『モアナと伝説の海』は7月31日より全国公開

『モアナと伝説の海』<超>実写版でスケールアップ&パワーアップ!等身大ヒロイン・モアナの魅力を深掘り>>

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