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菅田将暉、主演作を観た両親の涙に「嬉しかった」

初日に喜びを語った菅田将暉
初日に喜びを語った菅田将暉

 菅田将暉が21日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画『』の初日舞台あいさつに来場し、先行上映で本作を鑑賞した両親が涙したというエピソードを明かして喜びを語った。この日は共に主演を務めた小松菜奈、共演者の斎藤工榮倉奈々も姿を見せた。

菅田将暉、小松菜奈、斎藤工、榮倉奈々『糸』初日に喜び!【写真】

 本作は中島みゆきの楽曲「糸」をもとにしたラブストーリー。日本やシンガポールを舞台に、平成元年に生まれた男女の18年の物語が描き出される。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、当初の予定からは約4か月遅れで初日を迎えることになった。

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 舞台あいさつは無観客で実施されたが、その模様は全国111の劇場に向けて生中継された。ステージに立った小松は「初日ということで昨日は眠れませんでした。1時間ごとに目が覚めて、ソワソワして。でも一人でも多くの人に届けばいいなと思います」とあいさつ。その言葉を受けた斎藤が「僕は昨日、たっぷりと眠りました。でも作品への思いは人一倍持っていると思います」とジョークを交えて語り、会場を沸かせた。

 8月12日には1日限定で先行上映が行われており、菅田はその際の反響について「両親が観てくれたみたいで、すごく泣いたと言ってくれました。映画館のトイレで涙が止まらなかったと言っていました」と明かす。「親には『もっと優しい映画を作ってよ』と言われて、たしかにハードな場面が多かったなと。そういう意味では響いたんだなと、嬉しかったですね」としみじみと口にした。

 また、撮影の合間に菅田と小松の写真を撮影していたという斎藤。「菅田さんとはあまり同じ空間にいる場面がなかったので、本当にわずかなタイミングで、ご無理をのんでいただいて。あまりにもいろんなものを注いでいるところだったので、本当にごめんなさい」と謝る斎藤だったが、菅田は「言われてみればそういうタイミングかなと思いましたが、嫌な感じはまったくなかったですね」と笑みを浮かべる。

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 一方の小松について斎藤は「沖縄ロケが最初で、海沿いに小松さんがいて絵画が動いている印象でした。その後も、今もそうですが、僕はシャッターを切るだけ。存在自体が作品なので」と独特の表現で称賛の言葉を送った。

 最後に、菅田は「過去に舞台あいさつを何回やったかなと思いながら、今日のこういった景色の舞台あいさつって、まあないだろうなと。思い出深い日になりました。今日が未来を作る日になればいいなと思います」とコメント。続いて小松も「中島みゆきさんの『糸』は多くの世代に愛されて、この映画もその一つになれば嬉しいです。今はソーシャルディスタンスもありますが、この映画は人に寄り添いたくなる作品。この映画が多くの糸をつなぐよう祈っています」と観客に呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)

映画『糸』は全国公開中

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