ADVERTISEMENT

次元役・小林清志さん死去 大塚明夫ら「ルパン三世」声優が追悼「次の世代に繋げていく」

小林清志さん(2019年撮影)
小林清志さん(2019年撮影)

 アニメ「ルパン三世」シリーズの初代・次元役などで知られる声優の小林清志さんが、7月30日に89歳で亡くなったと発表されたことを受け、同作の主要声優陣が、公式サイトを通じて追悼コメントを発表した。

 東京俳優生活協同組合(略称:俳協)は8日、小林さんが、7月30日の午前7時6分に、肺炎のため亡くなったと公式サイトを通じて理事長名義で発表。アニメ「ルパン三世」公式Twitterは「声優の小林清志さんが、7月30日にご逝去されました。『ルパン三世』ではパイロット版をはじめTV、映画と2021年まで次元大介の声をご担当いただきました。半世紀以上にわたるご活躍への感謝と共に、お悔やみを申し上げます。ありがとうございました」と小林さんへの感謝を伝えた。

 さらに、「ルパン三世」公式サイト「ルパン三世NETWORK」では、ルパン役の栗田貫一をはじめ、小林さんから次元役を引き継いだ大塚明夫、五ェ門役の浪川大輔、不二子役の沢城みゆき、銭形役の山寺宏一のコメントを掲載。栗田は「次元として、いつもフォローしていただきルパンでいる事ができました」と感謝し、大塚は「清志さんが50年かけて育てた次元大介 大切に守り、やがて次の世代に繋げていく所存です」と決意を明かすなど、それぞれが小林さんへの思いをつづっている。

ADVERTISEMENT

 俳協では「通夜葬儀に関しましては故人の意向により、近親者のみにて相済ませました」と発表。後日、お別れの会を行う予定としている。(編集部・入倉功一)

ルパン三世役・栗田貫一

ルパンが自由にできる様にいつもちょっと引いている次元。
山田康雄さんから急遽変わり、
右も左もわからないモノマネしかできない私を
いつもちょっと引いて下さっていた清志さん。
次元として、いつもフォローしていただき
ルパンでいる事ができました。
感謝しかありません。
ご冥福をお祈り致します。

次元大介役・大塚明夫

清志さん お疲れさまでした。
父周夫の旅立ちでは叶わなかったバトンの引き継ぎ
清志さんからはしっかりと手渡していただけた事嬉しく光栄に思っています。
清志さんが50年かけて育てた次元大介
大切に守り、やがて次の世代に繋げていく所存です。
ヒヨッコが大任を果たせるのかさぞ不安だとは思いますが
どうかごゆっくりおやすみください。
でも時々はチェックしに来てくださいね!
今夜はエピソードゼロを観ながら一杯やるつもりです。
もし気が向いたらいらして下さい。

ご冥福をお祈りします。

明夫

石川五ェ門役・浪川大輔

あまりに急なことに驚いていて、正直言葉が見つかりません。
あのニヒルな笑顔が鮮明に頭に浮かびます。
さりげない言葉と優しさにどれだけ救われたか。
自分自身への厳しさとプライドにプロというものを教えて頂きました。
今はただただ心から哀悼の意を捧げます。

峰不二子役・沢城みゆき

清志さんはいつもご自身と真剣勝負で、
静かに燃えながらマイク前に立つ姿をこんなに鮮明に覚えているのに、
もうご本人には会えないのかと思うと、…本当に残念で、悲しいです。
清志さん、もっとお話してみたかった気持ちが燻ります。
本当に最後までご自身を貫かれた姿は後続にはひどくプレッシャーです。
寂しいです。有難うございました。

銭形警部役・山寺宏一

小林清志さんへ
突然の訃報に驚き言葉を失いました。悲しいです。
かつて清志さんと同じ事務所に所属していたこともあり、
新人の頃からお世話になっていました。
唯一無二の存在感に憧れ、
ラジオ番組でロングインタビューをお願いした時には、
声優の話はもちろん、翻訳の仕事をしていた事や趣味についても、
若造の僕に対し優しく丁寧に話して下さいました。
10年に渡り「ルパン三世」で共演させて頂いた経験は、
僕にとって最高の宝物です。
キャスト変更の際、オリジナルキャストである清志さんにとっては
様々な思いがあったと思いますが、温かく受け入れて下さいました。
次元と同じくダンディで、仕事に対してストイックで、
ご自分の美学を貫き通したお姿は本当にカッコ良かったです。
コロナ禍という事もあり「次元お疲れ様会」が出来ず、
直接ご挨拶が出来なかった事が残念でなりません。
心から「お疲れ様でした。そしてありがとうございました」と言わせて下さい。
ご冥福をお祈りいたします。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT

おすすめ映画

ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT