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高岡早紀、最初は“自称28歳”のヒロイン役に迷いも心境に変化「楽しいです」

高岡早紀「『死ねばいいのに』とかのセリフも心配で……」
高岡早紀「『死ねばいいのに』とかのセリフも心配で……」

 女優の高岡早紀が15日、スペースFS汐留で行われた映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』(6月18日公開)の公開直前イベントに登壇し、最初は乗り気でなかったという自称28歳のサイコパスなヒロイン役への思いを語った。この日は高岡と共に共演者の市原隼人内田理央佐々木希松木創監督も登壇した。

高岡早紀、内田理央、佐々木希が赤の衣装で競演!公開直前イベント【写真】

 本作は、第2回ホラー サスペンス大賞を受賞した五十嵐貴久のサイコスリラー小説「リカ」シリーズの「リターン」をベースに映画化した作品。2019年に東海テレビ・ フジテレビ系全国ネットにて放送されたドラマ最終回のその後が描かれ、運命の男性を手に入れるためなら手段を選ばない女の狂気が暴走するさまが描かれる。

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 高岡は映画化について「2019年に深夜ドラマから始まって、まさかその時は映画化されるなんて微塵も思っていなかったです」と述べ、ドラマのオファーを最初にもらった時の心境を「サイコパスな役は私にとってハードルが高かったので、あまりやりたいとは思わなかったんです。自称28歳という設定も、自分は28歳でもないのに28歳と言い張ってしまう役を本当にやっていいのかとさらに悩んだんです」と振り返る。

 さらに「台本に散りばめられた普段は口にしないような、例えば『死ねばいいのに』とかのセリフも心配で……」と不安があったというが、今では「こんな風に支持されて、今日のイベントにもたくさんの人が取材に来てくれている。うれしいです。(リカ役も今は)やっていて楽しいです」とにっこりと笑みを浮かべた。

 警視庁捜査一課刑事の梅本尚美を演じた佐々木は、高岡の演技について「リカが『正義とか善とか必要ない、必要なのは愛だけ』と言う場面があるんですけど、鳥肌が立ちました。見ていてとてもひきこまれました」と高岡の鬼気迫る演技に感銘を受けたと振り返った。

 この日のイベントでは、リカの性格にちなんだ「恋愛サイコ度」をはかる心理テストも行われた。「夕食の際にどれから最初に手をつけるか?」で「ご飯、汁物、小鉢、大皿料理」の中から答えを選というお題が出され、高岡はじめ全員が汁物を挙げると、高岡は「マナーのことがあるからみんな汁物を選ぶよね」と質問そのものに少々不満げ。

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 その結果、全員が「リカ度25%」というもので、二番目にどれに手をつけるかを続けて聞かれると、高岡と佐々木は小鉢を挙げ、ほかは全員が大皿料理をチョイス。初めて答えが分かれ、結果的に高岡と佐々木が「リカ度100%」との診断が下された。「何もかもが全てほしい。自分のものにしたいという欲求を秘めたタイプ」と言われると、高岡は思わず苦笑い。佐々木も「びっくり。100%かぁ……」とため息をついていた。(取材・文:名鹿祥史)

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